hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

愛情不足で寂しいです。

回答数回答 2
有り難し有り難し 48

初めて相談させて頂きます。

昔のことを思い出しては、家族にもっと甘えたかったと涙が出てきます。

父は怒りっぽく、私はいつも機嫌を伺っていて
母は、おばあちゃん(姑)が嫌いで、私が小学生の時から、よく愚痴を聞かされていました。

私が聞いてあげたら、母の気持ちが晴れて機嫌も良くなるので、いつも「うんうん」と話を聞いていました。

それに、父に相談しても、キツイ言葉が返ってくることが多いことを知っていましたので「私が母の味方になってあげなきゃ」とも思っていました。

母の聞き役だったことと、性格もあってなのか自分の相談は中々できませんでした。

相談したとしても、本当に辛かった、部活を辞めたいと相談した時も、理由を聞かれず「辞めぐせがつくから」と、反対され、大事な進路の話の時には「お前が目指してる学校に入るなんて120%無理だ」と否定される事を言われたりするので次第に相談してもなと、諦めていました。

ストレスを溜め込みやすく
小学生ぐらいから、爪を剥いだり、背中一面の皮膚がなくなるまで掻きむしって自傷行為をしていました。
親からよくその事で、怒られていましたが、自分でも何故、自傷行為をわかりませんでした。

ただ、この人達は本当の親では無いのかもしれないと感じている自分がいました。

今となっては自傷行為も、もしかしたら心配してほしかったからなのかもしれません。

大学を4年前に卒業し、親元から離れたところで就職してる今、何故だか強烈に昔のことを思い出して涙が出ている自分に驚きます。

わかってるんです。
父も母も不器用な人だということを。
習い事や大学まで出させてもらって、金銭的に困る事もなく育ててもらい感謝しています。

ただ、もっと構って欲しかった。
話を聞いて欲しかった。
向き合って欲しかった。
好きなおばあちゃんの悪口も聞きたくなかった、家族仲良くして欲しかった。

このことを親に伝えても、今更傷つけてしまうのでは無いかと言えません。

長々とわかりづらい文章で申し訳ございません。何かお言葉を頂けましたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人を愛するためには。

あいさんのご心痛お察し申し上げます。

何事も我慢して、両親に気配りして本当にお疲れ様でした。もちろんこれで終わった訳ではありませんが、こうして両親と離れて生活していることで、冷静に客観的に自分を見つめなおすことができたのでしょう。これはこれで大切なことかもしれません。
でも、そのせいで淋しかったこと、甘えられなかったこと、特に辛かったことが走馬灯の如く駆け巡っていると思います。

さて、過去のことについては、そして両親の性格、考え方等はご承知の通りで何一つ変えることはできないと思ってください。
その上で、これからの接し方を考えていきましょう。両親と言えども他人です。どのように接するかさえ分かれば余裕をもって対応することができます。毅然と接すればいいのです。もちろん親孝行という面も含めてです。

もう一つ、あいさんの心はこのままでは救われていませんので、可哀想だった自分自身を救ってあげなければなりません。誰に救ってもらうではなく、自分自身しかいません。何故なら自分しか本当の苦しみは分からないからです。
方法としては、過去の辛い思いを思い出した時、その情景を思い出した時、その時の苦しんでいる自分、悲しんでいる自分に対して大丈夫だからとイメージしてください。泣いている自分を抱きしめてあげてください。思っきり泣いてもいいです。その方がいいかもしれません・・・その後、自分の変化に気づいてください。それは体験して頂くしかありません。

人を愛するには、自分を愛してください。
辛かった過去の経験を活かすには、自分の辛かった経験が昇華していないと、逆に相手をいじめることになります。ゆえに、両親を許し、自分自身も労わってあげてください。

{{count}}
有り難し
おきもち

日蓮宗のお寺で、名古屋市南区にあります。 ”お寺は生きている人のためにも...
このお坊さんを応援する

まずは…

あいさん
こんにちは

過去の出来事色々ありましたね
今でも抱え込んで生きていらっしゃるようで…大きな苦しみなのかと思います。

恥ずかしながら、私も実は親との関係が良いとは言えません。
構ってほしかったとか、癒やしが欲しいとか、話を聞いてほしいとか、同じような気持ちになることもありました。

ひとつの方法として、その過去に戻ってやり直す方法がございます。
と言いましても、実際にタイムマシンに乗って戻るわけではないです。

方法としましては
まずは自分が落ち着く空間に行きましょう
そして、目を閉じ、息をすべて吐いてしまいます。そして、鼻からゆっくりと7秒ほどかけて吸い込み、口から細くゆっくり吐く。
これを繰り返し、心と呼吸を整えてください。

そして、落ち着いた状態で子どもの頃の自分になりきり、思い出し、甘えたい事を甘えたいだけしてきてください。

そこにいるお父様やお母様には理想的に、振る舞ってもらいましょう。
甘える対象が誰でも良ければ、甘えたい人に甘えてみてください。
もし、何か嫌なことをされたら、今の自分(20代の自分)に戻り抵抗すればいいですし、
いざとなったら、戻ってきてください。

過去を脳内で修整することは多少可能です。
ただこの方法は、つらいことにも向き合わなければいけないこともあります。
その時は強い自分を出すか、現実に逃げるかなどです。

別の方法ですが…
こちらは、まずは自分からということです。
甘えたい、甘えさせてほしい
母の話は聞いたので次は自分が聞いてもらいたい
ここに書き込みをしていただければ、お話を聞くことは出来ます。
甘えさせてあげることは、インターネットを介すると難しいですが…
なので、まずは自分がしてほしいことは、誰かにしてあげる。

このときに見返りを求めてはいけません。
そのしてほしいことを相手にできたということに感謝をしてほしいです。

巡り巡って、何かしらで自分に戻ってくるかもしれませんが、期待はせずに。

忘れた頃に返ってくるかもしれませんし、
実はもう返ってきているのに気づいていないだけかもしれません。

{{count}}
有り難し
おきもち

臨済宗という宗門のもと修行をさせていただいております。 皆さんがご存知な...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

鈴木海祥様
ここへ質問させていただく前は、もしかしたら、甘えるななどと、厳しいことを言われるのかもしれないと少し怯えておりました。

優しいお言葉ありがとうございます。
この虚しさも、過去の自分を見つめることでいつの日か消え、これからの人生、幸せだと、生まれてきてよかったと、そう思えるように自分の過去を抱きしめて自分を愛してみます。

徳禅様
ご回答ありがとうございます。
脳内の修正では、親にうんと甘やかしてもらいます!過去の私が出てきたのも、何か意味があったのかもしれません。愛し愛されるそんな人になるために。お話しを聞いて頂きありがとうございました。

また、一人、心が折れそうな時は相談させてください。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ