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長男が早世する家系、どうすれば

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実家で一人暮らしの母が亡くなり、わりと近くにすんでいる妹が、相続のはなしも進めていくところです。実家は長男が三代に渡り早世し、実家を守りたい気持ちは強いのですが、やはり長男を持つ私達は、とても怖いです。母も占いに凝り、又妹も現在凝り始めてしまいました。
私としては、ご先祖様は、生きている私たちに苦しみを与えるとは、どうしても考えたくないのですが、妹の気持ちもわかります。なんとか、占いや新興宗教にすがることことなく、先祖代々、の浄土真宗で、私達に出来ることはないでしょうか。よろしくお願いいたします。
菩提寺の和尚様は、このような話には耳を貸してくれません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

浄土真宗的な対処

こんにちは。

私は浄土真宗本願寺派なので、丁度この問題には適当かと思い回答します。

「実家は長男が三代に渡り早世し」ている。
これらの事実から「長男を持つ私達は、とても怖い」というお気持ちが先ずあるのでしょう。勿論、身内の生命のことですから心配するお気持ちは分かります。

ただ、とてもプライベートなことなので書けないと思いますが、亡くなった原因は医学的な所見がきちんとあったと思います。亡くなられた理由は、その医学的等々の専門家によって説明のつくお話であり、「ご先祖様」が「生きている私たちに苦しみを与え」た結果とは考えません。

お仏壇に代々の方が過去帖にそのお名前を書かれているでしょう。
それは、阿弥陀様の極楽浄土へ往かれ、仏様に成られたお方と仰いでいくといういみです。あなたは、そもそもそういう認識で「ご先祖様」を見れているでしょうか。

阿弥陀様は全ての人を必ず極楽へと誓ってくださるお方です。
そして、そこに仏様として生まれたのが「ご先祖様」です。
その極楽では、既に人間、俗人にあらず、恨み、怒り、欲望とは離れた同士が心安らかに相睦合っている。そして、私たちにこの極楽の主である阿弥陀様のお救いを命あるうちから聞いてくれよ、と働きかけて下さっているのです。

このような浄土真宗的な認識からすると、「ご先祖様」が超自然的力を発揮し子孫に良からぬ影響、「生きている私たちに苦しみを与え」るという考えは非常に違和感があります。これは、その「ご先祖様」に何かをすることによって、「早世」が回避できると考えることも含めてです。

おそらくあなたは、現在妹さんからの価値観、解決方法しか心の中にないのではありませんか。「占いや新興宗教にすがることことなく」という事であれば、「占いや新興宗教」ではない浄土真宗の価値観をあなたの中で定着させる必要があります。これは、法話を聞いていくという地道な営みでしか確立していきません。菩提寺さんでの法話会、youtubeなど(浄土真宗〇〇派であることを確認して聞いてください)でも法話は沢山聞けますし、少しづつ積み重ねてください。

そして、ご長男さんに「早世」の問題はあるのかどうかを、お医者さん等への専門機関に相談をしていく。

以上が、浄土真宗的な対処です。

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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

ご回答頂きありがとうございます。
私自身がすでに洗脳されているようです。
ただ、昔、長男に生まれて成仏出来ないで苦しんでいる霊がいるのであれば、何か、私達出来るのではないかと考えたのですが、その考え自体も間違っていますね。

今日は母の49日の法要です。緊急事態宣言の為、出席出来ませんが、仏様になる母に手を合わせ、少しずつ勉強していきたいです。

「運・運命」問答一覧

家族の怪我が続く

以前主人について、離婚すべきかご相談させて頂いたものになります。 その際は心温まるお言葉を誠にありがとうございます。 その後数ヶ月我慢して日々を過ごしていたところ、土曜日出勤で私が仕事中子供を保育園に預けている間、主人が仲間たちと遊んでいたところ、階段を踏みはずし、脛と膝を粉砕骨折、救急車で運ばれ2ヶ月入院の大怪我を致しました。 ちなみに骨折入院中に主人は私と同じ会社を退職しました。2ヶ月ほど前に、私には相談も無く、独立するということで会社に退職届を出していました。 それもこれもやはり神様の思し召しか、独立は時期早々かと思いましたが、私は何も言わずに、毎週3歳の子供を連れて片道2時間かけて面会に行きました。 その退院後、主人も心を入れ替えたのか、家事や育児にも協力的になり、出かけても家に毎日帰ってくるようになりました。昨年の7月頭骨折、9月頭退院の出来事です。 そんな年が明けた矢先、おととい、 姉の旦那が小学生の子供2人と家族4人でスケートをしていたところ、くるぶしを骨折、本日から急遽入院、手術することになりました。姉の家族は私から見ても羨ましいくらい夫婦仲も家族仲もよく、何も悪いことは見当たらなく、夫婦2人3脚でやってきたので、1ヶ月程度の入院ということで姉が大変ショックを受けています。 また、正月に実家に帰った際、姉の家族を見送った翌日に私が帰ろうと駐車場から出た際に、私の父が階段から転倒したらしく、骨折まではいかなかったのですが足を怪我しています。 私の身の回りで、しかも父に当たる人が立て続けに足を怪我をしているのですが、何か良くない運気があるのでしょうか? ちなみに以前のご相談で記載させて頂きました私の母は、3年前の私の出産時末期の白血病だったのですが、私の祈りが通じたのか奇跡が起こり、今年はお正月料理を今までで一番盛大に準備し、私の子供と遊べるくらいまでに回復しました。 私と姉は元気ですが、立て続けに試練が来るのでかなり不安になっています。 偶然でしょうか? 何か断ち切る方法があれば教えてください。

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「運」って何ですか?

初めまして。疑問に思っていることがあります。 「運」という言葉は現代人は皆当たり前のように使う言葉です。「ギャンブルで勝ったから運がいい。」「ソシャゲのガチャで狙いが全然当たらず運が悪い」といった感じに。 このように「過去に起こった出来事」に対して運がよかった、悪かったということに対しては特に疑問はありません。 しかし、「今の俺は運がいいから次も勝てる」「私は運が悪いから何をやってもうまくいかない」といったように、あたかも「運」を自分の才能や能力のように語ることに疑問を感じます。 どんなに過去の結果がよかったとしても、これから振るサイコロの目が出る確率は変わることはないはずです。しかし人は「運」で確率が変わるかのように信じ、験担ぎをしたり神社にお参りに行ったりします。 私の中で「運」という物は以下のどれかかなと思います。 1:「運」は人が持つ才能や能力の一つであり、良い行いをすることで鍛えることができるもの。 2:「運」は天上の存在が与えるチャンスであり、良い行いをすると巡り合いやすくなる。 3:「運」なんて存在しない。全ては過去の結果であり、行いで変化するものでもない。 私は「運」を信用していない人なので3だと思っています。 お坊さんの方々は「運」というものを何だと考えるか知りたいです。

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運命とは

私は周りから見たら、外見才能知能、そんなに恵まれてたら何もかもがイージーだろと言われるように産まれました。 しかしそんな人間は周りから見るといるだけで「ずるい」許せない存在であり、あらゆる人(家族友人教師)から酷い迫害に遭い幼少期からストレスで病気だらけ、頼る人もいず、彼氏も友達(養育環境による鬱で)も自殺し義務教育すら終えられず11年も引きこもりまともな就労経験もなく15年もうつで餓死寸前で入院、差別され続け何で生きているのか分りません。 大人になっても外見のせいで異性にとんでもない目に遭わされ同性には嫉妬、やっと結婚し昨年息子を産み激しいトラウマの末、家族と夫にまで虐待されていた事を40年経って気付き絶縁し自分は悪くなかったと知り一瞬で鬱が治りました。 姉二人は普通の人生です。親戚に誰も似ていない才能があり美しい私「だけ」家族中から虐待され、三歳で殴られ死ねと言われ去年生きている間にと改名しました。 唯一優しかったのは祖母であり、その長女が「この子は産まれてきて良かったという顔をしている」と言い、彼女には何か不思議な力があったらしく私に純白のドレスを小学校入学式に贈ってくれたりもしました。 その通り私は不思議なものを見たり聞いたり奇跡的に助けられたりを何度もしました。物理的にあり得ないことが起き周りの人の方がそれを見、知っていました。 妄想などと診断された事もなく、大抵のスピリチュアルには懐疑的で幽霊や恐ろしいものを見たことは一度も無いのです。一番強烈な体験を信頼できるお坊さんに話したら「私はそんな体験はないけれど真実だと思います」と逆に驚かれました。 親は身近で知りうる限り最も愚かで尊敬できる所のない人間でした。私はたった一人ボコボコにされながら家族を助けてきました。もう十分だろうと思います。彼らが罪を悔い改める時間が残されているといいですが。 神仏がおられるのなら(私は確信しましたが何の神かは分かりません)真に救われるべきは自らの弱さに対峙せず、それを抗えぬ幼い我が子にぶつけた彼らの方だと思います。 夫は酷いモラハラを大変反省してくれ何もかもこれからだと思いましたが、夫はおそらく軽い自閉症であり息子は遺伝したのかもっと重く知的障害も併せ持っているようです。 私の人生よりも、生きる力をくれた息子を不幸にした事が許せません。 運命とは一体何なのでしょう?

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