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在宅ケア余命宣告受け止められない

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前にも一度母の事で相談させて頂きました。末期癌で余命がほとんど無いと宣告され、母の希望で在宅ケアにして1週間経とうとしてます。在宅の医者にも看護士にも今月もっていい方で、とか言われて戸惑ってます。お盆の一時帰宅には自分で歩いて少しですが私達家族と食事も出来ました。なのに数日で容態が急変し、寝たきりになり食事もしなくなりました。母の希望通り帰宅して良かったですが、実家は両親二人だけ住んでいて、私も弟も別に住んでいます。それぞれ1時間程で通える所に住んでます。
私は主人を置いて今は実家に泊まってますが、いつ母が急変するかわからないので離れる事も出来ず、でも家に戻って少しは家事と自分の気分転換もしたいのです。父には申し訳なく贅沢な事だと思いますが、ずっと不安でストレスもたまり、しんどいです。でもそれは高齢の父も同じだと思うし、父は他に行くところがないので、私だけ自分の家に戻るのも気が引けます。そんな思いで毎日モヤモヤします。弟は働いてるのでなかなか実家に来れません。母は帰宅したら少し元気になるかもと期待してたようで、こんな事になってかわいそうでありません。だから少しでも一緒にいようと思うのですが、それとは別の気持ちで少しだけ離れたいのもあります。わがままですよね。1人残る父の今後の事を考えても不安になります。私も母がいなくなるとどうなるか、気がおかしくなりそうです。弟はとにかく夜しか時間がないのであまり助けにはならないです。このモヤモヤな気持ち、どうしたらスッキリするでしょうか。母の事もかわいそうでほんとに苦しいです。こんな心が弱い私に何かアドバイス頂けないでしょうか。宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏と成ることを、そのまま受けとめて下さい

 もう、本当にいろいろとお悩み多く深くて、お辛いこととお察し致します。
 まずは、どうぞ御自身の休養を取り、御身を御大切になさって下さいませ。
 その上で、今のあなたの抱えていらっしゃるお悩みの整理をなされてはいかがでしょうか。
 根本的には、御母様との別れが近付いていて、寂しくて悲しくてどうしようもないといったお気持ちでしょうか。
 この命の問題は私達人間には解決できません。任せるしかないのです。
 その任せる対象を、仏様と申します。…受け止められますか。
 人は生まれたらいつか死にます…これは絶対の事実です。だから真実と申します。イヤだと言っても真実は変わらないのです。
 ならば…もう受け入れる以外の選択肢はありません。まずここをしっかりと心に留めて下さい。
 そして、私達がこの命の真実を受け入れるには「人の命終わった後の『いのち』こそが必要だ」と見抜かれたお方を仏と申すのです。仏は私達の身体・心・生き様 全てを見通した上で、私にこの命終わりて後の仏のいのちをお約束下さったのです。
 このことを受け取れた時に、御母様は永遠の仏様と生まれられることが受け止められるでしょう。そして御自身も同じ仏と生まれることを、また共に仏と成るのだから「浄土」の世界で再会させて頂けることも有り難く受け取れるでしょう。
 御父様も弟様も同じ仏と生まれられます。
 仏と成るまでが私達の人としての人生です。仏のいのちと比べたならば本当に短いものです。でも、だからこそ今の人生がまた尊いのです。
 人間同士一緒に居られる時間も、またこうして悩んでいらっしゃる時間もそう長いものではないと実感されるでしょう。ならば全ての時間を大切にしましょう。そして全ての人と過ごす時間を大切にしましょうよ…。
 このことに深く頷いていらっしゃると存じます。
 でも人間だから疲れるし、最愛の御母様と今ご一緒出来ている 本当は幸せで掛け替えのない貴重な時間なのに、「少し離れたい」とお感じになるんですよね。
 そのことも仏様はお見抜きですよ。『ならば、少し離れるが良い』とおっしゃっています。
 どうか、今の御自身をそのまま見つめ、受け入れて下さいませ。
 精一杯生きているあなたを仏様も御母様も御家族も見捨てることはありません。離れていくこともありません。共に仏となる道を歩む同士なのですから…大丈夫ですよ。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

お返事ありがとうございます。
頭でわかっててもなかなか心はついていけないですが、在宅で余命をわかってる母を思うと悲しいですし、1人残される父の事も考えたら苦しいです。でも私にも主人がいてこれからまだ何年か自分達の人生を生きていかなくてはいけない。頂いたお言葉を何度も読み返してます。ずっと親のそばにいて看ていた方がいいとは思いますが、少しでも自分1人になる時間を作っていこうと思います。少しずつでも、今の気持ちの苦しさが和らいだらいいなと思ってます。
有難いお言葉本当にありがとうございました。

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