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薄情になった姉との関わり方

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40代女性、3歳半年上の姉がおります。
私は独身で両親と同居、姉は結婚しており、社会人の娘がいます。姉は一年半前に、資格を取るために仕事を辞め、今は学生です。

近年、両親が年老いたな、と感じる局面が増えてきました。姉は我が家から3駅隣に住んでおり、時々様子を見に来て欲しいと頼んでいるのですが、学校が忙しい、とか、涼しくなったら、などという理由により、なかなか寄り付きません。姪が小さい頃は、保育園の送り迎えなど両親を頼っていましたが。

3年前、父方の伯母が亡くなりました。独身でしたので、父が相続人の一人であり、相続手続きをする必要があったのですが、高齢にて億劫がり、放置していたので、見かねた姉が手を出しかけました。
しかし、途中で手に負えなくなったのか、私に丸投げされました。
法律事務所に一緒に行く約束をしていたのに、当日体調不良でドタキャン。
その後は我関せずでした。

さて、数日前、姉の誕生日でした。
プレゼントと先日旅行したお土産を発送しました。配送履歴を見るとたしかに配送済なのに、今のところ届いたよ、も、ありがとう、もありません。

もう少し責任感と礼儀のある人だと思っていましたが、姉は変わってしまったのでしょうか。
あるいは高齢の親と独身の妹をリスクと見做して、距離を置きたいのでしょうか。

私はこれ以上姉に失望したくないのですが、この先どのような心持ちで過ごすのか良いと思われますでしょうか。

2025年9月16日 22:47

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

約束を交わしておくなど、しっかり決めてトラブルを防ぎましょう

家族のことなのに…親のことなのに…、お姉さんは我関せずと言いましょうか、優先度がどうも違うようで、残念な気持ちになりますよね。

薄情。そうですよね、お姉さんは、ご自身のスキルアップに熱心な様子で、ご実家のことなど気に留める様子もないように感じられますよね。
「妹がいるから大丈夫」きっとそんな気持ちでいらっしゃるのでしょう。

お姉さんにも家庭があって、あちらはあちらの事情もあるのでしょう。だけど、「いつもありがとう」「任せてばかりでごめんね」「助かっているよ」「安心しているよ」そんな言葉の一つくらい あってもいいんじゃないの?って呆れてしまいますよね。

両親のことを、どのように考えているのか。このまま、私任せで、押し付けられるようなことになったら。そんなことまで考えてしまうと、自由に生きているお姉さんの姿に、モヤモしてしまいますね。

ただ、学生生活も若い頃のようにはいかず、体力も頭の回転も 授業についていくことに必死なのかもしれません。あなたからのプレゼントに返事をする時間の余裕がなかったり、後でと思いながら忘れてしまわれているのかもしれませんね。悪気はないのでしょうけれど、ついつい あなたに甘えておられるのでしょう。

姉妹の距離を置いても、お姉さんは あなた任せで安心しきっておられると思いますので、あなたも言いたいことは伝えたら良いと思います。

また、現実的に両親のこれからをどのように考えていくのか。お姉さんと約束を交わしておくなど、しっかり決めておくほうがトラブルを防げますよね。

2025年9月17日 3:19
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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴トレーナー、手話、要約筆記、行政相談員、小学校 中学校支援員としても、ケアサポートをしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター.中学校DV授業 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
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姉との距離に揺れる心をどう整えるか

ご相談を拝見しました。ご両親の老いを支えながら、姉との関わりに心を悩まされているお気持ちがひしひしと伝わってきます。

1. 姉の変化をどう受け止めるか

姉が「以前は頼りになったのに、今は責任感や礼儀を欠いているように見える」という違和感は、とても自然な感情です。学生生活に戻ったり、自分の生活を優先せざるを得ない状況にあるのかもしれません。ですが、妹として誠意を尽くしてきたあなたからすれば、その態度は「見捨てられたように感じる」ほど辛いものです。

仏教には「諸行無常」という言葉があります。人も状況も常に移ろい変わっていきます。かつての姉と今の姉は同じ人であっても同じ関係性ではなく、そこに失望や寂しさが生まれるのは自然なことです。

2. 期待と距離のバランス

「もっと責任感を持ってほしい」「ありがとうの一言がほしい」
その思いは正当です。しかし、それを姉に求めすぎると、裏切られたときに深く傷ついてしまいます。
ここで大切なのは「相手を変えようとするのではなく、自分の期待値を調整すること」です。姉からの礼や支援を前提とせず、もしあれば「ありがたい」、なければ「今は距離を取る時期」と受け止める。これが心を守る智慧になります。

3. 自分の心のよりどころを持つ

姉に頼れない分、ご両親やご自身の支えをどう確保するかが大切です。包括センターや地域の支援体制を上手に活用することも、あなたの負担を軽減します。そして何よりも、自分が尽くした思いやりや行動を「無駄だった」と見なさず、「自分は誠意を尽くした」という事実を心の支えにしてください。

仏教では「因果」は必ずめぐると説かれます。感謝が返ってこないこともありますが、あなたの行いは必ずどこかで心を温め、縁を結び直す力になります。

まとめ

姉に期待しすぎず、「あの人は今はそういう歩みをしている」と受け止めること。失望を減らすために、自分の心を守る距離を取ること。そして、自分が尽くした優しさを誇りとして抱くこと。
そのように整えていくことで、姉との関係に揺れ動く心を少しずつ穏やかにできるでしょう。

合掌

2025年9月17日 14:09
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仏教×対話×ビジネス。僧侶・理学療法士・プロファシリテーター。死生観から整えるコンサルタント。仏教と対話で導く、リーダーのための内省と再構築。ビジネスという営みを通じて、人が本音と出会い、本来の個性で生きる場をひらいています。 ※お坊さん回答の中に「鈴木光浄」がおりますが当初諸事情がございまして私が回答したものでございます。そちらもあわせてご参照ください
職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。 ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。 私は伴走させていただきます。 理学療法士でありますので、これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。 町の診療所から在宅までキャリアを築く。 2歳から108歳まで患者さん担当。 カウンセラー、コーチ、コンサルタントでもありますので メンタルヘルスから新規事業、マネジメントまで相談対応可能。 ビジョンワークはライフワーク。

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