生き方
私は、少しでも失敗すると「自分は本当にダメだ」「何をやっても上手く行かない」「どこに行っても疎まれる」と思います。
自分に対して減点方式なところが多く、一つ成功するとプラス1点、一つ失敗するとマイナス90点くらいの勢いです。
さらに、すぐ「自分はダメだ=死にたい」となります。
辛いことほど周りに話すことが出来ず、一人で深く深く落ち込んでしまいます。
心療内科には行った事がありますが、目も合わせて貰えず、適当に薬を出されて終わりでした。3件ほど回りましたが、どこも同じような対応でした。
最近ヨガや運動もしていますが、気分の落ち込みに追いつきません。
私はどうしてこんなにおかしいのでしょうか。私を救えるのは私だけですか?だとしたら、どうすれば死にたいと思わずに生きられますか?
自分の事が分からない。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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思いやりの瞑想
イモムシ 様 相談ありがとうございます。
「自分に対して減点方式」の人は、結構多くて、実は人間の反応として当たり前のことなのです。人は、危険や恐怖を察知すると、とっさに逃げようとか、戦おうとか、凍り付いたりします。これは生きていくために必要な反応なのですが、この本能的な反応に付随してくる感情が、不安や怒りなどです。そして、自分が悪いとか情けないとかで、自分にダメ出しすると、本能的な反応がさらに起こって不安が増大するのです。
つまり危険を察知する本能的反応が暴走して、不安が増大するのです。イモムシさんはそんな状態かと思います。
そして、この状態を鎮めるには、自分に優しさや温かさを感じるようにすることです。自分に思いやりを向けたり、自分を愛情で満たすことです。こんなこと学校で教わりませんから、焦らなくてもいいですよ。
イモムシさんのペースで、これまで、優しさや温かさを感じられたものはありますか?それを瞑想するように思い出し感じてみてください。
あるいは、誰かに優しい言葉をかけられたことを思い出して、その言葉にひたってみるとか、憧れの人がそばにいるような感覚をそうぞうしてみるとか、大好きな飲み物を飲んだ時の感覚を感じてみるとかです。
その感じ・感覚を大切にして、自分の体験している、今ここの状態を、善悪の判断せず、フラットに物事をただ見ていくということを練習していけばいいのです。
呼吸に意識を向けて、出る息と入る息に注意を向けて、心を落ち着けて、物事を判断せずただ眺める。そして自分の状態もただ客観的に眺めてみるということをして、そして自分に愛情を向けていくということをしていけば、だんだんと気分の落ち込みが解消されていくでしょう。
最初はなれないので難しいかもしれませんが、毎日少しずつ思いやりを感じる瞑想をしていけば、必ず優しさの溢れた状態に気づきますので、トライし続けてみてください。。
追伸:お礼メッセージありがとうございました。少しずつでもいいので自分への思いやりを感じてみてくださいね。お困りの時にはメールでもご相談ください。この度のご縁に感謝申し上げます。一礼
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
お礼が遅くなり申し訳ありません。釋様の回答を何度も何度も読み、自分の中で理解して飲み込むのに時間が掛かってしまいました。
自分に思いやりを向けたり温かさを感じる事に大きな抵抗がありましたが、やっと少し飲み込めそうです。
自分の成功や失敗ばかり数えていましたが、人から思いやりを受け取ったこともありますし、ペットを可愛いと思う気持ちも、食べ物を美味しいと思う気持ちも日常にありました。
毎日感じている気持ちなのに、すっかり忘れていました。
まだまだ難しいですが、少しずつ自分を温かさで満たしたいです。
ありがとうございました。