同年代とのつきあい方を知りたいです回答受付中
現在27歳で父親がすでに亡くなっています。親は母だけですが、そんな母に今年の6月にスキルス胃がんステージ4で見つかり、余命半年から1年と言われました。同年代よりも早く両親がいなくなりそうです。この事が辛く不安で相談しても理解されず時にいらいらします。どうしたらいらいらがなくなりますか?
同年代の子も50歳くらいになれば同じ経験をし気持ちが理解出来るようになると分かっていても今は思うように感情がコントロール出来ません。
また、同年代で不倫をしていたが不倫相手との関係を切り、別の人と結婚し子供を作り幸せになっている友人にもむかつきます。悪いことをしていない私がこんなことになり、散々相手のことも考えず行動してきた友達は幸せになっていて不公平だとも思ってしまいます。
感情がコントロールできずいらいらして泣くことが増えた自分にアドバイスをください。
お坊さんからの回答 3件
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全て分かってもらうことは難しい。心に合わせて相手も選ぼうね。
生まれた時から、ずっとそばにいてくれた人(両親)を失う経験、またそうなったらどんな気持ちになるだろうかと想像する、ということが及ばない人には、なかなか分かってもらえないよね。
心細かったり、寂しくなったり、頼る先がないように思えて、どう生きていったらいいのかって、怖くなってしまう時もあるんじゃないかしら。
何かあれば、親がいる、親に聞けばいい、親が助けてくれる、親に甘えられる家族団欒… そんなものが私には叶わない。これがどれほど孤独に感じるか。
でもね…全てを分かってもらおうと思うことは、難しいよね。こういう気持ちの時には、この人に聞いてもらおう。この子は、何も言わなくても一緒にいてホッとする。私の変化にそっと優しさを向けてくれる。そんな友達もいるんじゃないかな?また、そんな友達も増やしていきませんか。
自分が辛い時は、無理をして友達に合わせたり、付き合うこともないのだから、一人になりたい時やイライラしちゃう時は、距離を取ったりしながら、上手く自分の心が乱れないようにしていきましょうね。
そして、お母さんにとって、あなたの存在が何より支えだと思うわ。そばにいるだけでも、きっと心強いと思います。どうぞ、お母さんとの時間を大切にね。
ハスノハも、いつでも頼って甘えてくださいね。
あなたと繋がっていますからね。
母を想う深い愛情の証
あなたの感情の揺れは、状況を考えるととても自然なことです。大切な親との別れが現実味を帯びてきたとき、人は「悲しみ」だけでなく「怒り」「不公平感」「焦り」など多様な感情を同時に抱えます。仏教の言葉で言えば、これは「愛別離苦(あいべつりく)」と「不平等感から生じる瞋恚(しんに)」が絡み合った状態です。
1. 感情を「否定せず、ただ観る」
怒りや苛立ちは、悲しみの裏側に隠れた感情です。
「なぜ自分ばかり…」という思いは、理屈ではなく心の叫びです。仏教では、この心の動きを無理に消そうとせず、「今、自分は怒りを感じている」と観察することを勧めます。感情を客観的にラベルづけするだけで、少し距離が生まれ、飲み込まれにくくなります。
2. 不公平感との向き合い方
友人の幸せを見て苛立つのは、「自分は奪われている」という欠乏感からくる自然な反応です。
しかし、仏教では「人それぞれの因縁により、結果は異なる」と説かれます。友人の過去や行いと、あなたの今の境遇は直接的な因果関係ではありません。ここでのポイントは、「比較の舞台から一時降りる」こと。
SNSや友人の近況を意識的に避ける期間を作るのも有効です。
3. 怒りをやわらげる具体的行動
呼吸法:苛立ちを感じたら、まず長く吐き、ゆっくり吸う呼吸を3回繰り返す
書く瞑想:不満や悲しみをノートに書き出し、そのまま閉じておく(感情の一時退避)
感謝の対象を一つ見つける:母との会話、食事、手を握る時間など、小さな瞬間を意識的に記録する
4. 「今」に戻るための視点
未来の喪失や他人の境遇を考えると苦しみは大きくなります。禅の教えでは、「一日一生」といって、一日をまるで一生のように生き切ることを勧めます。
「今日は母と一緒にいる」という一点に集中することで、苛立ちが少しずつ鎮まります。
まとめ
・怒りや不公平感は自然な反応であり、否定しなくてよい
・感情を客観的に「観る」習慣を持つ
・比較の舞台から降り、今できる関わりに集中する
・呼吸法や書く瞑想で感情を一時退避させる
あなたの感情は、母を想う深い愛情の証です。コントロールするというより、やわらかく抱えて過ごす方法を身につけることで、苛立ちは少しずつ和らいでいくはずです。
合掌
誰でもないあなた自身を生きて下さい
拝読させて頂きました。
あなたはお父様がお亡くなりになり、お母様が重い病となり辛い思いをなさっているのですね。友人は不倫していたのにその後結婚して幸せに過ごしているのを見ると不公平だと感じて嫌な気持ちになるのですね。詳細なあなたや周りの人達のことはわからないですけれども、あなたがそのように思ってしまうこととてもわかるように感じます。お気持ち心よりお察しします。
確かに生きていると何で自分はこんな目に合わなければならないのか、何で人は自分よりも恵まれているのかと思ってしまうことはありますよね。あなたがその感じて思ってしまうのも当然だと思います。
おっしゃる通り人生はとても不公平だと思いますし、辛いことも沢山ありますよね。
私もそう思うことは沢山ありました、何で自分ばっかりがこんな辛い思いをしなければならないのか、こんなに苦しまなければならないのか、いっそのこと全て投げ出してしまいたい、逃げたいと思ったことは幾度もあります。
ただ逃げられないのも事実です、或いは逃げたらやめてしまったら後々とても後悔することになるとも思いました。
父や母が亡くなった時にもとても理不尽に思いました。他の人達は楽しい人生を送っているのに何故亡くならなければならないのかと怒りや恨みや憎しみもとても感じました。
とはいえどそれは仕方のないことです、与えられた人生をそれぞれに生き抜いていったのです。全てを仏様にお任せして安らかにと祈りました。
人生はなかなか思う通りにはいかないことばかりですし、とても辛く苦しいことが多いです。
ですけれどもそのような中でも生きる価値はあるのです、それぞれ比較はできないのですけれども、それぞれに尊い命を与えられているのですし、様々な巡り合わせの中で恵まれて生かされているのです。
なかなか気持ちを切り替えることは難しいかもしれませんが、生きている中でふと尊いことやかけがえのないことに恵まれることはあります。
あなたがこれからの未来に本当に素晴らしいご縁に恵まれて毎日を健やかに豊かなお気持ちで生きることできますように、誰でもないあなた自身が心から幸せに生き抜いていくことできますように切に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌