小田原市問題。なにが問題か?
例の「生活保護、なめんな」問題。私はウィットに跳んでいてなにも悪くないのでは?と思うんです。
そもそも、この問題は「生活保護を不正需給している市民に対する注意喚起」方法を、敢えて英語で分かりにくく表現しているだけであり、とかく杓子定規的な優等生表現しかできない地方自治体にしては、個人的には大いに気に入って、思わず座布団を100枚位差し上げたい気持ちなんです。
日本人に圧倒的に足りないのは、こうしたニクい表現を楽しめない「心の余裕」がないことであり、妙な「ことなかれ主義」に固執し、それがたとえ大きく迂回するような表現であっても「生活保護、全てが悪い」と勘違いしてしまう早とちりを生んでしまうことは、非常に残念なのです。
万人には解らずとも、一部の博学が解ってニヤリとする。そして、そのセンスを評価して楽しむような心の余裕を持つ。残念ながら、このニュースにはこういった考えを示すと異端児扱いされ、全てがごちゃ混ぜになって本来の目的が抹殺されてしまう。
なによりも、このジャンパー発案者のセンスは素晴らしく、民間のクリエイター集団はこぞって彼らをスカウトすべきでしょう。実際、不正需給の市民から暴力を受けたこともあるとか。そういった恨みがあったにせよ、私はジャンパー発案者を悪く思えないのです。むしろ民間人の私でも、一着欲しいくらいです。
45歳。独身。兄弟なし。A型。180cm。結婚願望豊富。配送ドライバー。BMI=26? 好きな言葉「勝者の美酒は敗者の涙」 好きな歌手「奥村愛子」 尊敬する人物「お笑い芸人全員」 一日も早く幸せな結婚のために日々、精進。全ての女性は天使である。全ての男性は産業廃棄物である。
腰痛、貧困、低収入、父との確執など
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「注意喚起」になりますか?
あなたは件のジャンパーについて「あくまで不正受給に対して注意喚起するためのもの」であり、それをニヤリとできるセンスで実現したことに「イイネ!」と思い、こういうやりかたを「心の余裕を持って楽しめるようになるべき」とお考えなんですね。それ自体はあなたの自由だと思います。
ただ、今回の件に限らず、あなたがセンスがある!と思うのと「市職員の仕事として適切だったのか」という議論は全く関係のないことではないでしょうか。
今回の件では、そもそも本当に「注意喚起」が目的ならば「一部の博学だけが解ってニヤリとする」ようなセンスで作成しても意味が無いのでは?と思うのです。注意喚起という目的が果たされないではないですか。万人誰でも見て分かる形で、ニヤリと笑うよりも真剣に「そうだよなあ…」と考えさせるのが本当の「注意喚起」だと思うのですが。
加えるならば、小田原市はホームページでの生活保護の説明にも疑問視されています。「不正受給への注意喚起」だけでなく、そもそも本当に保護を必要としている人にも受けさせたくないという意図があったのでは、と言われています。今回の件で指摘を受けてホームページでの説明を変更したほどですから。
不正受給は私もよくないことだと思いますが、実際は生活保護受給者の1%未満だと言われており、また、不正発覚後のペナルティ的なものも既にあるわけですから、これに関しては現場の人々が粛々と対応していくしかないのではと思います。
あのジャンパーやシャツは、パッと見では確かに何書いてるかわからなくて、だから威圧感とかも無いと思うのですが、逆にパッと見で何書いてるかわからないせいで「何の注意喚起にもなってない」としか思えず、そんなものを自費で作ってもあまり意味がなかったんじゃないかなあ、という感じがします。「センス」を発揮するのは、まず目的と手段がしっかりしている上でその2点がブレない範囲でやるべきなんでしょうね。
無知、プライドのなさ
小田原市役所の問題は、
地方自治の現場職員が「社会保障」「社会福祉」の何たるかを知らず、
自分たちの無知・無学をよそにちっぽけなプライドのために犯した出来事。
と私は考えるのですが、貴方はとにかくワイドショーか何かで閃いて「ニヤリ」としているのですね。
私にはよく理解できませんでしたが、その閃きのご質問から、「お釈迦さまの掌の孫悟空」の逸話を思い出しました。
私たちは誰しも「井の中の蛙」です。それでもカエルは「空の深さを知る」というのですが、「大海を知らず」に浅はかな考えで仕事をしていた市職員だって、今回の一件で退職を余儀なくされ、収入の道が断たれて生活保護を受給することになるかもしれません。
という想像のほうが、かなりウィットに富んでいると思いませんか。
少なくとも私は博識にほど遠く、万人のひとりでしかないものですから。
注意喚起では無いと思いますよ
私がテレビで見た限りでは、あれは注意喚起のためでは無く、職員の意気を高めるために作ったとのことです。
度々受給者から暴力を振るわれ、職員は意気消沈して、ただ任期が過ぎて転属するのを待つのがそれまでの習慣でしたが、市民の為にもっと頑張ろうという思いで作ったようですよ。
共通のデザインの服を着て一致団結を図る為です。
役所の他の部署からも可哀想な目で見られることに我慢できなかったとも言ってたと思います。
もっと自分たちの仕事に自信を持ちたかった、堂々と仕事をしたかったとも。
デザインは少し問題ありましたが、その気持ち、チームワークで頑張ろうという気持ちは評価していいと思いますね。