水子供養
初めまして。
私は昨年の5月に中絶をしました。
当時付き合っていた彼とはもうお別れしています。
私は産みたいと言ったのですが「自分の子じゃない」と認めてくれず中絶することになってしまいました。
私の家は仏教徒で私はその子のために祖母に戒名をつけてもらい、それを読み上げてほぼ毎日お経をあげさせていただいています。
水子供養に行きたいと思っているのですがなかなか行くことができません。
そして昨年の夏に出会った新しい彼がいます。仲良い友達の紹介でその友達の従兄弟です。
彼と私は結婚を考えており、私は中絶したことを隠してお付き合いしていくのが何だか嫌で打ち明けました。
彼は「また戻ってきてくれるよ」と受け入れてくれました。
しばらくすると彼も元カノとの間に中絶した子がいるという事を明かされました。
私は自分の子にお経を読んであげられているけど、彼はもちろん宗教をやっていないので自分の子にお経を読んであげる事もできないし水子供養にも行っていないそうです。
最近彼が夢でテレビに反射した子どもをみたそうです。
それがすごく怖かったそうで、
私は水子供養したほうがいいんじゃないかと思い、彼に「水子供養、したほうがいいんじゃないかな。」と伝えました。
彼も行きたいと言ってくれて今度二人でお互いの子のために水子供養に行こうという話になりました。
できれば二人で供養しに行きたいのですが二人とも子どもが違うのでどうすればいいのかわりません。
またお寺の方になんと伝えたらいいのかもわかりません。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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御仏事(大切なことに気づくため)としての水子供養
はじめましてこんにちは。
それはお辛い経験をされましたね…苦渋の選択だったこととお察しします。
これからも生きていく中の様々な場面でこのことを考え、確かめていくこととなるでしょう。
さて、水子…亡くなったお子様が恨んだり祟ったりする、何か悪い事を引き起こす、ということはありません。
あるとしたら、生きている私たちが何か悪い事、不都合な事が起きた時にそれを亡くなったお子様のせいにしてしまう「心」はあるかもしれません。
そう言う意味では、恨みや祟りを祓うという意図でなく、
・きちんとひとつの「いのち」の終わりを私が受け止めていきます。
・この人生で何が起ころうと、それを先祖や我が子や神仏などのせいにせず、私が受け止めてしっかり生きていきます。
・そうした大切なことを教えてくれる仏様、そしてその機会を設けてくれた我が子を敬い、供養し、真理たる仏法に私の生き方を学んでいきます。
という決意のため、「水子供養」をなされるのはよいご縁となるのではないでしょうか。
※浄土真宗では上記の意義を「水子供養」という特殊な法要ではなく通常の「御仏事」「御法事」としてお勤めさせていただくと思います。死者の霊に供え物などをして、その冥福を祈る追善供養ではありません。
さて、
「亡くなったお子様が恨んだり祟ったりする、何か悪い事を引き起こす、ということはありません。」
と申し上げたことと矛盾するようですが、人が死んだらどうなるか私にはわかりません。確かめようもありませんので。
しかし、私としては「仏様になる」とお聞きしております。また、故人が実際にどうなっているのかはわからなくとも私たちにとっては「仏様としてはたらいてくださる」(真理を教えてくれる)のは事実です。
水子供養は私たちの気分をすっきりさせるためのものでも、起きたことをなかったことにするものでもありません。またお子様に恵まれてもそれは「戻った」のではななく「別のいのち」です。ひとつのいのちの終わりという事実は変わりません。
どこまでも、いのちの重さ・大切さ・かけがえのなさを、そしてそれを忘れてしまうような私たちの在り方を仏様に聞かせていただく御仏事です。
お寺さんにはありのままお話しされるとよいでしょう。そして生涯をかけて供養してまいりましょう。
私もともにお念仏申し上げます。
南無阿弥陀仏
きっと見守ってくださいます
拝読させて頂きました。共におつらい思いを抱えていらっしゃっることと思い読ませて頂きました。
どうかお二人で心を込めて先に旅立たれたお子様達をご供養なさってください。お子様達が仏様のもとに正しく導かれて仏様のもとにて心安らかに生まれ、そして安心してご成仏なさって頂きます様にと願ってお念仏おとなえなさってくださいね。
私も心よりお子様達が往生なさいます様にとお念仏おとなえさせて頂きます。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏
必ずやお子様達は仏様のもとに生まれていかれ、そしてご成仏なさいます。
またお寺様にご相談なさりこれからもご供養なさってくださいね。合間合間や気が向いた時にお墓参りに行ってくださいね。
あなたがたとお子様達とのご縁はこれからも続きますからね。きっとこれからも見守ってくださっておられるでしょうからね。
あなたと彼とのご縁がこれからも深まり、共にお互いを尊重しながら助け合いながらこれから生きていかれます様にと心より仏様やお子様達やご先祖様にお祈りさせて頂きます。
きっと皆さんが見守ってくださいます!