友達とは
ある日ふと「友達とは何なのだろう」という疑問が浮かんできたのですが、自分なりの答えが出せずにいます。そこで、質問をさせていただきました。
よくこのような疑問にたいして「自分が友達だと思えば友達なんだ」と答える人がいます。
仮に、AさんとBさんがいるとします。
AさんはBさんのことを友達だと思っているけれども、BさんはAさんのことを友達とは思っていないとすれば、AさんとBさんの関係は何なのか。
このように考えてしまい、なかなかそれ以外の考え方ができずにいます。
上記のように私が考えていることはただの屁理屈であり、もっと単純に考えれば良いことだとも思うのですが、このモヤモヤした気分を少しでも楽にしたいのです。
わかりにくい質問内容で申し訳ないのですが、お言葉を頂けましたら嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
友はあなたが決めることです
世間には知ってる人が沢山いますが、なにかのグループや仲間であってもみんなを友達とは思いませんね。人間は好き嫌いがありますし、毛嫌いとか、虫が好かないとかいって付き合う相手を自分の好みや感覚で選んでいると思いますね。心を許しあえる友ができれば親友ということになりますが、何十人も親友がいる人はいないでしょう。
私は八十年生きてきましたが、親友だと互いに認め合うようなお付き合いをしてきた友達は十人もはいなかったですね。みんな僕より先に果てましたので、親友はいまはいないといってもいいです。親友は心が通じているように思う存在ですね。兄弟よりももっと理解しあえているようにも思って付き合ってきたのが友達かと思います。
しかし友達とはこういうものであるという定義などはいらないと思いませんか。
自分がそう思ってこころおきなく付き合っていけるのが友。
なにかの折りには、相談もしあう。助け合う、一緒に楽しい仕事もする。
そういう友達になってくれた人生の先輩も何人かいて、私は友達にどれほど人生を豊かにしてもらったことかと思います。
友達とは切磋琢磨して生きてきました。
意見が違って喧嘩したりすることがあっても、常にいいライバルであったとも思います。
人生に友人や友人にまでならない付き合いもありますが、敵はいないしつくらない。
常に自分をひっぱりあげてくれる好敵手が友人でした。
参考にはならないかも知れませんが、読ませていただいて思ったことです。
酌み交わし談論したる数々の夜思いだす亡き友の声
質問者からのお礼
質問に答えていただきありがとうございます。
互いに切磋琢磨したり、助け合ったり、ライバルのような存在であったり、私にも様々な形で人生を豊かにしてくれる存在がいてくれたことに気付かされました。
そういった、私がこれからも大切にしていきたいと思っている人たちが私にとって友達なのではないかと思います。
しばらくの間悩んでいたことに答えを出すことができてスッキリしました。本当にありがとうございました。