老親に心が開けない自分が嫌になります
両親は現在89才と86才、共に軽い認知症で持病も患っています。
施設には入らず、通院しながらお互いを支え合って生きている両親です。
いずれそう遠くない未来にあの世に旅立つことは間違いなく、だから私は少しでも多く実家に顔を出そうと務めております。
破天荒な私と違い、本当に常識的な一般良市民である両親で、私のこともずっと愛して育ててくれました。
それがわかっているのに、昔からどうしてもソリがあいません。相性が合わないと言うのでしょうか。
特に母とは昔から会話をしていてもかみ合わず、どうしてもイラっときてしまって話をする気にならないのです。
例えば、私がバツイチなことについて「老後が寂しいじゃないの。何とかならないの」と心配顔で言われます。
私が「もう再婚する気はないし寂しいとも思わないから大丈夫!」と言っても
「そんな事ないわよ。やっぱりひとりは寂しいわよ」とさらに心配顔で言われ、いたたまれません。
これは一例で、その他私の生き方、考え方が母の理想とは違っているために
会話がはずみません。
こんな感じで私はいたたまれなくなったり、イライラしたりするので
なるべく母と話をしたくないのです。
私がもっと心を開いて母とたくさん会話をすれば母はどんなに喜ぶかわかっているのに、です。
この先、母が永遠に旅立った後で自分がどんなに後悔するか、どんなに母を恋しく思うのかしっかり想像できます。
それでも今現在は母との会話を避けてしまう自分が情けないです。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
価値観や表現が違うだけ。想いは同じところにあると思います。
プロフィールも読ませてもらいました。
人として大切な存在であり、親として感謝をしている。かけがえのない人なのに、会話をしていると、イラッとしてしまうのですよね。それは、価値観と表現の違いだと思うのですよ。
お母さんの言葉には、どこか、哀れみを含んでいるように聞こえてしまい(可哀想な子、寂しい子、惨めな子)そんなふうに あなたには届いてしまうのでありませんか?
再婚だけが全てではないし、パートナーがいることが幸せとは限らないけれど、そうでない人生は惨めだよと言われているようで、情けなくて悔しくなってしまうのではありませんか?
もちろん、お母さんはそんなつもりでおっしゃっているわけではないでしょうし、あなたの幸せを願えば、一人より頼れる人を との想いなのでしょう。
言葉選びは、難しいですね。あなたを想う言葉が、実際にはあなたが望まない言葉となって刺さってしまうのですからね…。
あなただって、わかっているのですよね、悪気あってのことではないし、イライラしてしまう自分も嫌だなって。
親を安心させるために、喜ばせるために、生きることが正解でもありません。あなたが選び、歩く生き方が正解なのです。
ただ、価値観や表現が違うだけ。想いは同じところにあると思います。
「ありがとう。大丈夫よ。私幸せになるからね」
そう言って、胸を張りましょう。
あなたはあなたの生き方を、これからも大切に。
それで良いのですよ。
質問者からのお礼
中田様 心に響くお言葉をいただき、有難うございました。
こんな年齢になってまだ高齢の親を心配させている自分というのがとても情けなくてイライラし、
また私の生き方が理解できない母にもイライラしていました。
母の言葉には私に対して哀れみを含んでいる、まさにその通りです。
でも中田様の「想いは同じところにあると思います。」というお言葉が
スンナリと自分の中に入ってきて、とても気持ちが楽になりました。
救われたような気がします。本当にありがとうございました。
中田様のご回答は毎回必ず拝読しております。
相談者に寄り添ったご回答に自分も気持ちが楽になったり気付きがあります。
ありがとうございます。



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