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コロナ禍での心の持ちよう

回答数回答 2
有り難し有り難し 12

ここ最近、コロナが増えてきており、第3波到来となっておりますが、その影響で仕事や様々なことの心配が絶えません。

自営のため、売上激減のおそれ、それによる従業員の賃金低下、解雇など不安ばかりです。

プライベートでも制限等相当ストレスフルの状態であるのに、これ以上はもう耐えきれません。
水害地域でもあるため、これでもかと言わんばかりの人災天災に、皆状況は同じかもしれませんが、努力でどうにもならないことに精神的に参っています。

この苦難を乗り越える心の持ち方を教えて頂けないでしょうか。

また、精神的にかなり来ているので、叱咤は御遠慮頂きたいです


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

【報恩謝徳】

『お寺の経済学』(中島隆信・著)によれば、

<満足=充足度/欲求>
だそうです。

普段、我々は誰もが分子の方(充足度)をいかに増やすかに腐心しています。ところが、仏教では分母のほう(欲求)をいかに減らすかが研究され、実践されてきました。

今、世界中が【諸行無常】つまり「今までのようにはいかない」という現実を痛感している真っ最中ですね。でも、よくよく考えてもみれば、もしかすると今まで何事もなかったことのほうが不思議であり、奇跡であり、異常だったのかもしれません。いみじくも、今まで享受してきたものがいかに【有難い】ものだったのかを信知できたならば、今度はその【ご恩】にいかに報いるのかを考えるべきだと私は考えています。

如来大悲の恩徳は
身を粉にしても報ずべし
師主知識の恩徳も
骨をくだきても謝すべし

親鸞

こんなときだからこそ【報恩謝徳】ができるのかもね。

hasunoha.tenrakuin@gmail.com

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「四聖諦」

みくさま

下記においても回答させて頂いている内容とおおよそ被りますが、

https://hasunoha.jp/questions/49145

人類史上、戦争、疫病、災害、飢饉は絶えず起こっており、こういった怨むべき嫌なこととも出逢っていかなければならない苦しみを仏教では「怨憎会苦」と申します。

他にも、生老病死、愛別離苦、求不得苦、五蘊盛苦と代表的にはございます。

なぜそのような苦を受けるのか、また、そういう苦を受ける世界に存在してしまうのか、もちろん、何も無いところから発生するわけではありません。

必ずモノ・コトには因縁があるため、私たち、私が苦を受ける因縁も当然にあるところとなります。

その因縁を諦らかにし、そして、苦しみを滅するための因縁をお説き示されましたのがお釈迦様となります。

それが初転法輪における四つの聖なる真理(苦諦・集諦・滅諦・道諦)である「四聖諦」であります。

少し難しいことにはなりますが、この苦難において、この世は苦である真理を実感した今こそ、苦を滅する道である仏道についてより関心を持って頂けましたら有り難いことでございます。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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