妻の言い方がきつい。すぐ怒りむかつく。我慢すべき?女性僧侶がアドバイス
妻の言い方がきつい。すぐに怒るからむかつく。かと言って喧嘩するのも面倒だし疲れるから黙っている。そうしたら「聞いてるの!?」とさらに怒る。
もううんざりです。どうしたらいいでしょうか?とhasunohaに相談をしてくる男性は多いです。
愛し合って結婚しても、出産や子育て、養育費の負担、会社での責任も増してくるなど夫婦を取り巻く環境はより厳しくなってきます。
そんな、「妻が攻撃的できつい」という夫の方からの相談に、女性僧侶が女性目線で“どう向き合えば良いか”を教えてくださいました。妻であり、母でもある女性のお坊さんからのアドバイスに耳を傾けてみましょう。
妻がキツイ。些細なことで急に怒り出す
と質問された相談者さん。
妻がとてもキツイです。そんなに怒らなくてもいいじゃないか、といつも思うのですが、本人には大問題なのか、よく怒っています。
かなり辛いです。怒らないようにしてもらうのはもう諦めましたので妻からのきつい言葉に、こちらの感情がグラつかないようにしたいんです。怒りに怒りで返してしまわないようにするにはどうしたらいいでしょうか?
奥様がちょっとしたことで急に怒り出す。しかも怒りの発火点がわからなくて困っているとのこと。怒らないようにしてもらうのは諦めましたとまで言われています。原因はどこかにあるのでしょうが、今はもう妻が怒っても動じない心を持ちたいという状況にまでになってしまいました。
怒りに反応しない自由を
「奥さんの怒りに反応しない自由がご自身にあること」を思い出されるのはどうでしょうか?
人はみんな自由^^
怒るのも自由。それに反応しないのも自由^^
女性はホルモンバランスの関係で急にイライラしたり
キツくなったり自分でも制御が難しい時があります^^;そんな時自由に怒らせてもらって(笑)
男性も自由でいてくれたら
けっこう助かる
女性のお坊さんからこんな回答をいただきました。
「反応しない自由」。反応しなければ、余計に火に油を注いでしまうそうな気もしますが、そこは男性にはわからない女性のホルモンバランスを考慮した上での回答をいただきました。
自由に怒らせてもらって、男性も自由なら、助かる。というところは男性からは、目から鱗ですね。
妻の小言に意見を言うと怒る
反応しない自由は一度やってみたい実践ですが、たまには反応したくなることもあります。
日常あることの一例を挙げますが、
私が公園で手が汚れたので、水道で洗っているとします。
妻「そこまで丁寧に洗わなくてもいいじゃない、潔癖症に見えるよ」
私「○○がついたから、洗いたいんだ。誰か見てるの?」
妻「どうしていちいち反論してくるの?『そうだね』と言っておけば良いじゃない!」
私「…(沈黙)」
と言った感じです。
妻の言うとおり、黙ってハイハイ言っておけば、確かに波風は立ちません。しかし、私にも私の言い分があり、意見の中身ではなく、意見を言うこと自体を怒られると、どうしてよいのかわかりません。と言うか、自分の意見くらい言いたい!
確かに黙っていれば波風は立ちませんが、会話がなければ夫婦とは言えませんし、意見を言い合うことも大切です。そんな悩みにある女性のお坊さんはこんな回答をくださいました。
「あなたの気持ちを理解したいよ」を伝えて
妻の立場に配慮したとしても、ただ はいはいと返事をしたところで、ちゃんと分かっているのか!となりますし。ご機嫌を取りながら会話しなければならないのも、なんだか違うんじゃないのって思いますよね。
子育て中や、また生理の時など、女性はイライラしてしまう傾向にあります。半分は仕方ないと思いつつも、やはり あなたの感じた気持ちは伝えてもいいと思います。夫婦は、言葉を交わしてこそ、分かり合えるものですから。
最初に 「きみが言いたいことは、◯◯こういうことかい? ◯◯のつもりで言ってくれたのは分かるんだけれど」と、妻の言い分に理解を示して上で、「僕は、こう思うんだよ〜」と、あなたの気持ちにも気づいてもらいましょう。
女性目線から、ご機嫌を取りながらの会話は違いますねと言ってもらえたことで相談者さんはいくぶん救われた気持ちになったようです。
夫婦は言葉を交わしてこそ分かり合えるという、当たり前ですがなかなかできていない大切なことを教えていただきました。
「あなたの気持ちを理解したい」という思いを伝えることが大切なのですね。
一緒に過ごしていると相手の欠点も明らかになり、嫌になってしまうことはありますね。同じ空間で暮らす夫婦ならなおのことかもしれません。
相手に求め過ぎず心地よい距離感を感じながら、しかし思いやりを持って、パートナーを理解したい気持ちで会話を忘れずに。
実践するのはとても難しいことですが、このバランスをうまくとりながら夫婦生活を幸せに暮らしていきたいですね。
hasunohaには、生きていくためのヒントをくださるお坊さんたちが、待っていてくださいます。怒りやストレスで苦しいときは、いつでもお坊さんの知恵を借りにいらしてくださいね。