旦那以外の好きな人を忘れられるか不安
私は交際期間も含めて9年間、今の旦那のことが大好きで、好きになったらまっしぐらなタイプなので冷めることもなく、毎日幸せでした。
ところが数ヶ月前、中学時代好きだった人とひょんなことから再会し、数回ご飯に行きました。心地も良くて尊敬できて素敵な友達ができた感覚でした。彼は独身です。
この時点で顔や言動も含めて素敵だなという感覚は、今考えればあったのかもしれませんが、蓋をしていました。ちなみに2人でご飯に行くことは旦那に許可済みです。
ふとした会話の中で、相手が自分に好意を持っていると知り、そこから毎日頭の中はその人、苦しくて食欲もなく寝れない日々が続き。
あんなに大好きだった旦那にも、急に感情が湧かなくなってしまいました。こんなに好きと言う感情に狂ってしまうのが初めてで自分が怖くなりました。
何でもっと早く出会えなかったのだろう。
とまで考えてしまいました。
結婚していなかったら、別れて彼の元へ行っていただろうと。
これではダメだと思い、もう会わないことを告げました。
今までは、好きな人で好きな人を忘れてきた人生でした。でも結婚した以上、その方法は使えません。
この人に出会う前の感情に戻れるものなのでしょうか。無理にでも旦那さんに甘えてみるとかした方がよいのでしょうか。やっぱり時間が解決しますかね。
今は忘れられる自信がなく毎日が辛いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
追いかけても逃げ回っても四苦八苦はある
世の中に素敵な人は無数にいますから、仮に離婚して別の人と再婚してもまた新しい好きな人が現れます。
ですから、きりが無いのです。
私達の欲の煩悩にきりが無いのと同じですね。
ところが、私達は老いていきますから、いずれ、自分の方が好きな相手から見向きもされなくなる時が来るのです。
素敵な出会いに終わりはないが、自分自身の魅力には終わりが来る。
また、ある程度の年齢になると、同年代で素敵で真面目な人は結婚している確率が高くなるので、不倫したい男か結婚する気がない男か売れ残りオジサンか金目当てで近づいて来る男しか自分の相手をしてくれない可能性もあります。
ですから、子供が欲しい場合や安定した家庭を求める場合には、どこかで「これで最後」と線を引く必要があります。
もちろん、独身高齢者になっても構わないのならば好きな人が現れる度に乗り換える選択肢はあります。
結局、どんな選択肢にもメリットとデメリットがあるのです。
生まれる苦しみ、老いる苦しみ、病む苦しみ、死ぬ苦しみの4つを四苦と呼びます。
さらに、愛しい者と別れる苦しみ、憎らしい者と出会う苦しみ、求めるものが手に入らない苦しみ、心身に執着することで生じる苦しみの4つを加えて八苦と呼びます。
どれだけ逃げ回ったり追いかけたりしても四苦八苦は必ずありますよと、お釈迦様は発見(種明かし)されたのです。
幻想の苦しみです
拝読させて頂きました。
あなたは好きで交際していた旦那さんと結婚して家庭を持たれているのですね。しかし同級生に再会なさり何回か会っている中でとても好きになってしまったのですね。その人のことが忘れられず、そんな自分の感情に驚き毎日の生活にも支障が出てしまいどうすればいいのかととても悩み苦しんでいるのですね。詳細なあなたや皆さんやその人のことはわからないですけれども、あなたのその辛いお気持ちを心よりお察しします。
あなたがそう思い込んでしまうお気持ちもとてもわかる様に感じます。恋は盲目です、どうしても好きな気持ちがエスカレートしていって自分の気持ちに歯止めが効かなくなってしまいますからね。今のあなたの気持ちや想いを留めるのはなかなか大変かと思います。全てが別世界になってしまった様な感覚にもなってしまっているでしょうからね。なかなか無理に押し留めるのは至難の業かと思います。
とはいえどあなたのその人への想いや恋心は決して永遠ではありません、今燃え上がるその気持ちはいずれ冷めていくのです。あなたが抱いているその想いは幻想かと私は思います。いつかふと我に返った時には何だったのだろうかと急激に冷めていくことでしょう、そしてあなたにとって本当に大切な方々は誰なのか、何を大切にすることが善いのか必要なのかをハッ!とハッキリと気がつくことでしょう。
今大変辛いでしょうけれどもしっかりともう会わないようにしましょう、しっかりと縁を切り捨てましょう。
愛別離苦の苦しみはあなた自らが作り出しているものなのです、あなた自らが作り出している幻想の苦しみなのです。
どうか少しずつでも心を落ち着けて下さいね、毎日を穏やかにご家族の皆さん生きることを心がけて下さいね。
あなたがその悪夢から覚めて本当に大切な方々とお互いを思いやり尊重し合い、心健やかに皆さんと幸せに生き抜いていくことできますように切に祈っております。そしてあなたやご家族の皆さんを心より応援させて頂きます。またあなたのお気持ちお聞かせ下さいね、あなたを心よりお待ちしております。至心合掌