責任の重い仕事への不安
会社員3年目の女性です。
私は繊細で何事も深く考えてしまう性格です。海外に携わりたいとの思いから海外事業部を志願し、働いています。ですが営業業務を担当する中で、自分が失敗したら、何百万円も損失が出てしまう仕事も多くあります。考えすぎる性格なので、責任の重い仕事は慎重になりすぎてしまい、心配事を何度も上司に確認してしまい、時々うんざりされているように思えます。仕事の呑み込みも遅いと思います。また今後、年次を重ねていく上で更に責任が重くなっていき、不安で仕方がありません。同僚も何故か私に仕事を押し付けたり、責任転嫁する人も多くいるように思えてしまいます。失敗が許されない仕事で、残業も増えていきます。重い責任がのしかかり休日なども不安な気持ちで過ごすことが不安です。仕事を辞めたくはありません。何かアドバイスいただけると幸いです。海外に携わりたい気持ちは今も変わっていません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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次工程はお客様
ご質問拝読しました。
大手鉄鋼から
試験を受けて受かり
役所のようなところに
長年勤めていました。
次工程はお客様という言葉を
聞いたことありますか?
今は言わないのかも
知れませんが(笑)
担当としてしっかり、
確認すれば、
あとは次工程にお任せする。
次工程をお客様と思い、
慎重に丁寧に仕事をして渡す。
あなたのお立場を考えると、
渡す相手は、
上司や先輩になりますかね。
私から開き直って、
お任せするしかないんですよ。
役所はもっとはっきりしていて、
文書は規程に従い、
回議書や供覧書を回します。
担当、主任、課長補佐、課長、
と上がっていきます。
起案者本人、担当者ですね。
個人的責任が問われることは、
まずありません。
こうした職務規定が
あるかないかはわかりませんが、
通常は入社数年の社員に、
責任を問うことは、
まずありません。
また、個人の責任が
問われたことを、
見たり聞いたこともありません。
上司に対する、
質問や確認はしつこい
くらいでいいのですよ。
念のためですから。
次工程はお客様。
上司や先輩はお客さまです。
あまり考えすぎない。
あなたが考えるほど、
世の中は厳しくないですよ。
甘いのです。
大丈夫!
ご活躍を祈念していますよ。
心を見つめ直す時間を作ること
拝見させていただきました。
仕事のプレッシャーからのストレス、また、深く考えすぎる正確なので、大変かと思います。
突然ですが、もちさんは空を飛びたいですか?
天高くそびえる社殿や天界思想からも分かるように、空を飛ぶのは古代からの人類の夢でした。それを実現させたのがフランスのモンゴルフィエ兄弟です。1783年に熱気球による世界初の有人飛行に成功したそうです。夢は実現したのですが、裏を返せば、それより以前の人は夢を叶えられなかったのです。なぜ叶えられなかったのか、それは縁の問題でしょう。
彼の兄弟が気球を発明したと言っても、作る技術がなければ作れません。おそらく、更に1000年も前に生まれていたらできなかったかもしれません。
謂わば、種がたまたま土の上に落ちて、雨がちゃんと降ってくれたお陰で花が咲いたようなものです。種そのものの力で花は咲きません。
もちさんは、とても真面目で一生懸命に頑張れる方だと思います。一方で良いことなのですが、それが原因で心に余裕が無くなっているように思います。
もしかしたら、性格上、今の仕事に向いていないのかもしれません。夢に向かい努力することは素晴らしい事です。しかし、夢の実現は自分ひとりの力で達成出来るものではありません。それは、周りの状況、境遇、理解、様々な御縁の中で成り立つものです。
そこで、実践してほしいことがあります。
それは、自分の時間をしっかり作って、自分を見つめ直すことです。仕事で忙しいかもしれませんが、心に余裕のない状況で何かをやろうとしても、前に進みません。泳ぎを知らない人が海に放り出されているのと同じです。まずは心を整理することです。意外と浅瀬で足がつくかもしれません。
次に、自分が今の仕事を続けられるか問うてください。石の上に花は咲きません。
もちさんのお話から見るに、石の上の種に一生懸命に水をかけているように思えます。
しかし、花が咲く方法はあります。それは、咲くところに持っていくことです。
海外勤務の夢が強く、どのような深い想いをお持ちなのか、文面からは読み取ることはできませんが、それに固執する必要はないかと思います。
1度、しっかりと心を鎮めてみてください。その上で、まだ頑張れそうなら頑張ってみてください。無理なら諦めましょう。
まずは、時間を作って、心を見つめ直すことから始めてはいかがでしょうか?
質問者からのお礼
三浦康昭様
ご相談に答えていただきありがとうございます。あまり難しく考えすぎず、精一杯目の前の業務をして、次工程の方へ回したいと思います。
前向きになれるアドバイスを誠にありがとうございました。
浄譽祐慧様
ご相談に答えていただき誠にありがとうございます。確かに、余裕のない日々で自分と向き合う時間があまり取れていないように思えます。時間を作って自分と向き合ってみたいと思います。優しいお言葉誠にありがとうございます。