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家族という呪い

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自殺願望で多々ハスノハの皆様にお世話になったものです。これまでさまざまなお言葉を頂いた身で申し訳ないのですが、今一度お力添えを頂きたく存じます。

私はこれまで、「やることが思いつかない」「死ぬという恐怖にかまけることが嫌い」「社会貢献を盾に社会の一部分である個人を殺しうる今の日本の労動環境で生きたくない」といった言い訳をしながら、どうやって死の痛みや人情による自殺の意志のブレに立ち向かうか、ということばかり考えてきました。
希死観念が薄れてきた今、その理由を自分なりに分析したのですが、その結果「家族の不甲斐ない面に執着してきた」という結論に至り、その執着をどう払拭すべきか迷っています。

私の両親は自分が希死観念の悩みを打ち明けた時に「生きててよかった」と言ってくれる人情の持ち主ではあるのですが、父母ともに看過できない欠点があります。

まず、母は祖父母から戦争経験を言い聞かせられたことで過保護で心配性な面があり、食事を作りすぎる悪癖があります。私はそのせいで幼少期から肥満に悩まされたこともあって食事制限と運動を一年ほど続けて体重を10キロ落としたのですが、母はそのことを今も良く思っておらず、帰省時に私が食事を減らして欲しいという度に不機嫌になります。
父は、母よりは精神的に落ち着いてますが、山奥の集落育ちで地域の外との交流が浅かったためか度が過ぎる不器用を見せることがあり、父方の祖母の嫁いびりを咎められず母にトラウマを植え付けてしまったり、効率の悪い仕事ばかりして母を怒らせてしまったりすることがあります。

ただ、私が一番気に食わないのが、こうした問題点を咎める度に「仕事が忙しくてできない」「年のせいで上手くいかない」「人間はお前みたいに強くない」などと言い訳をして逃げ腰になる両親の姿勢でした。私の希死観念は、どうもそうした元来の人の弱さを克服したい、という克己心が暴走するあまり、死の恐怖すら克服しようとしたものではないか、と思っています。

私は、人の内発性を出来るだけ尊重したいと思ってるので、最近は両親に苦言を呈する事は無くなったのですが、こうした両親に対する諦観を野放しにすると、自身の反骨精神がまた暴走しかねないという不安も抱えています。

人道で悩むべきか。修羅道で戦い続けるか。今、選択支の瀬戸際で悩んでいます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

とりあえず離れてみてから

拝読させて頂きました。
あなたのお気持ちを読ませて頂きました。あなたのお気持ち全てがわかるわけではありませんけれども何となくあなたのお気持ちわかりますし、あなたがそうお考えなさることもわかるように思います。

読ませて頂きあなたが自分のこともご両親のこと特に悪いとこに大変執着していらっしゃるように感じました。
あなたがそのご両親の未熟と思われる部分や弱い部分にこだわればこだわるほどとらわれてしまい、かえってあなた自身とらわれて苦しめているように見えます。
あなたはご両親から育てられていますから確かにあらゆる面で多大な影響を受けてはいらっしゃるかとは思いますが、別人格ですし別の人生を歩んでいます。
ですからひとまずご両親から心身共に離れてみましょう。そしてご両親について考えることをやめてみてはいかがでしょう。
それぞれの人生ですから一緒に歩むことはあってもそれぞれ思うこともやることも違っていていいのです。
あまり気にすることもありません。
一度ご両親とのことやこだわりやトラウマになることを手放してみてはいかがでしょう。

あなたにはあなたの人生や生き方や生きる道や価値観や生活感がありますからね。

あなたがご自分の人生や生活をじっくりとご自身で見つめながらあなたらしく生きていくように、とらわれることなきようにスッキリと生きていくようにと祈っていますね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ご相談に乗っていただきありがとうございます。
頂いた回答を読んでて思ったことがあるのですが、私がこうした両親の欠点に執着する理由として、親のあり方が人間の理想の極致であると刷り込まれてきた反動なのではないか、と考えました。
それを考えると、お坊様の言うように両親から離れるということは一理もニ理もあると得心しました。

ただ、両親のあり方、自身のあり方を受け入れるには相応の時間がかかると思われます。その間に、また死にたいという発作が出てくるかもしれません。
未熟で身勝手な身で申し訳ないのですが、その際はまたハスノハに駆け込ませて頂くこともあると思いますので、よろしくお願いします。

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