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娘の交際に賛成できません。回答受付中

回答数回答 2
有り難し有り難し 11

娘は、20代後半で、彼氏は同級生で、1年近く交際しています。

彼氏の家庭環境は複雑です。
親、姉、本人も、離婚して子供がいます。
養育費を払わず、父親としての責任を果たしていません。娘には、自分を正当化するようなことを言っています。

母親、姉、父親がそれぞれ問題を抱えています。
お金の問題もあります。

私は、最初から、相手の人に、誠実さと信頼を感じなかったので、反対していました。一緒になったら、娘にその問題がふりかかってくるのは目に見えていますから。

一旦は、自分でも気付き別れを告げましたが、やはり好きなのでしょう、一緒にいることが楽しくて、心地よいのでしょう。この人より気の合う人は現れないと思っているようです。
また、彼の実家に戻ってしまいました。

娘は、ヤンキーとはあまり関わってこなかったタイプです。自分でも、ヤンキーが好きな訳でないのに、惹かれてしまう、どうしてか自分でもわからないようです。一緒にいて楽しい人生がいいと言っています。

しかし、私には、結婚は、楽しいだけじゃないし、困難なことを2人で乗り切って、この人となら、信頼して、生涯寄り添って生きていけると思える人と結婚して欲しいです。私達も、この人なら、大切に育てた娘をお願いできると信頼して、認めたいんです。
でも、今の彼には、信頼ができません。

これ以上、娘に言えば言うほど、彼氏をかばい、心が向こうにいってしまいます。なので、私と夫は、今は、娘が気づくのを信じて待とう、私たちが仲良くして、家を居心地のいい雰囲気にすることが、今私たちにできること、これしかないと、2人で何も言わず、ぐっと我慢して見守っています。

私の心が落ち着きません。結婚は反対です。しかし、もし、そうなったらと思うと心配です。認めませんが、娘の人生だから、娘の決断は尊重するしかありません。

頭では、穏やかな心で、信じて待つと思っても、心が不安定になります。
どうか、良いアドバイスをお願いします。

2024年12月17日 21:35

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

最終的には「困難も楽しめる」か、ですよね。

まず、娘さんの幸せを心から願うお気持ちが伝わってきます。それと同時に、あなたが彼に抱く不安や心配も理解できます。親として、子どもにとって良い選択をしてほしいという思いはとても強いもので、心が揺れるのも無理はありません。

ただ、最も大切なのは、娘さんが今、彼との関係にどんな気持ちを抱いているのか、そしてどんな未来を考えているのかをしっかりと見守っていくことです。おっしゃる通り、結婚は楽しいだけでなく、困難なことも乗り越えていくものです。その上で信頼できる相手と共に歩んでいくことが、どれほど重要かという点については、私も深く共感します。

ですが、今は焦らず、娘さんが自分の気持ちに気づいていけるように、あなたとご主人ができることは、愛情を持って見守ることだと思います。ご心配は分かりますが、今出ている結論は正しいものと思います。
 また、娘さんが選んだ彼氏には、もしかしたらまだ成長する余地があるのかもしれません。あなたの娘さんが彼に対して、信頼と愛情をもって接し、共に歩んでいくことで、彼が変わり成長していく可能性もあります。もちろん、その変化は一朝一夕ではないかもしれませんが、娘さんが持っている思いやりや価値観が、彼をよい方向へ導くこともあるのではないでしょうか。お互いに支え合うことで、彼自身がもっと責任感を持ち、変わるきっかけになることもあるかもしれません。
 心配する気持ちもよくわかりますが、結婚や人生の選択においては、親の意見を超えて、子ども自身が決断し、その結果を受け止める力をつけることが大切です。あなたが今できることは、娘さんに対して、彼女が幸せになれるような環境を作り続けること、そして彼女が困難に直面したときに支えられるように待つことだと思います。
 親としては心配は尽きませんが、愛情と共に見守り続けることで、きっと娘さんはその先にある本当の幸せに辿り着けるはずです。どんな結果になっても、最終的には親として、彼女を愛し支え続けることが大切だと思います。

 私も心からあなたの思いに共感し、応援しています。どうか焦らず、心の中で一歩一歩進んでください。

2024年12月18日 0:57
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

父親と欠点が似た男性に惹かれる

子供は親を嫌いになったら生きていけないので、親の欠点を無意識に好きになろうとするそうです。
その影響で、例えば娘が、父親と欠点が似ている男性に胸キュンしてしまうことがあるそうです。
例えば暴力的な父親だったら、その暴力性を「ワイルドで強くて格好良い」と肯定してしまい、暴力的な男にときめく。
(自分が父や彼氏から怒られるのは嫌だが、彼氏が他人と闘う姿は頼もしい等)
しかし実際に交際したらDV受けてすぐ破局、でも次に好きになるのもまたDV野郎。。。
そのような「男運悪い」ループに落ちないためには、あなたのように冷静に理論的に、恋人をスペック(データ)で評価する方が安全ですよね。
しかし若者には、それはステレオタイプな堅物な親の理屈にしか見えないかもしれません。
なので、娘さんが痛い目に遭ってから気付いて別れて帰って来られるように、いったん送り出すけれど帰り場所を用意しておきましょう。
例えば、結婚しても良いけど1年間は子供を作らない(離婚しやすい)状態をキープさせるなど、ズルい大人の知恵(年の功)を娘さんに耳打ちして、「いつでも帰っておいで」と物分かりの良い親を演じておきませんか?
「親として人生の先輩として不安材料を提言する責任があるので色々言ったけど、あなたがそこまで言うなら仕方ない。
でも、やっばムリだと思ったらいつでも帰っておいで。
何歳になっても私はあなたの親だからね。」
などなど、どうでしょうか?

2024年12月18日 3:40
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

ご回答ありがとございます。
やはり、娘の決断や考えを尊重し、助けが欲しい時は助け、どんな時も味方であり、安心できる存在であることが、親の役目ですね。
安心できる存在は、たとえ、この世から離れたとしても、娘を支えることになるでしょう。
そんな存在になれるように、温かく見守ります。
難しいですが、どんな時も穏やかに、どーんと構えた母親になることが、私の課題、修行と思って、日々、祈ります。
ご助言ありがとうございました。

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