夫の言い方が攻撃的できつい。怒るのが怖い。お坊さんに教わる3つの対策
夫と仲良くしたいのに言い方がきつい。話し合おうとすると切れる、無視する、ネチネチと嫌味を言い続ける、大声を出す、物を投げる。すぐに怒る。
夫が怒るのが怖い。怒らせないようにビクビク過ごすのが辛い。どうやってこの状況をよくしけばいいのでしょうか?
hasunohaに多くの女性から相談が舞い込んでいます。
「夫が攻撃的できつい」という相談に、多くの相談に乗ってくれているお坊さんが答えてくれました。その3つをご紹介しましょう。
受け流す。正面に立たない
夫が私のミスをすごい勢いで責める
夫が、「注意してるんだ」と言って、私のミスに対してすごい勢いで責めてきます。謝っても何度目なんだと怒られ、そのあと口も聞いてくれません。
それが結構な頻度であり、怒ると声を荒げて言われるので、普通の口調で言ってほしいとお願いしても、ずっと威圧的な感じで言ってきます。
ただ、夫自身ももしかしたら仕事のストレスとかを発散したくてそうなっているのかも…とも思っています。ですので怒ったりすることに対しては、完全にやめさせたいとは思っていません。
向こうが威圧的な態度のとき、こちらはどんな感じでいれば丸く収まるのでしょうか。…早く終わらせて普通に仲良く話がしたいです。
元の問答:夫と仲良くなりたいです
夫の仕事が大変だから発散もしたいのかもと、相手を思いやる気持ちも持っている奥さんです。何とか仲良くしたいという思いにお坊さんがくれたアドバイスとは。
怒りの力をかわす、受け流す
コミュニケーションが固着してしまうと、将来的に話し合いの出来ない関係から抜け出せなくなる可能性もあります。
私は、対処法としてかわす、受け流すという必要性を思います。私は、過去に趣味でボクシングをしていましたが、相手を疲れさせる方法で有効なのは絶えず動きつつかわしたり、受け流すことです。一番良くないのは動きを止めて正面に立ち、正面から受け止めることです。
怒りを発散させつつ、自分の身を守る。
簡単ではないかもしれませんが、少しづつ実践されてはいかがでしょうか。
怒りを疲れさせることで怒りを逃し、力が抜けた所で「仲良くな」れたらいいですね。
こちらのお坊さんは、まず「丸く収めようとして我慢をしてばかりだと、その関係性が固まってしまい話し合いのできない関係から抜け出せなくなる」とおっしゃっています。
そうならないための方法として「正面から迎えずに受け流す」アドバイスをいただきました。男性の怒りを正面から受けると委縮してしまいますよね。男性側も自分の怒りに反応されると余計に怒りが増幅することは大いにありえます。
お坊さんは具体的な受け流し方として、
ご主人が「威圧的な感じ」で直接に迫られたら、「参ってしま」うのではなく、例えば復唱する。ここをこうすればいいのね、分かったと。心は落ち込ませずに、淡々と処理する気持ちで。
あるいは、口角をあげて「うん、わかったよ」と明るく返してかわす。それでも相手が追撃してきたら、「分かった、って言ったよね。これ以上どうすればいいの」と軽いジャブを入れる。相手にすきを与えない。
すっと、横にひいて受け流すことで「あぁ。今怒ってるんだね」と客観的な見方すらできるかもしれません。気持ち的には随分と楽になってきますね。
第3者に相談
受け流すことでまず怒りを100%受け取らない。夫側も殴っても殴ってもしっかり当たらないから疲れてくる。そうなってくるとしめたものですが、それでも改善しない場合もあるでしょう。そんなときの2つ目のアドバイスです。
夫に叱られるのが苦痛
「なめてるのか?」「ふざけんな」等のキツイ言葉を繰り返されたり、睨まれたり、1時間2時間にわたり長々と繰り返して責められたり、ぐちぐち改善策などを追及されたりするのが苦痛で仕方ありません。
涙も出ますし上手く話せませんし最悪です。私の言う事の揚げ足を取り、言った言わないで責められるので本当に嫌です。その後の食事やお風呂、寝る時間が遅くなればそれでまた機嫌が悪くなり嫌味を言われます。
私の事を部下か家来か下に見ているんだろうなという感じがあり、寂しくもあります。元の問答:夫に叱られるのが苦痛
夫の思うように、何もかも全て私がやらなければならないのか?と毎日苦痛で辛い思いをしている奥さん。お坊さんからこんなアドバイスがありました。
相談者に頼って
それは、キツイですね。。。
注意のレベルを超えています。暴言ですよね。こんな言葉をたびたび言われていたら、参ってしまいますよね。
モラハラではないかなと思いますよ。我慢ではなく、一度、役所や モラハラ相談窓口で、一度相談や対策を聞かれてはいかがでしょうか。きっと、具体的に力になってくださるのではないかしら。また、話でしたら、こちらでも。あなたの気持ちを聞かせていただきますね。一人きりで悩まないでね。
女性のお坊さんから優しい回答をいただきました。一人で抱え込まずに誰かに話したり、相談することの重要性を教えていただきました。まずは身近なお友達やご両親に話せるなら相談してみてください。第3者が入ることで緩和されることもあります。夫婦二人だけの世界に入ると夫も妻も周りが見えなくなってしまうこともよくあります。
どうしても解決できない時は、モラハラ相談窓口や、DV相談窓口もあります。助けを求めることは重要です。さらに、hasunohaでもお気持ちを聞かせていただきますねとお坊さんはおしゃってくださっています。あなたは一人ではありません。辛い時は第3者に相談しましょう。
わからせる行動に出る
受け流しても第3者に相談しても解決しそうにない時はどうしたらいいでしょう?3つ目のアドバイスをいただきました。
突然スイッチが入ったように怒り狂う夫
夫の狂気に満ちたギラギラした目つきが怖くて怖くて、とても意見を言えない。
何をそんなに不満に思うのか、別人のような顔でまくし立てて、そんな父親にますます子供達は距離を取りたがるばかりです。
突然スイッチが入ったように怒りだし、その時は瞬きせずに目玉をひんむいて怖いです。
何か取り憑いてるのか?
全てを捨てて子供達と逃げようかと考えるけど、私の家族に迷惑かけたくない。職場では自分は嫌われていると言ってました。そんな変な人ではないはずなのにどうしたのかな?とも感じています。
夫は今孤独を感じてると思う。家でも職場でも殻にこもってる。それを取り払うのも自分次第なのに、他人の意見を聞き入れないおかしな状態です。
どう接したらいいのか、私も夫に対して壁を作ってしまってるのか、心をほぐす方法を教えてください。元の問答:夫の顔が怖い
怒り狂うことでしか自分の意思表示ができなくなってしまったようなこちらのご主人ですが、奥さんは客観的に「夫は孤独を感じていると思う」と相談されました。なんとか夫の心をほぐすことはできないのでしょうか?
手紙を書いて家から出ていく
一度、あなたたちから手紙を置いて捨ててしまうことです。
家というのは社会ルールよりもえぐいルールがあります。表に出て公の場に照らされないとどんな邪悪でも家庭の中では一番力の強い人の正義になってしまうのです。
旦那さんは自分が家の頂点に君臨したいのでしょう。自分が一番偉い立場でありたいという非常に封建的です。
そういうルールはこのご時世通用しないよ、ということをご実家に帰られるなどして旦那さんがとっている姿勢が妻にとっても子供たちにとっても喜ばしいものではないこと、だれも幸せになれないことであるということをご本人に理解してもらう必要があります。
あなたたちへの愛が強いか。
自分が自分のルールをしいて偉そうにすることが優先されるか。
それを見極める必要があるのではないでしょうか。
こちらのお坊さんは、一度家を出て、今の環境が当たり前に続いているのではないことに目を覚ましてもらう必要があると言い切ります。妻や子供がいなくなることが、どういうことなのか。確かに実感を伴うことで目覚めることがあるかもしれません。もうどうしようもなくなったときの処方箋として荒治療してみることも必要なのかもしれません。
こちらのお坊さんもまた、第3者と相談することの大切さを説かれています。
明るみに照らされれば人は悪さをしない
自分が虐げられた人生を歩みつづけるよりは、本当に真剣に旦那さんと向き合ってみる価値はあると思います。
家を飛び出さずとも、真剣に男尊女卑について、夫婦の平等について、できれば第三者を交えてお話しされることをお勧めします。
明るみに照らされることがないからこそ、いじめやDV,モラハラは起こるのです。
明るみに照らされながら悪さをする人はいません。
第3者を交える意味として、「明るみに照らされれば人は悪さをしない」というのは目から鱗です。確かに、家庭という密室で常識を逸脱した「力こそ正義」のルールがまかり通っていたとしたら、第3者を交えて明るみに出すことで、男女、夫婦はフェアであるという当たり前のことに収束していくかもしれません。
お坊さんのアドバイスに、相談者さんも一度やってみるとお礼を送りました。
話し合いくらいじゃまた責められて終わりそうなので、子供を連れて家出します。
すぐ帰ってきます。学校も部活も仕事も大事だから、家出してやったーーーーって、自分自身を変えてみます。
夫は自分に甘い。何かのせいにばかりする。
いつか「間違ってるよ」と言ってあげれるように自分が変わります。
人は面と向かって指摘されると聞き入れられないものです。ましてや自分が一番この家で偉いと思っている夫にとって、妻からの指摘は耐えられないでしょう。真正面からぶつかるのでなく、受け流しながら、第3者も交えて明るみに出すことで、夫婦のあり方を取り戻していく。
hasunohaを読んだ読者の方より、夫婦楽しく暮らせるようになりましたと嬉しい報告がくるのをいつでもお待ちしております。