望んだ妊娠ですが、不安です。
妊娠していることがわかりました。判明当初は嬉しい気持ちがありました。しかし、自分のこの後のキャリアや産休育休を取得できるのか、取得できたとしても、戻れるのか。それが心配で心配で、不安な気持ちに押しつぶされそうです。
まだ会社には妊娠報告していませんが、私は契約社員のため、育休を取るにはいくつか制限があります。ただ、今の仕事がとても好きですし職場の人も好きなので、絶対に社会復帰したいです。
自分のことばかり考えてしまい、喜びよりも不安が大きい母親の元に産まれてくる子供がかわいそうだと思い、いろんな感情で泣いてしまいます。
こんな私が出産しても良いのでしょうか。母親になっているビジョンも、妊娠前の方がわいてました。今は何も想像出来ません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
不安は過ぎ去る
仏教では、心は無常であると考えます。
思考や気分・感情は、瞬間瞬間に浮かんでは消え、変化します。
思考は脳内の電気信号だし、気分は脳内分泌物みたいなものですからね。
あなたの場合、いわゆるマタニティブルーの可能性もありますから、医師や役所の保健師さんに相談してみてはどうでしょうか。
まずは、今の不安な気持ちは決して永遠不滅ではないこと、心は瞬間瞬間に新しい心に入れかわっていることを理解してください。
たとえば、人は、どんな悲しいお葬式の合間でも、1秒後にお笑い番組を見たら笑ってしまいます。
心の変化スピードはそれくらい速いのです。
嫌な気分の瞬間ばかりにスポットライトを当てず、日常生活の何気ない瞬間、冷静な瞬間も意識してみましょう。
そして、たとえば食器を洗いながら仕事の心配をするのか、食器を洗いながら鼻唄を唄うのか、身体(手)は同じ食器洗いの時間でも、同時並行する心(意識)と口(言葉)の使い方で、楽しい時間になるかどうかが激変します。
今考えなくてよい心配は今は考えない。
思考の堂々巡りに陥ったら「これは妄想雑念だ」と気付いて別の楽しいことを考えるなど、思考(妄想雑念)の工夫もためしてみてください。
唄うように踊るように、日常生活を楽しみリラックスしましょう。
最後に、少し厳しいことを言います。
たとえば仕事のキャリアはあの世に持って行けません。
だから、キャリアは執着に値しないのです。
執着は悩み苦しみストレスの原因になりますから、執着にも気付くようにしてみてください。
仏様の慈悲はあなたを見捨てませんから、この先どんな人生になっても安心してください。
質問者からのお礼
ありがとうございました。
キャリアよりも、今出来た命を大切にしていきたいとおもいます、。