hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

恋愛、結婚へ前向きになりたい

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

はじめまして、どうにもやる気が生まれず生きる上で支障が出ているのでご相談させてください。

先日、母から『結婚のことは考えているのか』と懇願に近い吐露をされました。生憎私自身は出会いがあるものの恋愛には消極的で、もしかしたら恋愛に興味のない人種かもとさえ思っております。

そこでまた話をややこしくしているのが、わたしがこう言った母の懇願というのに甚だ嫌気がさしているという点です。というのも、子供の頃から『女の子らしくいて欲しい』『一人暮らしはやめて欲しい』『一人旅など恐ろしくて許可できない』と言った過保護を連発され、本来の私らしさの半分も認められずに生きてきた心地がしています。

そもそも母が許さなかったことの選択肢を幾つかでも経験ができていたら、あるいは私にも愛したいと思う人ができたかもしれません。
仮定の話とはいえ、そうやって彼女が潰したいくつかの人生について認識した上で(多分母はそうやってわたしが恨んでることを知っていてなお)『結婚して欲しい』『孫の顔を見たい』と言った懇願をしてきます。また母の悪癖は、それを『私のためだ』と言って聞かないところです。『きっと寂しくなるよ』と言って、わたしに結婚を勧めてきます。血の繋がった家族がいても、寂しくなかったことなどないのですが。

長々と申し訳ございません。ここで本題ですがこういった状況で、どう恋愛に向き合えばいいのかが全くわかりません。

ここ最近、この出来事も含めて私は私の人生にやらせなさを感じて止まず、死にたいと言う気持ちをどうにか留めおいている状態です。
また、もし例え孫ができたとしても、私は母にどういう顔をして孫の姿を見せればいいのかもわかりません。

こういう状態で素直な恋愛ができるはずもなく、母が望む結果など得るはずもないでしょう。けれど、それはそれで本意でもありません。
出来うることならば、多くの人が幸せになる結果の方がいいと、わたしも思ってはいるんです。でも現状、やるせなさでいっぱいです。
せめて直近、どうにか立ち直る気持ちになれるお話を聞ければと思い相談いたしました。何卒よろしくお願いいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

それぞれの人生を歩んで下さいね

拝読させて頂きました。
あなたのお母様へのお気持ち、そしてあなたの迷いや悩みをじっくりと読ませて頂きました。なるほど、あなたがそのようにお悩みなさるお気持ちもわかります。あなたがそう考えてしまうのもやむを得ないこととも思います。あなたのお気持ちを心よりお察しします。

当たり前とは思いますが「あなたにはあなたの人生があり、親には親の人生があります。やはりそれぞれの人生を先ず優先して生きることです。そして一般的に先に生まれた人から亡くなります。ですから親は先に亡くなります。」
ですから先ずはあなた自身親から離れてご自分の人生や生活を送りましょう。
これからの未来も生活も結婚や子供を育てることもあなた自身の人生です。ですから親とのことは割り切り自立していきましょう。
今からでも旅に出たり様々な場所で多くの方々に出会い皆さんと仲良くなって沢山の経験をなさってくださいね、そうした中であなたに素敵な方との出会いもあるでしょうし、その方を知り合いご縁を深める中で結婚するかもしれません。そしてお子さんに恵まれるかもしれません。
今は白紙の状態ですからあなた自身が自分の道や未来を自分で開いていきましょう。あなたの目の前には様々な世界がありますし、沢山の方々があなたとのご縁を待っているのです。精神的にも先ずは親と離れましょう。
たまたま巡り合わせで、親は孫の顔を見れるかもしれないですし、見れないかもしれないです。気にしないことです。

いずれにせよあなた自身の未来や人生をあなたがじっくりとお向き合いなさり、自らの意志や判断で歩んでいって下さいね。
あなたを心から応援させて頂きますね。

あなたの人生と親の人生は別です。それぞれが割り切りましょう。でなければそれぞれ苦しみます。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

お答えいただいていたのに長くお返事をせず申し訳ございませんでした。
お答えの一つ一つを読んで、そうだそうだと思う自分がいる一方でなかなか思い切りがつかないというのが自分の至らぬ面なのかもしれないと思います。しかし、どなたかに断言されることによって前に向ける力を得たような気もします。
お時間をとっていただいてありがとうございました。落ち込んだときにまた読み返し、その度に勇気に変えていけたらと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ