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中絶しました

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有り難し有り難し 38

私は人工中絶手術を受けました。
妊娠9週目でした。
妊娠がわかった時は戸惑いもありましたがもちろん嬉しい気持ちもありました。

ですが、私は小さい頃からの夢がありました。その夢のためにずっと頑張ってきて、叶えることができて、やっと順調に仕事を、できるようになってきてやりがいを感じてきていました。

そんな時に妊娠が発覚。
パートナーとは将来一緒になることも考えていましたし、産みたいという気持ちがゼロだったわけでもありませんでした。

ですが、私が選んだのは赤ちゃんを諦める。中絶という道です。
経済的にも、周りの環境も、すべてのことを考えて今はまだ赤ちゃんを迎える時期ではないとパートナーと話し合い、決断し、中絶手術を受けました。
毎日毎日泣いていました。
ほんとに自分勝手で、わたしが悪いのに。
こんな決断ほんとにいいのか、手術を受ける直前まで悩みました。
でも、何度考えても今の私には出産は難しいことでした。

つわりがひどく、1週間何も食べられず、仕事も休んだこともあります。
身をもって、赤ちゃんがいると感じながもその小さな命を私自身が消してしまったのです。なにも悪くない命を、その子の未来を私が奪ってしまったのです。

どう考えても、自分のしたことを許せるわけなく、私のところに来てくれた赤ちゃんに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
こんなこと誰にも相談できず、苦しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

断腸の思い

"すべてのことを考えて今はまだ赤ちゃんを迎える時期ではない"
つらい選択だったね。

でも、きっとそれがあなたなりの命への責任の取り方を選んだんだろう?これがベストだったのか、善かったのか悪かったのかは、この際、僕は評価する事を避けたいと思う。

ただ、
今後のあなたの人生において、もし思わぬ幸運が転がり込んでも、自分の手柄だなどと慢心して絶対に有頂天になってはならない。どんな小さな幸運も、我が子の屍を乗り越えていった上に成り立っている事を忘れないでください。
逆に、どんな不運に遭遇しても「どーせ私なんか」「もう死にたい」などと言って、絶対に投げやりになってはいけない。どんな不幸も、あなた方の都合で我が子を犠牲にした報いであるとし、余すこと無く引き受けていかねばならないと覚悟してください。

そう肚を決めて生きていけば、仏様はいつかきっとあなたを迎え入れて下さるはずです。

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おきもち

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質問者からのお礼

ありがとうございます。
どんな小さな幸運も、大きな不運も、
受け入れ、空にいる我が子に恥じないように私らしく生きていこうと思います。
本当にありがとうございました。

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