会社に行けなくなりました
40代の夫婦です。子供はいません。
昨年主人の転勤で住み慣れた地元から引っ越してきました。
私は、ずっと地元で生活していたので新しい場所での生活にとてもワクワクしていました。
無事に引っ越しも終わり主人も新しい部署に出勤し毎日しんどそうですが頑張っていると思っていました。
ですが日に日に主人の食欲がおち笑顔もなくなり様子がおかしくなってきました。
新しい部署の上司や同僚とうまくいってないようでした。
元々大人しい性格で人との付き合いが下手で自分から新しい事にチャレンジするタイプではありません。
この年代になり住環境や仕事内容、人間関係の変化に対応できなかったようです。
いくつかのクリニックにも通い2ヶ月ほど休職後復帰しましたが、うまくいかずまた会社に行けなくなりました。
家でも沈んでいることが多く時々死にたいとも口にします。
同じように沈んでいるのはよくないと思い明るく接しようとしていますが、そういうのも煩わしいようで、どうしたらいいかわかりません。
元の部署(地元)に戻れないかお願いしていますが、このまま地元に戻ることで治るのかどうかもわかりません。
用事で外にでている間も
主人を一人にしておく時間がとても不安です。
今住んでいるマンションは6階なのでベランダにでたりすると気になって仕方がありません。
彼の不安をどうしたら和らげてあげられるのか悩んでいます。
会社は辞めたいとは思ってないらしく、とにかく慣れたところに戻りたい気持ちが大きいようです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
まずは、ゆっくりとした日々を
拝読させていただきました、慈陽院の平本と申します。
ご主人のことでお悩みになっているのですね。
まずご主人の悩みの原因がもし環境変化によるものであるならば、たぶん元の環境に戻れば回復すると思われます。ただ地元に戻っても回復しない場合には、更に原因を見つけださないといけません。
またその原因が容易に解消できない場合は、解消方法を模索しなければいけません。
どちらにしても、まずは、心を平常な状態に戻さないと正しく判断し決断することができないので、平常な心を作ることを最優先にやった方がいいと思います。
そして平常な心の作り方ですが、今のご主人であるならば、まず他人と比べることをしないようにします。規則正しい生活をするようにして、無理をしない範囲で、一日一回外に出て五感で自然を感じるようにしてみてください。日差しや風や草花や木々や鳥のさえずりをききながら五感で自然を感じます。ご存知かもしれませんが、自然を感じることは、心をかなりリラックスさせる事に有効と言われています。
そして焦らずにスローライフをイメージしながら生活をしていけば、おのずと心が平常な状態になっていきます。
心が平常化していくと、まず活力がだんだん湧いてきます。この活力が湧いてきたときに、原因を追求したり、原因に対して分析や対策を考えることができると思います。
心の病を発症したときというのは、自分の価値観に限界を迎え八方塞がりになったときに発症をします。
なので病を克服するには、自分の価値観を進化させないといけません。しかし自分の価値観を進化させ心の病を乗り越えた人は、人間の器が大きくなる傾向があります。
ピンチというのは、新たな自分に生まれ変わる時期であると思いますが、相手にそういう事を気づかせることは、本当に大変なことだと思います。
ただ今は、そんな精神状態ではないと思いますので、スローライフをイメージしながら規則正しい生活をし、一日一回外の自然を感じる日々を過ごしてみてはどうでしょうか。
またお悩みごとがありましたら、ご相談お待ちしております。
問い詰めないで見守って
旦那さまがお具合がよろしくないとのこと、心配ですね。
恐らくは、新しい職場での人間関係や、もしくは、元の職場からそこに移らざるおえなかった、職場での何ががあったのが原因かもしれませんが、今はご本人が話そうとされないのに、しつこく聞くのは危険です。
恐らく旦那さんは、いろいろな原因が考えられると思いますが、鬱状態になられていると思います。
可能であれば、ネットで評判の高い心療内科を調べてご一緒にご受診されることをお勧めします。
ご主人には、心の風邪は誰でもかかるから、酷くならないうちに受診しようと進めてみてはいかがでしょうか?
必要であれば、まとまった期間お仕事を休ませて頂けるように、診断書を書いて頂くことをお勧めします。
今の旦那さまは、少しでも仕事から離れて休まれる必要があるかもしれません。
鬱になる方は、とても真面目な方が多いとお聞きしています。
仕事を休むことにかなりの拒否感があるかもしれませんが、鬱は放っておくと悪化してしまいます。
信じられないかもしれませんが、寝たきりになりトイレにも行けなくなる場合もかなりあるのです。
そしてまだ動ける時と、悪化した後回復して少し動けるようになった時が大変危険です。
安易に本人を散歩に連れ出すことも悪化の原因になるそうですから、散歩も本人が嫌がる場合は控えた方がいいと思います。
投薬は必要ですが、体質に合う薬が見つかるまでは、副作用との戦いになるかもしれません。
でも、医師と密に連絡を取り薬を変えてもらうことを繰り返すと、必ず本人にとって良い薬が見つかります。
鬱は 奥様が、しっかりと取り組む覚悟が必要な病気です。
辛いことが多いと思いますが、どうか旦那さまを支えて差し上げてください。
診断書があれば、会社を月単位でお休みしても、正社員であれば傷病手当という制度が社会保険の中にありますから、それを申請できれば確か2年?くらいお給料の6割が社会保険事務所から支払われると思います。(正確には傷病手当で検索して調べてみてください)
まずは、経済を心配せずに休めるという状況を作って差し上げ、
奥様が見た目のんびりとして必要以上に話しかけず、でもさりげなく旦那さまから目を離さないでいて差し上げてください。
旦那さまの回復を心より祈っております。
質問者からのお礼
平本 優眞様
悟東 あすか様
ご丁寧にありがとうございました。
そうですね、今はとりあえずゆっくりといつもの自分を取り戻す為の時間が必要なのかと思います。
そうは思いつつも、きつくあたってしまうことも多く毎日反省の日々です。
今は猛暑とコロナの影響でなかなか外にでるのも憚られますが様子を見て気分転換ができるといいかなと思っています。
色々とアドバイスをいただき本当にありがとうございました。急がず頑張っていきたいと思います。