精神疾患の弟
今回相談させていただきたいのは、私の弟のことです。
高校生の頃から人間不信でひきこもり、なんとか卒業はできましたが、それ以降はニート。部屋でパソコンばかりやっています。
病院では鬱と診断されていました。
バイトをしても、気にくわないことがあるとすぐに辞めての繰り返し。今は青少年の支援をしている団体の職場で週3.4回、1日5時間程度のバイトにいっていますが、そこはなんとか続いていますが、辞めたいということもあります。辞めても何も出来ないからしょうがなく行っているという感じです。
弟はもう27歳になります。
この歳まで、社会人として仕事をしたことがなく、資格もなにもない。その上ひきこもっていた事実を知った上で正社員として雇ってくれる会社があるとは思えません。
病気になる前から気難しい性格で、根暗で、自分の思い通りにならないのは、自分ではなく周りが悪いという考えです。
理不尽なことは受け入れられない性格です。ですが、社会に出れば理不尽なことだらけのように思います。自分の責任でなくても、謝ることが必要な場面もある。間違った意見をいう上司の言うことを聞かないといけない場面もあるでしょう。でもそれがどうしてもできないと言っています。
私は親に突き放すことも大切だと言っていますが、親は病気のことが気がかりで、突き放せないと過保護です。その気持ちもわかりますが、それではいつまでたっても弟は親のスネをかじって生きていくのではないか、と心配なのです。
そんな弟に私はどんな言葉をかけたらよいのでしょうか。どうしたら弟は少しずつでも社会で自立できるようになるのでしょうか。
長々とわかりづらい文章ですいませんが、お言葉頂戴できたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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アドバイスはいりません。ただ今の姿を認めてあげること
ぷー様へ
こんにちは。拝見させていただきました。
精神疾患をお持ちの弟さんの事でのご相談ですね。こんなに心配してくださる姉がいるなんて幸せ者な弟さんだと思います。
まずいきなり嫌な言い方になってしまうかもしれませんが、他人の事は変えられません。特に家族の問題は家族で解決するのは非常に難しいです。なぜなら当事者(弟さん)以外の家族は、当事者(弟さん)だけが問題で、それさえ解決すればと考えているからです。家族の問題は家族によって作られます。ですから外から見れば全員が当事者なのです。その結果の症状が弟さんに出てきたというわけです。
弟さんの問題ももちろんあるわけですが、問題を「問題化」しているということもあります。それはぷーさん自身の「罪悪感」ではないでしょうか。勘違いでしたらごめんなさい。好きにしろと突き放すことに対する罪悪感。見捨てることへの罪悪感です。
偏見で話しますが、弟さんは親御さんに生きがいを与えているとも見ることが出来ます。親の手を離れることが良いこととも限りません。案外愚痴を言いながらでも幸せにやっているなんてこともあるのです。もちろんそういう感覚さえ麻痺してしまうこともありえます。
これもものすごく嫌な言い方ですが、何かしてあげるの背景には「人を変えられる」という傲慢さが隠れているのです。心配しているのか、「自分の思い通りにさせようとしているのか」です。これは私にもあります。僧侶としていつも自問する所です。結局他人に出来ることと言えば自分自身がニコニコ機嫌良くいてあげる事くらいです。それすらも難しいのです。多くの人は自分の機嫌を人にとってもらおうとするからです。
その上でもし何かするとすれば「認めてあげる」ことです。「頑張ったねぇ」と。特に男性には今までの歩みを認めること。「認めることは居場所を作る事」です。居場所が出来ると「考える」ことが出来ます。他人は私たちの期待に添うために生まれてきたのではなく、その人自身の命をまっとうするために生まれてきたのですから。愚痴りたくなったらまた投稿してくださいね。応援しております。合掌
出発点に立つ
思い通りにならないことを、「苦」といいます。
それを周りのせいにしてしまっているとしたら、まずその間違いに気付かせることが必要ですね。そこが一番です。
思い通りにならないこの人生を、「思い通りにしたい!」と自分の思いを通そうとしてしまう。思いを中心に世界を見てしまう。この認識の間違いから苦しみが生まれます。
自分の考え方、物の見方にはどうも問題があって、それをどうにか変えていきたい!という…そこが出発点だと思うので、そこに立ってもらうにはどうしたらよいか?だと思いますが。多少突き放すようなことをしてもよいのかなとも思います。自発性を促すために。
弟さんの状況が変われば、また対応も変わってくると思います。
質問者からのお礼
お返事、ありがとうございます。
そうですね、まずそこをわからないと変わらないですね。
何度かその間違いを指摘したこともあるのですが、なんで苦しい思いをして生きていかないとだめなのか。別に生まれたくて生まれたわけじゃないのに。など親を悲しませるようなことばかり言うのです。
またいつかゆっくり話し合いをしてみようとおもいます。