縁がつながらないのはなぜ?回答受付中
お世話になっています。今回は縁について質問させてください。私は友人が極端に少ないですし、お互いいそがしいのでなかなか交流出来ません。ですのでもっと友人を増やそうといろいろ活動しましたが、誠実な対応をしているのにも関わらず、相手があんまり私に興味が無い事がアリアリと分かり、次回に逢う予定もすっぽかせられました。つまり縁がつながらないわけであります。過去にも質問の中に出てきましたが、新しく出来た友人も理不尽な事を言い出して怒り出したりして別れたりしました。そこで質問です。誠実な対応をしているのに縁を切られたり、今回のように縁自体がつながらないのはなぜなのでしょうか?
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
大人になると友人はなかなかできないものですよ。
あなたと話して楽しいと思えるほどあなたに会話力があればいいのですが。
友人までじゃなくても知人を増やすだけでもいいんじゃないかな。
釣りとかゴルフとか麻雀とか何か共通の協力が必要な目的があると繋がりは強くなるかもしれませんね。
誠実でも縁がつながらないとき
ご相談を読ませていただきました。誠実に人と関わっているのに縁が続かない、相手に興味を持たれなかったり理不尽に別れを告げられたりする。努力しても縁が育たないのはどうしてなのか、とても切ない問いかけだと思います。
1. 縁は「こちらの努力」だけでは結ばれない
仏教では「縁起」といい、すべての出来事は無数の条件が重なって起こると説きます。たとえあなたが誠実であっても、相手の心の状態や生活の状況、過去の経験、価値観など、数えきれない要素が関わっています。つまり、縁は自分の努力だけで結ばれるものではなく、互いの条件が噛み合ったときに初めて続いていくものなのです。
2. 誠実さは「縁を選び直す力」になる
誠実さは、縁を「必ず続かせる力」ではありませんが、縁を「選び直す力」にはなります。誠実な姿勢で関わり続けていると、理不尽に去っていく人や縁がつながらない人もいますが、残る人は「本当にあなたと縁を持つべき人」になります。逆に、誠実でない人には似た縁しか集まらないものです。
3. 切れる縁は「自分を守る縁」でもある
仏教の視点からすれば、縁が切れること自体が「護られていること」でもあります。理不尽に怒る人、約束を守らない人、そのような縁が長く続けばあなたがもっと深く傷ついたかもしれません。早い段階で離れることも、実は大きな慈悲のはたらきなのです。
4. 心の姿勢について
「縁がつながらないのは、私に欠けがあるからではない」
→ 相手の条件やタイミングの要素が大きい。
「続かない縁は、次の縁を迎えるための空き地をつくってくれる」
→ 出会いと別れは対になって働いている。
「誠実さは無駄にならない」
→ 今すぐ報われなくても、必ず誠実な人にだけ響く。
まとめ
誠実に接しても縁がつながらないことはあります。しかしそれは「あなたの誠実さが否定された」のではなく、「今の相手と今の条件では縁が熟さなかった」だけのことです。縁が切れることを「不運」と見るか、「新しい縁のための余白」と見るかで、心の軽さは変わります。
どうか「縁が続かない=自分のせい」と思い込まず、誠実さを持ち続けてください。その姿勢は、必ずあなたにふさわしい人との縁を育てていきます。
合掌