そろそろ見た目へのコンプレックスで鬱になりそうなので、何か希望の持てるお言葉か、もしくは説教していただきたいです。
不細工な顔が嫌で、一年中マスクをしています。特に顎が後退しているのが一番のコンプレックスで、アデノイド顔貌のようであり、人に横顔を見られたくなく、横に立たれることも嫌です。
せめて歯を引っ込めればマシになるかと思い、先日から歯列矯正を始めましたが、不安で仕方ありません。もし日本が整形手術に関してもっと寛容だったらおそらく顎の整形をしていただろうと思うほど、今の顔が嫌です。
外に出ても私と同じように顎の無い人は全く見ず、みんな綺麗な顔をしていて羨ましいなあと落ち込みます。私もああいうマトモな顔をしていたらマスクなんかせず、もっと社交的な人間になれただろうと思い、更に落ち込みます。
母も父も美形な方なので、どうして私はこうなんだろうと悲しくなります。
じき大学を卒業して社会人になるので、もう一日中マスクをしているわけにはいきません。不細工でも堂々としていればいい話なのですが、人の目が恥ずかしくて耐えられません。
どうか希望の持てるお言葉か、もしくは厳しいご意見をお願いいたします。こんな自分がもう嫌です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ななしさん
“不細工な顔が嫌で、一年中マスクをしています。”
こんな自分が嫌だということ
辛いですね。
見た目による対応の違いというのは
確かにあると思います。
ただ
不細工な顔で人前に出られなくても
綺麗な顔になって人前に出られても
見た目を気にしているというという点では
結局同じ心を生きています。
今度は整形がばれたらどうしようか
また違ったコンプレックスがあなたに
とりついてしまうかも知れません
生まれ持った顔というのは
人の一部分でしかないと思います。
むしろ見た目へのコンプレックスを気にするあまり
表情を絶えず曇らせていることの方が
あなたの魅力を損なわせているのではないかと思います。
そして
ななしさん自身は他者を
どこで判断しているでしょうか
顔だけでしょうか
人間の魅力はそこだけはないはずです。
あなた自身、色々な人間の魅力を探してみて下さい
人間の輝き方は色々あることが見えてくるかと思います。
あなたの中で人は特に女性は見た目だと分かっているなら、ワシは止めません。整形するなり、今の歯の治療を気長に続けることがあなたにとってこれからの人生に有意義だと思います。ただ、どんなに今の顎が治ったとして、次々に自分のコンプレックスが明るみに出て来るし、悩まされることでしょう。最終的にどこかでこの顔や容姿で勝負しなくてはなりません。
顔、容姿がもし変わったとして、それが社交的になるかどうは分かりませんよ。社交的になるにも技術が要ります。それに世間でいう美形になったからといって、男性が声を掛けて来るとも、仕事がスムーズにいくとも限りませんから、そこの努力も並行して行ってください。変な誘惑や詐欺に騙されない見極め力も必要です。お金のトラブルも。
『マツコ有吉の怒り新党』で先日放映されておりましたが、自分のコンプレックスや特殊な出自は会話を作るきっかけになるというマツコデラックスさんの回答に感銘を受けました。ワシもお寺の子と生まれ、顔もイマイチ、アニメ好き、歴史オタクなのがコンプレックスで、学生のころから周りの人から嫌味を言われ、非常に嫌だったのですが、これを観てから、自分は非常に特殊で良かったと思いました。逆にそれに気付かなかった自分が僧侶として恥ずかしく思いました。
ここで、選択肢が2つ出来ましたが、
①容姿の整形や矯正をして、自分の技術を向上させる。
②自分のコンプレックスを話題(武器)にして、自分の技術を向上させる。
さあ、どちらが良いのか?あなたがこれからの人生を有意義に出来る方を選んで下さい。他の選択もあると思いますが、それは別の僧侶の回答を励みにして下さい。