基本的に、出会いは偶然であり意味は無いと思います。
しかし、人生において過去の出会いから何かを学ぶことはできます。
たまたま台風が直撃して家の瓦が飛ばされた。
それは偶然なので、
｢おぉ！なにゆえ神はこのような試練をお与えになるのか？！この苦難には何か意味があるのでしょうか？！｣
と叫んでも仕方ないのです。
しかし、
｢そういえば屋根が古くなっていたな。ちゃんとメンテナンスしておこう。｣
とか、
｢火災保険を見直そう｣
とか、出会いをきっかけに何かを学んで次に活かすことはできます。
たまたま落下したリンゴを見て万有引力に気付く人もいるわけですからね。
あとは、仏教では輪廻転生を考えますので、経典やジャータカ物語の中では、前世からの因縁話が出てきすます。
｢AさんとBさんは、実は前世で出会っていたんだよ｣というような話です。
たまたま出会った恋愛の相手も、もしかしたら前世で深いつながりがあった人なのかもしれません。
また、悲しい別れ方をした相手と、来世で再会できるかもしれません。
学びや意味付けで幸せになれるなら良いですが、嫌な気分になるような意味付けはしない方が良いと思います。

願誉浄史

がんよじょうし。浄土宗教師。｢○誉｣は浄土宗の戒名に特有の｢誉号｣です。四...

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