親の死が怖い回答受付中
私は24歳実家住み社会人です。
親が40歳の時に私が生まれたので、他の友達よりもちょっと年齢が高めな親です。
年齢が順番ではないとは思いますが、親が死ぬのが怖いです。
私は小さい頃から親が死ぬのがとても怖いです。恥ずかしながらこの歳になってもすごく怖いです。依存してるのは分かっています。
小さい頃から親にはよく育ててくださったので後悔のないように社会人になって少しずつ恩返し(ものを買ってあげたりとか手伝ったり)をしているつもりですが後何年したら何歳だとかふと色々考えて不安になります。
親は死ぬのは怖くない、寿命だからと言っておりますが私が怖いのです。
どうすればこの恐怖が消えるのでしょうか
お坊さんからの回答 1件
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今、この瞬間の彩りを増やすこと。「一期一会」として刻むこと。
はじめまして。僧侶の釋聴法と申します。
あなたがご両親を想うその痛みは、決して「幼さ」や「依存」だけではありません。それは、あなたがそれほどまでに深い愛情を受け、真っ直ぐに育ってきた証拠、いわば「慈しみの裏返し」です。
仏教では、形あるものは必ず滅びる「諸行無常(しょぎょうむじょう)」という理を説きます。しかし、これは「諦めろ」という意味ではありません。死の恐怖を消そうと抗う(あらがう)ほど、その影は色濃くなります。まずは「私はこれほど親が好きなのだな」と、その恐怖を抱えたままの自分を受け入れてあげてください。
ご両親が「怖くない」と仰るのは、あなたの成長を見届け、恩返しを受け取る中で、自らの命があなたという「器」に引き継がれた確信があるからです。親にとっての不滅とは、肉体が残ることではなく、自分の教えや愛情が、愛する子の中で生き続けることに他なりません。
恐怖を消す特効薬はありませんが、処方箋はあります。それは「今、この瞬間の彩りを増やすこと」です。 いつか来る別れを嘆く時間に、今日一緒に食べるご飯の味や、何気ない会話を「一期一会」として刻んでください。あなたが幸せに笑っていることこそが、親御さんにとっての最高の供養であり、生きた証となります。
悲しみは愛した証拠。その愛を大切に、今はただ、目の前の時間を丁寧に共に歩んでください。一緒にお寺にお参りして法話を聞くなどしても良いでしょう。
拝
縁起寺 釋聴法



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