人として強くなりたい
よろしくお願いします。
私は26歳の女性、結婚しており、現在妊娠中です。
私は自分のことを『人として弱い』と思っており、その弱さを少しは克服したいと思っています。
【自分を弱いと思う理由↓】
頭の回転が悪く、要領を得ない
臆病で神経質な性格で人から責められるのが怖い。
言い方によっては「バカにされた」と思い腹が立ってしまう。
容姿に自信がない(昔外見のことで嫌なあだ名を付けられたり、嫌なことを言われたことを引きずってしまっている。)
【強くなりたいと思っている理由↓】
私は家族や旦那さんに恵まれており、自分が精神的にも経済的にも、他人から見ても弱そうに見えても、守られている状態です。
それはありがたいことで運が良いと思っています。
ただ、こんなに恵まれて幸せを感じているけれど、それは守られているだけであって、私自身が強くなったわけではなく、
1人で行動する時などは鎧を外した丸腰のように、不安で自信のないままです。
これから子育てなど始まるので、このままでは良くないのではと思ったためです。
【強くなるためにしようとしていること↓】
・健康的な食生活を心がける
・妊娠中にできる運動をする
・子どもが大きくなったら、資格を取って介護の仕事を始める(少しでも自分の力でお金を稼いだり、人のためになることをして自信を付ける)
・感謝日記などのワークに取り組む
などを考えています。
人として強くなるためにはこうしたら良いと思いますとか、
お坊さんの宗派の教えでは、こうです、とか、
お坊さんは強くなるためにこういうことを心かげていますとか、
そういったアドバイスをいただけると幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
本当の強さとは、鎧を脱いでも大丈夫だと知ること
お悩み拝読いたしました。
ご自身のことを「人として弱い」と感じ、これから始まる子育てを前に、その弱さを克服したいと真摯に考えていらっしゃるのですね。
まず、あなたのお悩みの文章を読んで、私が何よりも強く感じたことをお伝えさせてください。
それは、あなたはすでにご自身が思うよりも、ずっと「強い人」であるということです。
ご自身の特性を「頭の回転が悪い」「臆病で神経質」などと冷静に分析し、ご家族に守られている現状を当たり前と思わずに感謝できる心をお持ちです 。
そして、未来のために「健康的な食生活」「資格取得」など、具体的な行動計画まで立てていらっしゃる 。
これほど深く自己を理解し、前向きな行動を考えられることは、決して「弱い」人間のすることではありません。
それは素晴らしい「強さ」に他なりません。
その上で、仏教における「本当の強さ」についてお話しします。
仏教では、本当の強さとは頑丈な鎧で身を固めるようなものではなく、「柔軟心(にゅうなんしん)」、つまり「柔らかくしなやかな心」のことだと考えます 。
風に吹かれる柳の木を想像してみてください。柳の枝は柔らかく、すぐに揺らぎます。しかし、そのしなやかさがあるからこそ、強い風が吹いてもポキリと折れてしまうことがありません 。
あなたが「弱さ」と感じているご自身の特性も、視点を変えれば、素晴らしい「しなやかさ」になります。
「頭の回転が遅い」のではなく、「物事を一つひとつ丁寧に考えられる」ということ 。「臆病で神経質」なのは、「様々なリスクを事前に察知できる能力が高い」ということです 。人の言葉に傷つきやすい繊細さは、裏を返せば「相手の気持ちを敏感に感じ取れる優しさ」でもあります 。
どうか、ご自身の「弱さ」を無理に克服しようとするのではなく、それもまたあなただけが持つ「強さ」なのだと、柔らかい心で受け止めてみてください。
本当の強さとは、鎧を脱いでも大丈夫だと知ることです 。
完璧ではない自分、弱い部分を持つ自分を認め、そのありのままの自分には価値があると思うこと 。
その安心感が、何事にも揺るがない本当の土台となってくれるはずです。
あなたは、そのままで大丈夫。自信を持って、新しい命を迎えてください。応援しております。
合掌
自分を大切にして信じて下さい
拝読させて頂きました。
あなたはご結婚なさりこれから出産なさり子育てなさる中で人として強くなって生きていきたいと思っておられるのですね。詳細なあなたのことや今までの生きてきたことはわからないですけれども、あなたがそのように志すことはとても尊いことだと思います。あなたのそのお気持ち心より受け止めさせて頂きます。
あなたがこれからの未来を強く生きていきたいと思って様々挑戦なさっていきたいと思っておられることはとても素晴らしいと思います。ぜひ主体的に頑張って下さい。
私が思うのは、先ずあなた自身を大切になさって下さい。あなた自身が大切な存在であることやあなたのことを本当に大切に思っている方がいらっしゃることをしっかりと信じて下さい。
そして竹のようにしなやかに柔軟に生きて下さい。ゆとりを持って皆さんと一緒に柔軟に生きていきましょう。
そして沢山の大切な方々とつながりながらお互いを思いやり何でも分かち合いましょう、助け合って生きましょう。
あなたがこれからの未来を本当に大切な方々とご縁に恵まれ、毎日を健やかに豊かに生きることできます様に、自分や皆さんを信じてしなかやに強く生き抜くことできます様に、皆さんと助け合い幸せな人生を生き抜くことできます様に切に祈っております。至心合掌
そしてあなたや皆さんを心より応援させて頂きます。
質問者からのお礼
お二人とも、ありがとうございます。
すでにあなたは強い人だと言ってくださったりもして、嬉しかったです。
確かに、私が弱いと思っている所は、言い方を変えれば良いところであるともいえるかもしれません。
私が私であるために、それで良いのだと思えました。
そして、自分を大切に、というお言葉。
最近は特に、自分を甘やかすというか、辛いことから逃げるといった意味では自分を大切にしていたのかもしれません。
ただ、何も悪いことが起こっていない時も自分を責めるようなことを考えたりもしていて、それって自分を大切にできていないってことなんじゃ…と気づきました。
自分を大切にするためにも、考えを改めよう、そう思いました。
そしてお二人とも共通しておっしゃっていたのが、柔軟性を持ってしなやかに生きる、ということ。
本当に私という人間は、弱い強い以前に、しなやかとはいえないな、と思います笑
(思考が硬くて、それ故にすぐ傷ついたりむかついたりする)
私の旦那さんが、しなやかという言葉が似合うような人なので、見習ってみます。
ありがとうございました!!