お金の貸し借りについて
私の彼は自営業をしています。
コロナの影響もあり中々思うように利益が出ない日々を送っていました。
そんな中、彼は知り合いより新しいビジネスの誘いを受けました。うまくいけば何百万何千万という利益が見込めるそうです。
当初彼はどの道に進むべきか悩んでいました。私は事業をしたことがなく、又、現在の不安定な状況からも常に利益が出る保証もなく心配だったので、私なりのアドバイスをしました。
彼は考えた結果、この新しいビジネスに賭けたいと気持ちを固めたので、私は不安に思いながらも応援することにしました。
ところが当社の予定から少し外れ、初期費用の資金繰りが追いつかない状況になりました。彼は車などの資産を売却し、どうにか資金の調達をしようと必至でしたが、それでも未だ500万足りないようです。ご両親にも相談したようですが、定年退職していることもありお金に余裕がないとのこと。
そこで彼女である私に、私の名義でお金を借りてほしいとの依頼がありました。
私は幼い頃より祖母からお金の貸し借りは身内でも行ってはダメという教えを受けていました。なのでお金の貸し借りにとても抵抗があります。
このことは以前より彼にも伝えていました。
しかし彼は他にもう頼れるところがない、残りの500万を用意できなければこの事業から降りることになる、前の仕事はもう辞めてしまったから戻れない、と窮地に立たされています。
彼は浪費癖があり、日頃よりお金がない生活を送っています。
助けてあげたいという反面、祖母の教えと、ここで助けても将来的に彼のためにはならないと判断し断りました。
目先の利益だけではなく、将来を見据えてきちんと準備するべきだ、自分で賄えないものは進むべき道・時ではないと思う、と伝えました。
彼からの返答は、
ひとつだけ言えるのは、僕だちは価値観が違うということ。
でした。
私の考えは彼に伝わらず悔しい思いをしたと同時に、彼も彼の考えを受け入れてもらえず悔しいと思っているのかなと思ったとき、私の下した判断に自信が持てなくなりました。
一人で考えていると、私の考えが偏っていたのかと、何が正しいのかわからなくなってきています。
整理するためにも、是非意見を聞かせていただきたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お金の貸し借りは、人間関係を崩します
質問読ませていただきました。
さてお金の貸し借りについてですが、人によって様々な意見がありましょう。
ここでは、私個人の意見を述べさせていただきます。
お金の貸し借りは人間関係を崩します。親友であっても、親兄弟であってもです。長年の親友の借金の連帯保証人になって、そのまま逃げられたなんて話はそこら中に転がっています。家族間でも、似たような話は聞きます。
ですから、お金を貸すときは「あげるつもり」で貸さないと、人間関係は潰れるし自分の身も危険にさらすのです。
ですから祖母様は「お金の貸し借りは身内でも行ってはダメ」と強くおっしゃっていたのです。
また、何十年も苦楽をともにして人生を一緒に歩いてきたようなおしどり夫婦ならば、一緒に借金を背負って共に頑張っていくことも考えられましょう。
そこまでの信頼関係や愛情で結ばれているなら、一人の人生ではなく、二人で共に歩いてきた人生であり、これからも共に歩いて行く人生でしょうから。
しかし、結婚もしていない相手に対してそんなことをお願いするのは、ひょっとしたらpommeさんを騙して金を奪おうとする詐欺ではないかとさえ疑います。それに、その方自身は、自分の名義で考えられる限り片っ端からお金を借りているのでしょうか?おそらく、その危険を犯さずにpommeさんに大金を借りさせようとしているのではないですか?
もし本気でお願いしているなら、それこそ相手の価値観を疑います。共に人生を歩んでも、必ず苦労させられることでしょう。
また彼がどんな巨大ビジネスに足を突っ込もうとしているのかは知りませんが、ビジネスを始めるのであれば、自分の身の丈にあったものから始めて、徐々に事行を拡大していくものです。
何人がそのビジネスに協力しているのかは知りませんが、彼が資産売却をして借金して、他の協力者全員も資産売却や借金などの資金調達をして、さらに500万円も足りないというのは、既にビジネスとして失敗しているのです。
ひょっとしたら、彼も詐欺に巻き込まれているのでは?と疑うほどです。
ですから、pommeさんの判断は、私は間違ってないと思いますよ。
もっとご自身と価値観の合う、素敵な人は必ずいるでしょう。
しっかり心を整理して、前を向いて次の一歩を進んでください。
何か少しでも参考にしてみてくださいね。