相手の嫌な所ばかり目につく
特に両親に対して嫌なところが目についてしまいます。今仕事を休んでいる為、両親と接する機会もますます増えました。
親切にしてくれるし、優しい両親なのです…が、ちょっとした癖や言動にいちいちイライラが収まらず時には強い言葉を投げかけてしまう時もあります。
どうしたら家族の嫌な所が目につかなくなるでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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苦しみは無くならない
ムカつくのは、そこに苦しみがあるからでしょう。
自転車に乗っているときに、スムーズな道路じゃなく、ちょっとした段差や石ころにガタンと抵抗感を受けるだけで、「チッ」と舌打ちしたくなるようなものです。
仏教では、生きている限り苦しみは無くならないと説かれます。
苦しみの形は瞬間ごとに変わりますが。
だから、両親と話すときには話す苦しみがあり、独り暮らしには独り暮らしの苦しみがあるのです。
自転車に乗るときにはその苦しみがあり、徒歩には徒歩の苦しみがある。
寝転んでいるときは胴体にストレスがかかり、立ったら足にストレスがかかる。
息を吸えば吐きたくなり、吐いたら吸いたくなる。
完璧な親などいないので、親と暮らせばムカつくことがあるのは仕方ない、世の中そんなもんだ、親がどんなに立派な人であっても相手をするだけでエネルギーを使うからストレスを感じるので、結局は一緒だ、とあきらめましょう。
誰にでも怠けの煩悩があり、無駄なエネルギーを使いたくないから、親のくだらない一言に、脳のエネルギーを余分に使うだけで苦しみを感じますね。
「あ、これは私の怠けの煩悩のために、親に優しくする時間とエネルギーをケチろうとしているのだ」と意識してみましょう。
質問者からのお礼
苦しみの形は瞬間ごとに変わる、とゆうお言葉が胸に残りました。完璧な両親も居ないし、自分自身も完璧な人間では無いとゆうことを受け入れたいと思います。
実親であるが為、どうしても目に付き苛立ちを覚えてしまっておりました。折り合いをつけられるよう精進致します。
ご回答また繰り返し読ませて頂きます。ありがとうございました。