地獄が怖い
こんにちは。学生の者です。この間wikiで地獄について調べました。
行く原因に虫を殺す,嘘をつくなどがありそれらに当てはまってしまったので、地獄に行くのではないかと恐れています。
hasunohaで他の方の質問も聞き南無阿弥陀仏などを唱えたりしましたが、やはり不安です。
このままで大丈夫なのでしょうか?また、極楽浄土等に行く方法はあるのでしょうか?回答お待ちしております。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
思うからそうなる。
たしかに、地獄と検索するとあらゆる地獄の世界が紹介されています。
大抵は、死んでから行く世界を描いていますので、裁かれて地獄へと行かされるのはなんと怖いことだと思います。
さて、地獄というのは、本当に死んでからいくのでしょうか。周りを見渡してみたりTVや新聞などのニュースを見たり読んだりすると、事件や事故などは地獄の様相と思いませんか。人が人を騙したり、親子さえも起きている殺人、放火、喧嘩、暴力、虐待、誘拐、窃盗、戦争、災害まだまだあるでしょう。
これらをどのような捉えますか、地獄、餓鬼、畜生、修羅などの世界そのものです。
そして、これらの出来事が起きているのは偶然ではなく、すべてに原因と結果の繰り返しということです。それはこの世の仕組みです。
実は、地獄というのは死んでから行くところではなく、生きている間にも体験、経験している世界と言えるでしょう。ゆえに、死んでから行くという不安や恐怖を恐れるよりも、今、その恐れの原因を取り除けはいいのです。
真面目に生きる、反省すべきことは反省し二度としない。謝るべきことは素直に謝る。ということです。
そして、地獄も天国(快適な世界)を創造するのも、すべて自分自身であり、さらに言えば、自分の考えることで地獄にもなり、天国にもなると言うことです。
もちろん簡単に言われるけど、そんなものではないと否定されそうですが、でも、どんどんと突き進めてていけば、最後は、自分の考え方(思考)に辿りつくでしょう。
ポンズさんのご心配や不安は分かりますが、今からでも真面目に生きようと思えば未来は変わります。そして地獄へ行くということを思わないことが一番なのです。
なぜなら、地獄へ行くと思うから(創造するから)その通りになるだけ(行くだけ)です。
ならば、幸せになろうと思えば、その通りになるのです。
殺生だけは避けられない。
我らは食べねば生きられない者です。
その食べ物は他の命です。
精進料理で肉食を避けても
植物の命を食べています。
自ら手を下さなくても
それを食べるのであれば同罪のはずです。
つまり生きているだけで
不殺生戒を破っている。
地獄行きは必定なのです。
自分の力では避けられないのです。
だから仏さまに救っていただくしかないのです。
業(カルマ)の因縁次第
ポンズさま
地獄についてのご質問は誠に多くございます。
hasunohaの質問において「地獄」で検索するとこんなに出て参ります。検索結果: 1358件
https://hasunoha.jp/questions?utf8=%E2%9C%93&query=%E5%9C%B0%E7%8D%84&sort=&commit=%E6%A4%9C%E7%B4%A2
最近における地獄に対しての拙回答は下記にございます。
問い「地獄はないと思っているのに、怖いです。」
https://hasunoha.jp/questions/49074
とにかく、地獄も極楽も、その赴きに大きな影響を及ぼすのは、自分自身の業(カルマ)の因縁次第となります。
しかし、善いカルマを100%積み続けるなど、できないのが私たち凡夫でございます。
まあ、そもそも善いカルマを100%積み続けることができないから、私たちは輪廻を長い間、彷徨い続けているのでございます・・
おおよそのところ、私たちの行いにおいては、中性な行いを7割とすれば、残りの3割の中で、善い行いと悪い行いをしているという感じとなります。
その3割の中において、善い行いが2割と、悪い行いが8割ぐらいになるでしょうか。
まあ、無明(根本的な無知)と煩悩により、そんな感じであるのが普通です。
しかし、このままでは、当然に業は善くなっていきません。
業を善くしていくならば、せめて、善い行い51%、悪い行い49%から善い行いの割合を徐々に増やしていくことが求められるところとなります。
また、それまでの過去世における業の負債、借金も当然にありますから、それも返していけるだけの善い行いが必要となって参ります。
悪い行いを完全にゼロにするのは、人間(衆生)の性を考えてもとても無理です。
いきなりそんなことを目指すのではなく、できる善い行いの割合を増やしていけるようにしていければ良いのであります。
また、同じように、極楽へ向かうのもそれだけの善い因縁が必要となります。
どのような因縁が必要となるかは、色々と教義によっての違いがございますが、基本的なことは、三帰依、発菩提心、仏縁、智慧と功徳(福徳)の修習となります。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
和田さん、コメントありがとうございました。どうしたら仏様に救っていただけますか?教えていただきたけたら幸いです。
川口さん、コメントありがとうございました。しかし、食事などで殺生を侵してしまいます。それを覆す程の善行ってあるのですか?教えていただきたいです。
鈴木さん、コメントありがとうございました。地獄の事を考えないようにはしたいのですが、精神病みたいなところがあり,なかなか心から離れないのが現状です。この煩悩はどうにかなるものなのでしょうか…教えていただきたいです。