弟の死 その3
3度目のご相談です。弟がなくなりもうすぐ四十九日です。
事務手続きやらなにやらで、あっという間に今日までこれました。
弟の友人や先輩方から聞く弟のエピソードは、家族には見せない(母と私にはかなり甘えていたので。。。)しっかりとした誠実な男だったと教えられます。
そしてみな、口をそろえて弟のやさしさを教えてくれます。
少し落ち着いてきた今日この頃、今度は私が無気力になりそうで怖いです。
弟にかかわるすべてのことをやってあげたい、でも自分のことは何となく後回しになりがちで、自分を大切にしないと。。。と反省です。
四十九日までは悲しんでいいと聞きました。それ以降どうやって悲しみを感じなくてすむでしょうか?前向きに、弟に誇れるような人生を歩み直したい。
どうかお手ほどきをお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
自分の気持ちに正直に
camellia 様 相談ありがとうございます。
まず、弟様のこと、ご愁傷さまでございます。お悔やみ申し上げますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。合掌礼拝
四十九日まで悲しんでいい・・それ以降も悲しんでかまいません。自分の気持ちに正直になる方がよいでしょう。グリーフの期間は人それぞれです。四十九日に、きっちり悲しみが癒える人はまれです。悲しい時は悲しんでいいのです。弟さんに沢山話しかけて、あなたの思いをもっと伝えていいのです。そのうちしっかり底を打ち、やがてだんだん癒えて、悲しみを抱えながらも、以前の生活のようにできるようになりますので、そう思って日々を過ごしてください。
悲しみ・怒り・抑うつ、諦めなど感情を繰り返しますので、その都度、自分の心の状態に正直でいて、そんな自分がいるんだと受け入れて、自分を責めずに、そんな感情になるのは自分のせいではないと思い、自分を少し客観的に見れるようになれば、だんだんと落ち着て居られるようになります。
難しいようでしたら、セラピー的にお手伝いをさせていただきますし、あなたの周りの人に自分の気持ちを吐露して、受け止めてもらって、優しさや思いやりの繋がりや絆を再確認して感じるようになれば、大丈夫になっていくと思います。
そして、弟様は、今度は仏様の世界から、あなた方家族を守る立場になったのです。遠いところではありません。目には見えませんが、近くにいて守ってくださるご先祖となるのです。あなたの気持ちは届きますし、供養と感謝が、弟様の喜びになります。そのことも意識しながら、過ごしてみてください。
やがて、あなたの心にも、弟様から優しさや思いやりが届き、あなたの心に溢れるようになるでしょう。私はそう思い祈ります。合掌礼拝
追伸:御礼メッセージありがとうございました。優しさが癒しをもたらします。また癒しが優しさをもたらします。あなたの心根が弟様に伝わることがよくわかります。「あなたご家族と弟様が慈しみで満たされますように、あなたのご被くと弟様の悲しみが癒えますように、あなたのご家族と弟様が喜び分かち合えますように、あなたのご家族と弟様が安心していられますように」祈ります。合掌礼拝。ご縁に感謝申し上げます。再拝
質問者からのお礼
ご丁寧で優しいコメントありがとうございます。弟が見守ってくれている、ご先祖様になっていると聞いて、なんともいえなく温かい気持ちになりました。
優しい弟、気高い男だったと、弟を知る方から聞かされました。
もっと会って、話して、いろいろ語り合いたかった。。。
これから私も優しい人間になりたいと宣言いたします。