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地獄について

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

お時間をいただきありがとうございます。
僕は今は中学3年生です。最近、死後について考えることが増えて
きています。
そのなかで地獄がとても怖く感じました。
虫を殺しても地獄行きなのでもうとても悲しいです。
しかもとても残酷な拷問があるとおもうと、例えば切られたり刺されたり、

地獄におちるのがとても怖いです。

あるサイトでいい行いをしても帳消しにはならないとかいてありました。
地獄は存在するんでしょうか、僕はまた人間に産まれたいです。
僕の親は日蓮宗を信仰してしまいます。
死後は霊山浄土へ行けるとネットではかいてありました。
それは極楽なところなんでしょうか、
どうか悩みをおはらしいただけると嬉しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その悩みは素晴らしいものです。大切にしてください。

 まだらさん、おはようございます。多感な思春期、物事を真正面から受け止める事の出来る、貴重ですばらしい時期ですね。まだらさんは、どのような場面で地獄のお話を聞かれましたか。地獄については、しつけの一環として、「00したら~なるよ。だから、やめましょうね。」という話が必要な場合もありますが、私が僧侶としてお話しする時には、「極楽・浄土・阿弥陀さま」(=私たちを見守り、真実に導く存在)という方向性を含めたお話しをしております。まだらさんが鋭く気づいているように、「人間は、虫を始め、様々ないのちを奪いながらしか生きていけない動物です。それを当たり前だと開き直るのではなく、奪ったいのちへの懺悔(=ごめんなさい)といただいたいのちへの感謝(=有り難う)と、だからこそこのいのちを精一杯生き抜きますという決意を「いただきます。ごちそうさまでした。」という食事の言葉にして、ご先祖は伝えてきたのです。
 そして、人間の根底にある悲しみや苦悩を抱える中で、「なぜ生まれてきたのか、どのように生きていくのか、いのちが終わったらどうなるのか」という問いを与え、苦悩に光を当て、具体的な生き方の指針を与えてきたのが、仏教2500年の歴史なのです。さらに、仏教では、様々な出来事を因・縁・果という言葉で説明してきました。「一つの結果は一つの原因によって生み出された」と考えるのではなく、「一つの原因も、その過程にある縁(=条件)によって様々な結果に変わっていく」、だから、「変えられない過去に執着するよりも、よりよい結果を生み出すために様々な縁(=条件)を自分が工夫していこう」(その工夫の一つが八正道とも教えられます。)というのが、本来の仏教の方向性なのです。
 また、極楽のとらえ方は、仏教各宗旨でも異なりますので、まずお参りにおいでなさる日蓮宗のお坊様に直接尋ねてみてください。心あるお坊様なら、まだらさんのまっすぐなお尋ねを真摯に受け止め、言葉をかけてくださると思いますよ。(ちなみに、宗教や仏教について、ネットの情報だけを鵜呑みにするのは少々心配です。最終的には、直接会ってお話をしたり、聞かせてもらうことが、まだらさんの安心につながると思います。)
 このハスノハへ勇気を持ってお声かけを頂き、有り難うございました。まだらさんのこれからを、私たちハスノハ・メンバー僧侶が応援しています。ご縁に感謝!!合掌

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有り難し
おきもち

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん...
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質問者からのお礼

忙しい中ご回答いただき、ありがとうございます。
少し不安が軽くなりました。
感謝する気持ちを大切にしたいと思います。
とてもわかりやすくためになるいい文でした。
またご質問するかもしれませんが、ご回答
お願いいたします。

「地獄」問答一覧

悪人は地獄で必ず裁かれますか?

いつもお世話になっています。地獄は本当にあり、悪人は必ずそこで裁かれますか?前回質問させていただいた事と絡んでいますが、仮に義父としますが、かなり鬼畜な男で死ぬまで反省、謝罪、改心しませんでした。病気で死にましたがあまり苦しまずに死にました。また、健在な時も現世の裁きもすり抜け、バチもあたる事もありませんでした。事故に3回ほどあいましたが、なんとケガ無しでした。悪魔の強運というか、悪魔が味方についているのか?母も不思議がってました。しかし、あれだけ迷惑、悪行をして、反省しなかったのだから地獄に落ちて裁かれなくてはいけません。悪人は地獄で必ず裁かれますよね?お答えお願いいたします。なお、冥福を祈ってあげなさい というお答えは絶対しないでください。文章上、義父としましたが義父ではありません。血もつながっていないし、戸籍でも全く関係ありません。赤の他人です。この辺の経緯は話すとかなり長くなるので仮に義父としました。だから遺骨も墓もどうなっているのかわかりません。ちなみにこの男、親類、縁者他全て絶縁されてます。悪行をするからです。くどいようですが冥福、供養は絶対する気がないので言わないでください。お答えお願いいたします。追伸、どんな男か詳しく知りたい方は前回の私の質問を見てください。

有り難し有り難し 24
回答数回答 3

父を死なせた私は地獄行きなのでしょうか?

先日、父がアルコール性肝不全により亡くなりました。普段からアルコールを大量に飲むことによってなった病気だとお医者様からは聞かされました。 この病気の原因は父自身だと周りは言いますが、 私は父が亡くなったのは私のせいではないかと思っています。 私は中学の頃から約10年にわたり、父の私にかまってほしいという態度をうざったく感じ、父に酷い態度をとっていました。食事に誘ってくる父を冷たくあしらったり、リビングにいる父を毛嫌いし、自分の部屋で食事を取るように言ったり、リビングでテレビを見ることも嫌いました。また、会うたびに舌打ちをしたり、「死ね」と暴言を吐くこともありました(その後謝りましたが)、加えて一度、押し倒したこともありました。そんな態度の私に対して父も同じような言動をとってきて、仲は険悪になっていき、アルコールの量も増えていった気がします。 その頃から、父の勤務先の環境が本人と合わなくなり、父は鬱病を患い、仕事を辞めました。それに対して私の態度も悪くなっていきました。 そんな父が3ヶ月ほど前、肝不全で入院することになり、その際父に「その病気は私のせいか」と聞いたところ、「あれは自分も同じような態度をとっていたからおあいこで、酒は自分が好きで飲んでいる」と言っていました。その後退院した父でしたが、私はまた、夜中にリビングでテレビを見ながら食事をしようとした父に対して、自分の部屋で食事をとるように言いました。また、前と同じような態度をとっていたかもしれません。 その後父がまた倒れ、入院することになった時、また父に「これは私のせいか?」と聞いたところ朦朧とした意識の中、父に「ケンカ」と一言言われました。どういう意味かわかりませんが、私との喧嘩のせいで亡くなったという意味なのか、あれはただの喧嘩だったという意味だったのか、それが最後の会話になったので、今となってはわかりません。 ここまでのことをしていた私は親を殺した、罪人として地獄に落ちるのでしょうか? 父は私を恨んでいるのでしょうか?

有り難し有り難し 30
回答数回答 1

地獄は実在しますか

度々お世話になっております 半年前からずっと今まで察知した事の無い死の予感がグルグルと渦を巻いており最近頻発する地震により大きなものが発生するという、またその被害を受けて命を落としてしまうと魂が警告しているのではと最近感じて日々を過ごしております。 そこでなのですが過去に盗・嘘・邪淫【自慰/配偶者でない彼と肉体関係を持ってしまった。求めてしまった】・食べ物粗末にした時期がある・我儘・怒りに身を任せて暴れてしまう・ペットを飼育管理不足で殺生してしまった・以前にお話した真言の関係性は以下にな所もありますがそれでもしかしたら命を奪ってしまった人がいるかもしれない、それと同じく私が聞いた幻聴理由に僧の彼をせめてしまった【五戒⠀】・親になんで産んだんだと責めてしまった・失敗した写仏/写経を供養せずそのまま捨ててしまった【仏の身を傷つける事になる?】包丁でお腹を刺し自殺未遂をしかけたことがある・幼い妹を恐れさせてしまった・幼少期に兄に性的な行為をされそれを求めてしまった時期があった。 このような事からこの私が感じ取ってる嫌な予感が当たってしまった後の世の事を考えて地獄は実在するのでしょうか。 またこの様なものは深い階層のある地獄のどちらへ落とされるのか仏教の戒において知りたいです

有り難し有り難し 29
回答数回答 2

無限地獄

人には正義がありますよね。 曖昧な言葉ですが確かにあると感じます。 電車内で喫煙した者に勇気を持って注意した高校生、その高校生に腹を立て殴る蹴るの暴行を加えた犯人。 ネット上では高校生の勇気を称え犯人の横暴に憤りを隠せない意見が目立ちます。 このような意見がたくさん出るのは自然なことです。 これは人々の正義感からくるものでしょう。 2ちゃんねるの創始者である西村ひろゆきさんも「頭のおかしな人に対して、正義を貫いた高校生が勇気を賞賛されて、得をする社会の方が良いと思うのですよ。正義の結果に治療費が掛かるなら、振り込みますよー」とTwitterで仰っています。 自分自身もそんな正義が尊重される世の中になってほしいです。 ですが世の中には自分とは相寄れない正義を持つ人々がいます。 お坊様たちも仏教を正しいと思い信仰している以上、その教えに反する者とは相寄れないはずです。 全ての正義が共存するなどありえず、ぶつかれば場合によっては戦うしかなくなる。 これは無限地獄ではないでしょうか。 いつまでも終わりのない地獄。 仏教では執着を手放すことを勧めているので「正義にこだわるな、手放せ」という回答が返ってきそうです。 しかしその考えも執着を手放すことに執着しているとも言えますし、それが原因で新たな争いも起こるでしょう。 この無限地獄は生きている間ずっと続く。 災害や戦争、不況などで環境が悪くなれば尚更。 私はこの無限地獄に耐えて生きていくのが辛い。 死という選択肢が頭をよぎります。 でも死にたくないと思う自分もいる。 生き続けることを選んだ場合、この先どうやって無限地獄を耐え忍べばいいのでしょうか?

有り難し有り難し 50
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