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仕事をクビになった

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

今の時期で私だけでは無いかもしれません多くの方が似たような悩みだと思いますが相談させて頂きます。

昨日。仕事をクビになってしまいました。

昨日までの頑張りが全て
無くなったというか喪失感があります。
これからどうなるのかは分からないけど
頑張って行くしかないなと自分では思います。

応援の言葉が欲しいです。よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今までの経験を活かすことを意識してください

ご質問有難うございます。
拝読させていただきました。

職を失うことは、それこそ生きる術を失うことと同じようにお辛いことですね。
しかもそれが、ご自身の一生懸命されていることだとなおさらです。

お釈迦さまのお生まれになった国、インドでは日本のように四季がなく4月から9月の雨季、
10月から3月の乾季があり、その乾季には雨がほとんど降ることはないそうです。

そのため、たまに降る雨を「慈雨(じう)」「甘露の雨」と呼ばれ、乾季に雨が降ると、夜中でもインドの人は表に出て、飛び跳ね大喜びをするそうです。

空から降る雨は、同じなのですが、その能力や境遇によって受け取り方が異なってきます。
高い樹・太い樹・小さな木、中くらいの樹もその高さや太さに応じて水を吸収して、思い思いに成長します。
根も茎も枝も葉も、また花や実も雨のおかげでつやつやと光り、色も美しくなります。
降りそそぐ雨は同じものですが、受ける人によってそれぞれに成長していきます。

草や木は私たちだと考えてみますと、今置かれている境遇も一人一人受け取り方は違いますね。

ゆうちさんの心は、職を失ってしまった、今までの苦労が水の泡になってしまった、とカラカラの心になってしまっていると思います。

しかし、いまこのような状況だからこそ、自分を見つめなおし、今後のことについてお考えになられたらいかがでしょうか。

しばらく待っていると、必ずゆうちさんに「慈雨」「甘露の雨」が降り注いできます。
その時にどう行動されるか、前もって考えて行動されるのとされないのだと大きな違いになると思います。

この世に無駄なものなどありません。
全然違うことをするようになっても、今までの経験を活かすことを意識してください。

今後のゆうちさんの人生が明るい未来になりますようにお祈りしております。

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おきもち

合掌 私は日蓮宗の坊さんです。 2人の男の子を持つ父親でもあります...
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