回答 3
有り難し 74こんにちは。前回の質問時には心温まるご回答をありがとうございました。
表題の件で、高校生のときからずっと気になっていることがあり、不安を軽くする方法をご教示いただきたいと思い投稿いたしました。
高校時代、手相占いを趣味にしている教師に手相を見てもらったところ、奥歯に物が挟まったような感じで「健康に気をつけろ」と言われ、嫌な思いをしました。
同じ頃、テレビ番組で占い師が大病で亡くなった大物俳優の手相を解説していて、その俳優さんと私の手相が似ていて凄く怖くなりました。素人判断ですが、生命線に対する健康線の表れ方が良くないみたいです（本やネットで調べたのですが、あまり良いことが書かれていませんでした）。それ以来、手相占い（または手相そのもの）が怖くて仕方ありません。
高校生のことからずっと、自分もいつか大病をするのではいう思いが常に心のどこかに存在して消えません（癌家系なので）。そのせいもあり、毎年の検診は欠かさないようにしていますが、結果が出るまで怖いです（お陰様で健康状態は良好です）。
私が寺社仏閣を参拝したり、写経したりするのが好きになったのも、もともとは悪運（大病）を追い払って欲しいという気持ちがきっかけかもしれません。
悪いことを気にしていると逆にその悪いことを引き寄せてしまうと思い、考えないようにしているのですが、離婚して、ようやく自分の人生を生き始め、幸せと感謝に囲まれて生活できるようになった今、ふとしたときに思い出して、ウジウジと悩んでしまいます。
余談ですが、手相以外の占いは怖くありません。離婚したときに見てもらったら、「人一倍運と念が強いので、今後はそれを良い方に使いなさい」と言われ、まだ起きていない先のことばかり心配せず、今を楽しくいきるようにしているのですが、不安（トラウマ？）がなかなか消えません。
どうぞ、手相や大病に対する恐怖を克服するための心構えを教えてください。長文をお読みいただき、ありがとうございます。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
生命線が途中で二股になって片一方はそのまま切れていますよ！
でも全然気にしていません。
あくまで個人的な意見ですが、
『手のシワで人生わかってたまるかい笑』と思っています。
ある高名な和尚さんの言葉ですが、
『道のよからん事を祈るより
いかなる道にも堪えらるる力の加わらんことを祈れ』
これが宗教です。
その人の歩む道の先になにがあるか。
それを言い当てるのが宗教ではございません。それこそそんな宗教は気をつけたほうがいいでしょう。
そんなもの神仏しかご存知ないのです。
1秒先がわからない私たちです。
いつどこで震災にあっていかねばならないか、いつどこで事故にあわねばならないか、私たち人間にはわかりっこありません。
ですがいかなることが起ころうとも、いかなる不運がふりかかろうとも、
その道をたしかな足取りで歩ませていただける力を心身共にいただけるのが宗教です。信仰です。
私は浄土宗の僧侶です。
いつ死んだって阿弥陀さんが迎えに来てくれはる。心配いらん。
そう思わせていただけるんです。
信仰は。
笑門来福さん。
せっかくお寺にお参りなさるなら
そのような気持ちでお参りして頂きたいです。
手相が悪くて気になっているのですね。
もし、手相が気になるようでしたら、手相の本を買ってきて、自分の手相を、爪でがりがりやって、希望の手相になるようにカスタマイズしちゃえばいいんですよ。
ナイフとか刃物はだめだよ。危ないから。毎日爪でがりがりやってうちに、手相がそのようになってきますよ。きっと運もそのようになってくることでしょう。楽しみですね！
最後に中島みゆきさんの歌詞から。
「あと幾日 生きられるか 生命線に尋ねてみても 昨日死んだ若い人の 掌は長生き示してた」
あまり手相の事は気にすることなく、一日一日を楽しく過ごそうよ。
笑門来福さま
こんばんわ。手相占いですね。私も嫌いじゃないです。
昨年、人生で２度目の占い館へ行って参りました。（お坊さんなのにね。）
なぜかというと、「手相」って「変わる」と昔、占師に言われたからです。
なんとなく、いろんなこと考えたりしてると誰かにアドバイスを貰いたくなる時ってあると思うんです。実際それで全てが当たるわけではないですが、なんとなく自分の思っている悩みや決断に対して第三者からの意見としてアドバイスをもらうのは悪いことではないと思いますし、自分の頭でこね繰り返すよりも、視野や選択肢は広がることもあると思います。
占いによって、マイナスに思考する必要はないですし、むしろポジティブに受け取って前向きに思考してはいかがでしょうか。合掌
唯称寺 大乗様
この度はご回答ありがとうございました。『手のシワで人生わかってたまるかい笑』のお言葉にクスッとし、『道のよからん事を祈るより いかなる道にも堪えらるる力の加わらんことを祈れ』のお言葉にハッとしました。実際にお寺にお参りするときはもちろん、日々の祈りの心得にしたいと思います。感謝。
宝蔵寺 野村圭秀様
この度はご回答ありがとうございました。お坊さんでも占い館に行くのですね。そういうとき、職業は内緒にされるのですか？ 「占いをむしろポジティブに」のお言葉、心に響きました。本当にそうですね。私はこの手相だったからこそ、日頃から不摂生をしないように心掛け、今、健康でいられるのかもしれません。手相は変わらないかもしれないし、人間なので病気になるのは避けられないけれど、日々の心掛け次第では病を最小限に抑えることもできる！と前向きに考えます。感謝。
凰林寺 光禪様
この度はご回答ありがとうございました。早速、がりがり改造中です。『楽しみですね！』と言っていただき、嬉しいです。涙が出ました。20年以上、ずっと、40代、50代になることの恐怖と戦っていましたから・・・。私の人生、まだ『楽しみですね！』なんですね。一日一日を楽しく過ごしたいと思います（←これは得意！）。感謝。
煩悩ばかりで、本当のお恥ずかしいです。ですが、長年誰にも言えず抱えてきた悩みを相談して皆様のご回答を拝受でき、癒されました。本当にありがとうございました。
