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家族の相談に乗るのが辛い

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以前相談した弟のことでまた悩んでおり、
どう対処したら良いか分からなくなったので質問させていただきます。

現在、弟は精神障がい者の認定を受けて施設で暮らしています。私は離れたところに住んでいるため、電話やLINEで弟の相談に乗っています。

弟は、学生時代から付き合っていた女性と数年間で縁を切ったり戻したりを何度も繰り返していて、度々、その関係をどうしたらいいかという相談に乗っていました。

2人は精神的に依存し合っていて、その女性の言動によって弟が深く傷ついたり、ひどい時は命を断とうとまでしていたので、私は縁を切るかそれが難しければ距離を置いた方が良いと毎回伝えていました。

先日、弟はその女性と今度こそ縁を切ることを決断しLINEをブロックしたと連絡をくれたのですが、
それから情緒が不安定になり、毎日、縁を切って良かったのかわからない、また元通りに戻りたいと私に言ってくるようになりました。
過去に何度も苦しい思いをしたことや、今回縁を切れて自立するチャンスだということを話しても、
「自分は馬鹿だから苦しかったことは思い出せない。良い思い出ばかりだからまた仲良くしたい気持ちになる」「元彼女の存在がなかったら自分はダメ人間だからこの先一人だし楽しいことがない」と言います。

そのうち、辛いからやけ食いややけ酒をしたと連絡が入るようになりました。
これまでリストカットや薬の多量摂取などもしたことがある弟なので、ここで元彼女から離れられても今度は何に依存するのか、心配になります。

いくら相談に乗っても過去のことは思い出せないと言われたり、自暴自棄になっているのを聞いたりするのが、私自身どんどん辛くなってきて、一昨日、今から電話していいかと言われた時に初めて断ってしまいました。
疲れていて相談に乗るエネルギーが残っていないからまた元気になったら、と伝えました。

その後、弟から家族LINEに、自分は先に行きます。という自死をほのめかす連絡が来ました。
幸い両親が電話で話をして、ストップはかけられたものの、またいつこうなるかわかりません。

私は、正直、元気な時でももう相談に乗るのがしんどいです。毎日勝手に涙が出ます。弟には生きていてほしいです。親にも穏やかに暮らしてほしい。弟が一人ぼっちにならないように私もできるだけ支えたいですが、もうどうしたらいいかわかりません。

2024年9月4日 20:07

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

追記あり/早目に弟さんの主治医に相談を

弟さんは危険なことを仄めかし、かえでさんは振り回されていますから、しばらく精神科病院に入院されるのもありだと思います。任意入院ではなくて、保護入院ができないか主治医と弟さんとご家族でしっかり話し合いが必要だと思います。そうすることで、弟さんと彼女さんは必然的に離れることになります。たとえまたやり直そうとなっても、お薬も変わるかも知れませんし、認知行動療法やカウンセリング、依存症などのプログラムもしっかりある筈で、風向きが変わると思います。
最愛の弟さんですから、心配になり一生懸命にアドバイスをしてしまう。
ですが、ギブ・アンド・テイクではなくて、ギブギブギブになっているように見えます。

追記/ショックです…。言葉がみつかりません。謹んでお悔やみ申し上げます。今は「あの時こうしていたら…」と後悔が波のように次々と押し寄せ自分を責めてしまうかと思います。
かえでさんもお具合が悪くなりますから、出来るだけ自分を責めないように周りに頼るようにしてくださいね。
私は思います。
弟さんは「かえでさんの弟で良かった」と感謝していると思います。
素晴らしい姉弟愛です。
弟さんは成仏されて、これからはお念仏の一声でみなさんを導いてくださいます。私もコロナ禍、幼なじみと自死でお別れをして自分を責めていました。彼女の分も精一杯に生きることで彼女も喜んでくれる気がしています。かえでさんもお辛いときはZOOMの相談を利用したりhasunohaを遠慮なくたくさん頼ってくださいね。
南無阿弥陀仏

かえでさん、その後いかがお過ごしでしょうか。悲しくおさみしい日々ですね。どうしてもショックや心の傷があるときは、hasunohaのお坊さんとZOOMで話すのもよろしいかと思います。
かえでさんが1日も早口立ち直り回復されますことを念じています。
お身体、おだいじになさってくださいね。

追記/まだまだ日が浅いですから無理して話さなくて大丈夫ですからね◎お坊さんたちに気を遣うことは一切ありませんよ。気が向いたらで。「話す」は「離す」です。自分の外に出したら楽になります、ご遠慮なく、気が向いたらです◎

2024年9月4日 21:13
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有り難し
おきもち

はじめまして、薫衣(くのえ)きみこと申します。 私は、これまで心理...
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質問者からのお礼

早速、貴重なお言葉をいただきありがとうございます。

昨日、弟は亡くなりました。

一度目に家族LINEに自死をほのめかす連絡があった後、弟に1人じゃないからねと伝えましたが、僕はひとりぼっちだよ。と返信があり、それが私との間では最期のやり取りでした。
家族LINEにその後また、先に逝きますと連絡がありました。
私は何もすることができませんでした。

今、弟が本当にいなくなってしまって、なんで1番苦しい時に相談に乗れないなんて言ってしまったんだろうと後悔が押し寄せて、とても苦しいです。

弟はずっと色々なことに悩み続けていました。数年前に自殺未遂をした事を聞いた時から、私は絶対に後悔したくないと思って、できる限りですが弟の話を聞くようにしてきました。

それなのに、最後の最後に、弟に寄り添ってあげられなかったです。
頼りにしてくれていたと思うから、そんな人から、相談に乗れないなんて言われたらどんなにきつかったかなと今思います。

そもそも、弟が元彼女と依存しながらも、楽しい時間を過ごせていた時もあったのに、縁を切るように強く勧めてしまったことも、間違っていたんだ、と後悔しています。
弟のためにと、良かれと思ってやってきたことが、結果、人生の楽しみや生きる希望を奪ってしまったんだと思います。

弟がひとりぼっちだと強く感じることになったのは、きっと私のせいです。

これからずっと、この後悔は続くと思います。

どうか、私が前を向いて生きていける日がくるよう、改めてお言葉をいただけないでしょうか。
取り返しのつかないことをしてしまって、本当に苦しくて、
また相談のような形で申し訳ありません。

お言葉をありがとうございます。

苦しくて一日中泣いてばかりでしたが、少しずつ落ち着いてきました。
今は自分がしっかりしなくては、という気持ちがあったものの、いざいつものようにお腹が空いて食事をして、眠くなって寝られるようになると、そんな自分に対して戸惑いがあります。

過去に自分がうつ状態になった時は、ご飯を食べられなかったし動けないほど辛い時期がありました。
その時の自分と今の自分は違うのかもしれないけれど、こうして日常に戻りかけている自分は何なんだろうと思います。
悲しみにずっと浸っていたら立ち上がれなくなりそうで怖いけれど、悲しみが早く消えていくような感覚も怖く感じます。

先日お伝えした後悔だけでなく、深い悲しみ、虚しさ、怒り、不安など様々な感情は今も心の中にあります。
先日家族に会った時に少しは気持ちをさらけ出せたけれど、もう家族にも心配をかけたくないし、家族も苦しんでいるから、あとは自分の中で対処していかなきゃとは考えました。
それでこうなっているんでしょうか。

こちらには書ききれない色んな思いを誰かに聞いてほしいけれど、絶対に自分の周りの人には話せないような内容です。
お坊さんに聞いていただけたらとも思うのですが、感情がなくなっていって淡々と話をしそうな自分が怖いです。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ