地獄に行くことしかしていない
もうすぐ2歳になる子持ち母です。
これまでに盗みもしましたし沢山嘘もついてきました。
その時々も後悔や罪悪感はありましたが、今になってものすごく強くなっています。
子供に対しても私が摂食障害なのもあり、夕方に翌日の三食分作って冷蔵庫に入れておきます。
朝だけは違う内容ですが昼夜はほとんど同じ内容。
他のお母さんなら毎食違う内容の食事を用意してもらえるんだろうなと思いますし、自分が趣味をしたいからテレビ等を見ててもらう事もあります。可愛くて可愛くてしょうがないのに、言うことを聞かず走り回られると手を上げてしまった事もあります。
夫に対しても毎日頑張ってくれているのに冷たい態度ばかり取ってしまいます。
何に対しても疑い深く損得を考えてしまいます。
素直になりたい、優しくなりたいと思っているのにできません。
今人間として生きているのはとても感謝してますし、また人間として生まれたい。日本じゃなくてもいいけど戦争の無い国に生まれたいと思う一方で、こんだけ最低な事をしてきたんだから天国にいけるはずがない、人間になんて、平和な国になんて生まれられない、何で自分は人間なんだろうという思いもあり、毎日これがグルグルしていて、どうしていいのか分からないです
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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これからできることを頑張って
この世は因果応報ですから、悪いことをすれば苦しみがやってくるし、良いことをすれば楽しみがやってきます。
あなたが犯した悪いことの報いは当然受けなければならないでしょう。
それがこの世の仕組みです。
しかし、良いこともしたでしょ?
これからも良いことできるでしょ?
それによって良い報いも当然受けることになるのです。
これからも、一つでも多くの良いことをしてください。
そうすれば、例えもし地獄に落ちても、良い行いの報いとして地獄でたくさんの富を得て楽しい時間を過ごす事ができます。
もしかしたら、良い行いの報いとして、人間界や天界に生まれるかもしれません。
仏に成りたいと願うならば仏にも成る事ができるでしょう。
過ぎたことはきっぱり諦めて忘れて、これから一つまた一つ、良い行いをして生きましょう。
家族にも優しく接してくださいね。
笑顔と優しく丁寧な言葉遣い、挨拶などから始めてみましょう。笑顔は良い行いの内に入るのですから。
また、夫婦で肩を揉み合ってもいいですよ。お互い疲れがとれますからね。
あなたはよくやってますよ。もう少し気持ちを楽に生きましょうね。
仏教にて心の向上を
豆柴様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
悪い行いへの後悔や罪悪感、これは誠に大切なことでございます。
人間生きていく上で、建て前や綺麗事だけで済むことはありません。
もちろん、悪い行いをせずに過ごせれば、それはそれで良いのですが、なかなかそういうわけにはいかないのであります。
もっとも悪いのは、悪い行いを悪い行いと認識しないこと、あるいは都合の良いように開き直ることです。これでは(輪廻に留まるだけで)何の向上も見込めません。
拙生だって、正直に申せば、何も悪いことをせずには過ごせてはいませんし、これから先だってしてしまうこともあるでしょう・・毎日、慚愧、懺悔しています。
しかし、問題は、それをそのままで放置せずに心の向上を少しずつでも図っていくということが大切となります。
そのための教えが仏教となります。悪い行いをする原因となっている無明(根本的な無知)や煩悩を智慧を養うことで対治し、心、行いを浄らかなものへと調えていくことを目指して参ります。
是非、これを機会に仏教の実践へと向けてのきっかけとして頂けましたら有り難くに存じます。
川口英俊 合掌