私の考え方、生き方は間違っているのでしょうか?
はじめまして。
6年前、祖父母と叔父夫婦が実家の土地を抵当に入れ、
1600万の借金をしていました。
私の父は生まれ育った実家の土地を守るため、アパートを建てて
借金を返済することを決断しました。
私も父に同意し、私と父の名義で5500万の借金をして
アパートを建てました。
今はアパートの家賃のほとんどを借金返済に当てていて、
私が50代になるまで返済は続く状況です。
そんな状況の中、叔父夫婦は借金で育てた三人の子供を
社会に送りだしました。
去年の11月、叔父夫婦の長女が大規模サクランボ農家の
跡取り息子と入籍する知らせを受け、1月2日に祖母へ報告するため、
私の家を訪れました。
表向きは彼女らの新しい門出を祝福したものの、内心では
『よく私達の前に来られたな』という怒りと、玉の輿に乗った
長女への嫉みがあります。
今までずっと人のために生きてきました。
祖母以外の家族の仲は良く、今の職場でも辛い事が多々あり、
苛烈なパワハラでうつ病になりましたが、復職しています。
非常勤職員なので収入は不安定で、今まで仕事一筋で
生きてきたため女性と交際したこともありません。
人と比較するなとは言いますが、自分と叔父夫婦、その子供たちと
つい比べてしまって、非常に惨めになります。
そうなることが分かっているのですが、惨めさに抗うことが出来ません。
あまりにも辛いので、『自分は何も悪いことをしていないのだから、
日の下でも堂々と歩けるんだ』と自分を慰めることが精一杯です。
正直、毎日が辛いです。一人の時に顔を覆って叫ぶこともあります。
どうして叔父夫婦たちや長女が幸せになって、私は地獄のような日々を
送っているのでしょうか。
それとも、そんな私の考え方、生き方が間違っているのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
はじめまして。
こんにちは、roadmakerさん。
振り返ってみれば壮絶な人生。
分かっていながらも、我が身に起きている事実を、親族とつい比べてしまうのですね。
たしかに、どうして叔父夫婦たちや長女が幸せになって、私たちは地獄のような日々を 送っているのでしょうか。
自分とは直接関係ない、おじさん(と祖父母)の生活のための借金を、
なぜ父だけでなく、私も返さねばならないのでしょう。
たしかに同意はしました。アパート経営によって自分の食い扶持もなんとかなるかもしれないと考えましたし、父の想いを大切にしたいし、祖父母を助けるためです。
しかし、実際には借金返済が長く続く状況。つらい。
あなたは笑顔で祝福しつつも、心のなかでは、はらわたが煮えくり返る想いだったのですね。
何様なのかと。自分はこんなに辛い道のりを歩んでいるのに、よく来られたものだと。
あなたは、ずっと人のために生きてきました。
しかし、きっと誰も“その事実”を知らないのかもしれません。
叔父さんたちは、あなたが思うよりも、あまり感謝の意を示していないでしょう。あなたの人生を知らない証拠です。
でも・・・・・・実は、同じように、わたしたちも叔父さんサイドの苦労を知りません。
叔父さんの長女(いとこですよね?)は、大規模サクランボ農園に嫁入りしたとのこと。大変です、大規模農園です。彼らも壮絶な人生を送っていますし、これからも送ります。あなたが想像できない人生です。彼らもつらい。
お互い、お互いの苦労を知りません。それは分かりました。
ならば、知り合うことです。
裏切られた!という想いは、我が身を裂くだけです。
ならば、癒やすことです。少しずつ、過去の想いを忘れ、幸せを見つける時間をとってみたらいかがでしょうか。roadmakerさん、お話しいただいて、ありがとうございます。
※2015/1-13追記
roadmakerさんの内情を分からないままに回答しましたこと、お詫びします。
そして貴方は凄いです。よくぞ皆さんとお話しをされましたね。近すぎて?遠すぎて?親戚でも分からないことが多いのですね。本当に。
こちらこそ、質問をしていただきまして、本当にありがとうございます!
幸せは条件を整えることではなく、 感じることだと思います。
roadmakerさん
考え方、生き方間違っていないと思います。
借金を立て替え
借金をつくった叔父夫婦の長女は
大規模サクランボ農家の跡取り息子と入籍する。
振り返って自分は
今までずっと人のために生きてきたのに
収入は不安定
女性と交際したことがない
面倒見ていてあげた人が幸せになり
面倒を見ていた自分は辛い日々送っている。
これは妬みも出てくるかと思います。
ただこの妬みは
自分の満たされない思いが
叔父夫婦の長女(従兄弟)の入籍によってとてつもなく
刺激されているのかと思います。
確かに、安定した収入があって
異性とお付き合いしていれば
幸せになれると思ってしまいますが
幸せは条件を整えることではなく、
感じることだと思います。
比較を生きる限り、幸せにはなれないでしょう。
誰より上、誰より下
あの人には勝った、あの人には負けたという
発想でいる限りここからは抜け出せないかと思います。
まず誰かのために生きるのではなく
自分のために生きる
自分がどういうことをしている時に
楽しいのか、嬉しいのか、幸せを感じるのか
自分の心に問いかけながら、模索していきましょう。
質問者からのお礼
中根様、お忙しい中での回答をありがとうございます。
回答を参考にして、今後の生き方を模索していきたいと思います。
向井様、お忙しい中での回答をありがとうございます。
大変温かい回答をありがとうございます。
6年間堪えていたものが決壊して、泣きながら回答を読み進めていました。
いとこが嫁いだ農園は農産品加工や体験学習など、様々な事業を展開しており、
彼女も直販店に立って農産品を販売していると聞きました。
冷静に考えれば、普通の会社員より大変な環境に飛び込んでいったことになりますが、
長年続いた修羅場の影響で平常心を失っていました。
今回の件をきっかけに、実家を出て一人暮らしをすることを決めました。
修羅場の渦中であり、うつの原因の一つでもある実家から距離を取って、自由に動ける環境で、
自分の幸せを探してみようと思います。
本当にありがとうございました。
2015/01/12、追記です。
先日、借金の件で叔父夫婦と話し合う機会があり、様々な話を聞きました。
叔父からは私の祖母と十年以上同居していた期間、祖母から心ない言葉を何度も言われたこと。
叔母からは叔父と祖母の間に立って、とても苦労したこと。
三人のいとこたちは十年間、祖母の暴言に耐え続ける両親を見ていたこと。
祖母によって生き地獄を味わった叔父一家の苦労は、借金の件も重なって並大抵のものでは
無かったはずです。
今まで私達と距離を置いていたのは、『祖母に会いたくなかった』という言葉を叔父から聞きました。
散々苦労させられた張本人である祖母に会いたくないのは、当然の感情だと思います。
最近、長年悩んでいたことが氷解していく実感があります。
このサイトで悩みを吐き出して、アドバイスをいただき、平常心を取り戻せたことはとても良かったと思っています。