hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

認知症の父に心がモヤモヤします

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

はじめまして。
この度は父に対して心がモヤモヤするので、仏様の教えからアドバイスを
いただけたら嬉しいです。

私の父は重い認知症で介護施設にいます。
言葉は話せませんが、表情からどうやら私の事は分かっているように思います。

私の母はもうずいぶん前に亡くなっていますが、アルコール依存症で
かなり強い激躁状態になって暴力的になるタイプの双極性障害でした。
そのためか、私に対して寝ている時にいきなり首を絞めてきたり、
包丁を振り回してきたりする、命が危険になるレベルの虐待を受けて
育ちました。

毎日尋常ではない暴力と暴言に耐えてきましたが、
私には3歳年下の弟がおりますが、母は「女の子なんて欲しくなかった。
男の子が欲しかった。」と言って、
弟にはマンガやゲームやパソコンを買ってあげてかわいがっていました。
父は、私が母から暴力を受けていて「お父さん、助けて!」と言っても、
「お前が悪いからお母さんに殴られるんだ。お母さんを怒らせるお前が悪い。」
と言って何もせず、
弟は、自分のテストの点数が悪いと「おねえちゃんが、勉強しないでマンガ読んでた」と母に言いつけて、
私を生け贄にして自分の身の安全を守るような人でした。
父も弟も「お前がそんなんだから、お母さんに嫌われるんだ。お前が悪い。」
と言って、何も家族の問題を解決しようとしませんでした。

私は自分を守るために家を出たのですが、
母は夜中に毎日のように1時間おきに電話をかけてきて「死ね!」と絶叫して
ガチャッと切るような事をしてきたため、
とうとうメンタルをやられて、精神科のクリニックに行き先生に訳を話したら、
「お母さんはすぐに精神科の診察を受けた方が良い。
 私の師匠を紹介するから、そこに行ってみて下さい。」
と言われて、父に手紙を書いたら、父から電話がかかってきて
「精神科になんて行かなくていい!お前がお母さんの話を聴いてあげればいいんだ!」
と怒鳴られました。

結局、母が慢性リウマチで入院して、そこで精神科にかかる事になって
双極性障害が分かったのですが、
家族の問題に対して本当に何の手も打たず、母と一緒になって私を虐待していた
父は、今は認知症になって施設で手厚いケアを受けています。

私は施設の連絡先になっていますが、
父に対する気持がなかなか整理がつかないで、
とても苦しくなる時があります。

2024年3月22日 13:15

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

サラッと対応されていいと思います。

ご質問拝読いたしました。

壮絶な体験をされましたね。
本来なら、即刻、
アルコール依存を起因とする、
双極性障がいがあり、
他害の恐れが
十分にありますので、
措置入院させても
いいレベルだと思います。
愚僧は一応、
精神科PSWです。

壮絶な環境でよく、
生きて来られたと思いますよ。
ご無事で何よりでした。

あなたは一身にそうした
理不尽を受けてこられたのですね。
もう十分ですよ。

よく乗り越えて来られました。

本当によかった。

お父さまのことですが、
健常な時は父として、
チキンと対応していたが、
痴呆になってしまったなら、
しっかり見守りください。
と申し上げますが、
子どもが窮地に陥っているのに、
放置して、身の保身のみを
考えていたように感じます。

お父さまがもう少し、
しっかりしていたら、
最悪の家庭は多少とも
回避できたはずです。

お父さまに対する
あなた様の複雑な思い、
理解できます。

おっしゃっていることは、
至極真っ当です。

愚僧なら、
最低限の対応しかしません。
お父さまの顔を見ると、
昔のトラウマに
襲われるからです。

仏教では、
執着するなと教えます。

気持ちを離すのが
難しければ、
物理的に離れることが
執着を手放すために、
必要と感じます。

どうか、
ご家族を大切にさないませ。
いまが大切!

今を生きること。

よろしくお願いします。

2024年3月22日 14:05
{{count}}
有り難し
おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

どうもありがとうございます。
お陰様で、私のモヤモヤはかつての心の大怪我の後遺症なのだと気づきました。
大怪我だからきれいに元通り治るとはいかないかもしれませんが、
後遺症があってもあまり問題ないぐらいになるよう、
心のリハビリに努めたいと思います。
父については、私の心に負担にならない範囲で、
無理なく出来る事をしようと思います。
いつか、私の中で修羅の世界だったような実家が、
貴重な教訓として生きるように、
私自身と今の家族が幸せになるように精進したいと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ