心配事や不安が頭から離れません
元気に過ごしていた高齢の父親が病がちになったり、人間関係の悩みや、人生が上手く行かったりと、心配や不安感などが常に頭から離れません。
特に高齢で手術を控える父親の病、そして、いずれ訪れる両親との別れを考えると涙を我慢できません。
いい年をして恥ずかしい事です⋯。
仕事をしている間や趣味の時間は少し気が紛れますが、不安が常に頭から離れない状態です。
心配しようが不安になろうが、自分の思い通りにはならなのが常と頭では理解していても、心の中は納得できず⋯。
こんなにメンタルが弱くなってしまった自分が情けないです。
お坊様は心の均衡を保つ方法や、メンタルを鍛える方法など、何か生活に取り入れている事はございますか?
お勧めのものがございましたから、ご教示頂けますと幸いです。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
前を歩いてくださる方が、道を示してくださっているように思う。
私もあなたと同じ年代ですから、取り巻く状況は似ています。弱々しくなっていく親を見るのは、堪らなく寂しく、不安で心細くなりますよね。ケガや病に伏していく姿に、時間が限られていることを強く感じてしまいます。
私自身も更年期に入り、体力も集中力も落ちてきました。今までのようには動けないと理解しつつ、生活リズムを見直しています。そうしますと、気分も揺れやすくなり、いろんなことが出来ないでいる喪失感や衰えを肌で感じてしまいます。
あなたのご両親は、どのように乗り越えてこられたのでしょうか。前を歩いてくださる方が、道を示してくださっているように思うのですよ。
私の両親は、仕事をセーブしつつ、趣味や自分時間を楽しみ、人生を謳歌することを私に見せ、たくさんの経験や友との出会いを聞かせてくれました。多くの別れにも遇いながら、「当たり前」を感謝して幸せだと話してくれました。コツコツといつもの毎日を繰り返しながら、私に会えることが嬉しいと言ってくれます。実家へ帰るたびに、毎回一緒にお墓参りに行きます。そんな両親の背中を追いながら、私も生きていきたいと思っています。
この先は、想像がつくことも起きるでしょう。ですが、生きているのは「今」なのです。親が教えてくださっているように、嘆くばかりでなく、今を精一杯に生きたいと思っているのですよ。
ご両親との時間を、お大切に。
真実を見る。
こんばんは。わたしも同じ年代で,やはり体の衰えとかを実感したりして,「ああ、人生もう後半から終盤なんだな」と感じます。
特に、3年前に父を送ったのは大きいですね。男同士ですからベッタリという関係ではありませんでしたが,生まれた時から一緒に暮らしてきましたので,「やはり、そういうことだ」とは思いつつ、気持ちは変わりましたね。
ここでお伝えしたいのは,「頭での理解と心の納得は,近づいていく」ということです。お坊さんになって以来、100人以上の方を送ってきましたから,勿論知っていた訳です。「人は,いつか亡くなる」と。そして,我が父にもそれが起きた,淡々と。ということです。
それから母を見る目が変わりましたね。「いつか、この人とも別れていくのだ」と。今でも私が出かけるたびに「行ってらっしゃい」と手を合わせる姿を見ると,その別れの予感と,その中でも見送ってくれる有り難さを同時に感じます。
だから,できる時に、できることはしようと。一日の面白かったとを語り,肩をさすり,物事を頼む。頼むのは「ありがとう」を言う機会を作っているのかも知れません。
いつ来るか分からない「その時」を思うより,「今何ができるか」に注力する。それを3年間続けています。坊さんのくせに,父を送るまではそんな気持ちにならなかった。
いつか母を送る日が来る。それを思うと辛いです。けれど,私の声が届き,触れることができるいまは,できるだけのことをする。
あなたの質問を読んで,「私のメンタルは強いのか?弱いのか?」とふと思いました。けれど気づきました。私にとって不要な問いだと。「メンタルを鍛える」よりも,「できることをする」。近くに居られなくても,思う。「いまどうしているかしら」と。
仏教では「自分に向き合うこと」の大切さを常に説きますが、それは他人と良い関係を結ぶためのもの。思いを向ける。思い出すというのは,お互い生きているとしても「相手をご供養する」ようなものだと思うのです。
自分の弱さを知り、ありのままの自分を肯定してあげてください。
お父様のご病気をはじめ、様々な不安で心が休まらない日々をお過ごしのことと拝察いたします。
ご両親との別れを想像して涙を流されるのは、決して恥ずかしいことではありません。親御さんを想う深い愛情ゆえの、ごく自然なお心です。私自身も母を見送りましたが、どれほど年齢を重ねても悲しみや不安は変わらないものだと実感いたしました。
私たちはみな、本来はとても弱く脆い存在です。残念ながら「メンタルを鍛える方法」はありません。不安に揺れ動くご自身を「情けない」と責めるのではなく、自分の弱さを知り、ありのままの自分を優しく肯定してあげてください。そうすることで、お辛いお気持ちは少しずつ軽減されていくはずです。
また、まだ起きていない未来の別れを想像すると、余計に苦しみが膨らんでしまいます。どうか少しだけ、視線を「今」に向けてみませんか。お父様のために今できることや、お仕事や趣味で心が安らぐ時間など、「今」を大切に重ねていくことが、結果として心の均衡に繋がります。
仏様は、弱さを抱えた私たちをそのままの姿で温かく包み込んでくださいます。どうかご無理をなさらず、やり場のない思いは仏様にお預けになってください。
拝
縁起寺 釋聴法
質問者からのお礼
心温まるお返事、誠にありがとうございます。
あの投稿後、父の手術が決まりました。
血液の病気と肺の病気の他に、膵臓に腫瘍が見つかり、まずは1ヶ月間ほど、体力を付けてから手術にのぞむ形となりました。
高齢なので手術は心配ですが、本人は迷う事もなく、手術して病を治すと気持ちは前向きなので母も私も、父の気持ちを尊重しようと思います。
昨年、病に倒れるまで自営業を頑張ってきた父なので、やっとゆっくりできる時間を夫婦や私達と楽しんで欲しいです。
両親が前を向いて頑張っているのですから、私がいつまてもメソメソしている場合ではありませんね。
皆様が仰る通り、「今」を大切にしたいと思います。
両親と一緒に過ごせる時間は有限ですし、私の出来る事を頑張って、今を大切にして行きます。
両親や、それ以外でも不安や心配を苦しく感じる時もありますが、弱さも私の一部と認め「今」に意識を向けて乗り越えていきたいと思います。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
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