母の余命宣告を受けて前に進めません。
1週間前に母の余命宣告を知りました。
3年前に癌の再発が分かり、今まで治療を続けてきました。現在は同居しています。
治ることはないと言われていたのでいつかはこの日が来ることを覚悟していたことですが、実際に宣告を受けた時から毎日、明日が来るのが怖くて泣いてしまいます。
母とは二人暮らしで、私には父兄弟がおらず親しい親戚もいないため、
私がしっかりして、色々と決ねばならない手続きなどを早めに決めて、余生をどう充実させるかに目を向けないと行けないことは分かっています。
しかし心が着いていかず、近い未来独りぼっちになる恐怖に毎日怯え、自分自身が生きることに後ろ向きになってしまっています。
誰しもがいつか迎える状況だとは理解していますが、早すぎる時と抱える事の重さがつらいです。誰かに胸の内を言うこともできず、つらくて書き込みさせていただきました。
こんな世界が本当に嫌で、もし全て終わったら私も消えてしまおうかなと考えることも多いです。
今後の自分の未来にはもう、楽しいことや嬉しいことなんてないのではないかと強く思います。
今はまだ母は日常生活ができる状態ですが
時間はあまりなく、自分がこんな状態でいる場合ではないのに自分のことでいっぱいになってしまっている自分に嫌気がさして余計に消えたくなります。
患者家族は元気な姿を見せ、サポートに徹さないといけないのですが、こんな状態で母にも申し訳ないです。
未来が怖くてたまりません。
どういう考え方をすれば、受け入れて前を向けるのでしょうか?情けなく弱い自分に喝をいただけませんでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人生を味わい尽くす
mee 様 相談ありがとうございます。
お母様の事、心配で辛いですよね。切ないやるせない気持ちでしょうか。
お近くの施設や、保健師や緩和ケアの医師など、悩みを相談できるところはありますか?身近にそういう人や施設を探して、頼ってくださいね。
2人だけで、乗り越えようと頑張らなくていいのです。
そして、
お母様が今、日常の生活が出来る状態なら、あなたたとともに、
「生ききる」ということに思いをはせてみてください。
最後の瞬間まで、その日・その時を、お母様らしく「いききる」ことをお二人で思いをはせてみてください。些細なことでもいいのです。それを心がけていただくだけで、毎日が変化していくと思います。
出来れば、小川糸 著『ライオンのおやつ』を読んでみてください。
「チョコがたっぷり詰まったコロネのように人生も端まで味わい尽くす」(NHKのドラマ化された言葉から引用)が私には響きました。
どうか長い短いに関係なく、その時まで優しく温かく(生ききるを)味わい尽くす人生をお過ごしいただきますようご祈念いたします。
そして、そのことが、mee 様の今後に役に立っていくと思います。
お辛い状況、涙が止まらないこともあることは重々承知の上で、申し上げております。情けないとか弱い自分と責めることはありません。誰でもそんな気持ちになります。それが当たり前なのです。そんな気持ちを吐露することで、少し心が軽くなることもあります。これから看病・介護で辛く悲しい気持ちに覆われそうになったらどうぞ遠慮なくおっしゃってください。mee 様のお気持ちに寄り添いたいと思います。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。毎日、生ききることを意識すると変化が訪れると思います。病気であっても病人でない生活が出来るかもしれません。どんな時も希望は必ず見つかるし、最後まで自分らしく生きられると思います。それでも心は揺れます。そんなときは遠慮なくご相談ください。誰かに話せば少しは楽になりますから。ご縁に感謝申し上げます。再礼
追追伸:再度お礼メッセージありがとうございました。本が役に立ってよかったです。メールでもいいので辛い気持ちをお話しくださいね。合掌礼
質問者からのお礼
なかなかうまく言葉が見つからず、
お礼を言うのが遅くなってしまいました…。
「生ききる」ことを毎日繰り返すことで、未来への気持ちは少しずつ変わっていくのでしょうか…。今は暗い気持ちの毎日ですが、少しずつ「生ききる」ことへ意識を向けられたらいいなと思います。
また、おっしゃっていただいた「ライオンのおやつ」も読んでみます。
色々と具体的なヒントをいただけて大変ありがたかったです。生ききる方法について探してみたいと思います。
10ヶ月前の相談についての、コメントですみません。
ここで勧めていただいた「ライオンのおやつ」を購入したものの、お話の内容から現実を受け止めることになるのが怖くて読めず1年程たってしまいましたが、終末期を過ごす母の病室でふと思い立って読みました。
与えられた生を「生ききる」の意味がようやく分かり、自分も生ききらねばと少し前を向けたと同時に、つらい気持ちをこの本にとても慰められた気がします。
今ままでの人生で1番つらい時間を過ごしていますが、この本に出会えて、今良かったと思います。
改めてここで勧めていただいたことにお礼申し上げたく、ありがとうございました。