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どうしたらよいのか解らない

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有り難し有り難し 9

不妊治療を三年ほど受けてますが、授かっていません。
実家は車で二時間弱掛かります。実父は障害があり、実母が介護しています。
結婚した時は、私には兄がいたのですが、その兄が二年前に他界しました。
それにより、色んなことに悩みだし、結論が出ません。

まず一つ目は、この一週間、母の体調が悪く、すぐに駆け付けることができないもどかしさがあり、また、今後親の面倒をどうするのか悩んでいます。
私を育ててくれた親に、孝行どころか、県外に嫁いでしまい、何もしてあげられなくて申し訳なく思います。こんなことなら、嫁に行かなければ良かったと後悔さえ抱くことがあります。

二つ目は、墓問題。父は以前、自分が先に逝くと思い、予め墓地使用権を買い、管理料も払っていました。しかし、兄が他界してしまい、納骨はまだしておりません。父は、自分は先に逝く身、あなたが残るんだから、墓にするか永代供養にするかは、あなたが決めればいいんだよと言ってくれますが、決められません。

三つ目は、このまま子どもが授からなかったら…と思うと辛いです。二度、妊娠したのですが、流産やらなんやらで、結局駄目になりました。一人目が駄目になった際、水子供養しました。しかし、二度目は初期流産だったので供養していません。それも後悔しています。

不妊、兄の死、県外に嫁いだこと、お墓のこと、色々なことが重なり、どうしたらよいのか分からず、辛いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

この世は不平等です。

あなたのコメントを読んで「苦労を一身に背負って、頑張っているな・・・」と感じました。周りは皆、幸せそうなに見えるのでは?。また、私がもっと不幸な人がいる、と言って例をあげてもあなたの心には届かないでしょう。
そう《この世は不平等なのです》。従って「どちらが不幸か」を比べてもしょうがないのです。自分の現状を受け止め、一歩一歩進むしか道はありません。
①お母様のお世話に関しては―経済的な面はありますが―ゆくゆくは老人福祉施設の利用を考えるべきでしょう。小生も認知症の母を「親孝行のつもり」でしばらくみましたが、想像以上に大変でした。最終的にグループホームのお世話になりました。
②墓問題。小生の考えでは「永代供養」がいいでしょう。「墓地使用権」を買っているとのことですが、お墓を建てても将来に渡って供養していけるかどうか、不確かな部分があります。適当な施設での「永代供養」の方が、後顧の憂いがないでしょう(気が向いた時いつでもお参りすればいいのです)。
③苦しいでしょうが、当面は「不妊治療」を続けましょう。仏教では《子供は仏様からの授かりもの》と説きます。仏様にお任せしましょう。最悪の場合でも、あまり深刻にならず「ご縁がなかったのかな~」と考え、ご主人と仲良く人生を全うして下さい。どうしても子供が欲しいとなれば「養子縁組」という道もあります。ご主人とよく相談して決めて下さい。1人目、二人目の事はむしろ「次の子供が生まれるための道」を付けてくれたのだ、と考えましょう。幸運を念じております。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

あれからまた大変なことになりまして、お礼を申し上げるのが遅くなり、すみません。
母を病院に3回目の受診に連れていき、検査をしたら悪いところが次々と見付かり、急遽入院することになりました。
そこで問題なのが父親。片麻痺で独居は困難。頼み込んで5日間だけ入院させてもらえました。その後はショートスティを利用しようかと思うのですが、父の病状で受け入れてくれるところが1ヶ所しかなく、1日7千円かかるようです。10日くらいは何とか払えますが、長期になると厳しいです。母の退院目処は未定なので、途方に暮れそうです。
そしてお墓のことですが、やはり永代供養が後々を考えるといいですね。墓がないのは、ちょっぴり淋しいですが。
不妊治療は、あと3~4年頑張ってみようかと思います。お金があればの話ですが…

誰かに話を聴いてくれるだけでも、気が少し楽になりますね。ましてや、お坊様にお言葉を
頂けるなんて、本当に有難いことです。
元々、神社仏閣巡りが好きなのですが、もっと好きになったというか、お寺さんを身近に感じることができました。
本当にありがとうございました。
また、悩みが生じた際は、何卒宜しくお願い致します。

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