hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

せめて妹並みに母親に愛されたい

回答数回答 1
有り難し有り難し 15

5歳の時に実父を事故で亡くし、それ以来お姉ちゃんなんだから、という言葉に縛られて生きてきました

妹はさすがに可哀想だと新品を用意してもらえるのに、貧乏だからと私は親戚からのお古ばかりで洋服などをやりくりさせられていました

逆に父方の祖母が変に初孫の私を溺愛していて(その割には親戚中から古着を集めるくらいで新品を与えられることはない。お祝い事の金銭面で凄まじく格差をつけていたらしい)、
妹は適当にあしらわれているのが子どもから見てもわかるほどで、祖母に嫌悪感を抱いていました
当事者の妹や次女を粗末に扱われる母はもっと嫌だったのではないかと思います

それでも妹が進学で上京するまで3人で住んでいた時代は喧嘩になるといつも母は妹側につき、妹が悪かったとしても私に謝らせることはしませんでした

私は病気のこともあり、一生結婚せずに経父と母を看取って死ぬのだと思っていましたが、
2019年夏に突然恋人ができ、すぐにプロポーズされて今夏結婚することになりました

母は搾取していた長女がいなくなるのが許せないのか空の巣症候群になり、私により冷たく当たるようになりました
妹は同時期に妊娠が判明したことで余計に優位に立ったと思ったのでしょうか?
私に結婚生活・家族計画についてあれこれ指導してくるようになりました

甥が生まれてプレゼントをしたときも妹は文句ばかりで、義弟が喜んでいたという情報が母から入ってきただけでした

今でも母と妹は友達親子のように仲がよく、
私は顔を会わせれば小言ばかり言われ、結婚後も自分のいいように行動させようと命令調で説教ばかりしてきます

せめて、妹と同じように自由にさせてほしいし、大切にしてほしいと思うのはいけないことでしょうか…


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの人生を歩んでほしい、母と距離を取るべき時期に来ている

お母様との関係に悩まれており、妹自分への扱いの違いを感じられ妹と同じように大切にして欲しいし、自由にさせてもらいたいと思っているのですね。
苦しいですね。多分長年一緒に居る者だけが分かる独特の苦しさなのだと思います。全てを理解することは出来ませんが、相談から感じたことを伝えさせて下さい。

あなたは、母に大切にして欲しいと思っている、そしてそれは自由にする事と感じられている。その通りだと思います。本当に大切にするというのは、コントロールや支配ではなく、気にかけながらも相手の固有の人格を大事にすることだと思うのです。失礼な言い方になるかもしれませんが、お母様は自分と娘であるあなたとの分離ができていないのではないかと感じます。コントロール・支配が愛だと思っておられる。実はお母様はあなたに依存しているのだと思います。しかし、これでは子供が大人に成れません、大人と子供の立場が逆転している。そして、あなた自身もまた、お母様と自己を同一視し、母の考えを内面化している所がないでしょうか?こうした苦しみがあるのではないでしょうか。

今あなたに必要なのは母と自分との分離だと思います。母と自分は違う人格だと徹底的に分ける。冷たく感じるかもしれませんが、今距離を置くべき時なのだと思います。結婚を期に、あなたは思い切ってお母さんと距離をとったほうが良いかもしれません。お母さんは無意識のうちに、拒絶反応を示すでしょう。今までの依存先が無くなるのですから。でも、それを思い切って突き放すべき時に来ています。大事な局面だと思います。あなたの人生を生きて。
妹と同じように大事にして欲しいというのは自然な事です。距離を取ってお互い見えてくるものがある。どちらにせよ、お母さんは他者です。思い通りに変えられません。しかし自分の事は変えられます。そこから、お母さんにもいつか変化が起こるかもしれない。しかし、残念ならがお母さまからの愛を期待するのは難しいです。新たな場所・新たな関係であなた自身が良いと思える愛を築いていって欲しい。私も親子関係に苦しみました。どんなあなたでも応援しています。困ったらまた相談して下さい。

【参考にしてみて欲しい図書】しんどい母から逃げる、母がしんどい、それでも親子でいなきゃいけないの?(田房永子)、母と娘の「しんどい関係」を見直す本、家族卒業(速水)、魂の殺人(アリスミラー)

{{count}}
有り難し
おきもち

浄土真宗本願寺派の僧侶です。 産業カウンセラーの資格を持っています。...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

お返事ありがとうございました
なるべく母との接触を減らし、過剰な干渉も断るように心がけていますが、それでもやまないので、先日とうとう実家のポストに「毒になる親」を投げ入れてきました
これで少しは自分の行いを振り返ってくれればいいのですが
依存先を失くすと次の依存先を探しそうで少し母の周囲が心配です
でももう放っておこうと思います
重ね重ねありがとうございました

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ