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とらわれているのでしょうか

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正社員として働いていた時の残業時間が月60時間を超えていた頃、帰宅が夜10時を過ぎる事がよくありました。その際ご近所の方に夜10時までなんて働くはずがない、不倫している、と噂をたてられ、今では村八分にされています。家族や友人達は私の無実を信じてくれていますが、心無い中傷に外出もままなりません。福祉施設の総務として利用者様のお役に立っているつもりで真面目に働いてきたのにこのような目にあい、自分の生き方が間違っていたのかと落ち込んでいます。内向的な性格で、夫以外の方とはお付き合いもしたことがありません。周りの方々にそれなりに感謝してきたつもりです。私が思い上がっていたのでしょうか。そのご近所の方には欠かさず挨拶をし、時にはおすそ分けもしていました。それだけにショックを受けています。

私が落ち込んでいるのは名誉欲にとらわれているからなのでしょうか。これからどのような心持で生きていけはよいのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今は少し力抜きましょうよ…

 同じ千葉県在住ですが、今でも『村八分』なんてあるんでしょうか?
 そしてそういった状態ですと、本当に大変ですね…。
 でも、考え方によってはご近所とのお付き合いは無くても別に良いんじゃないか、特にそのことで困ることがなければ放っておいて良いんじゃないかと思いますが如何でしょうか。
 あなたは旦那様やご家族以外にご近所の方と仲良くしていきたいのでしょうか。いや、仲良くしなくてはいけないという強い思いをお持ちではありませんでしょうか。
 やってもいない不倫の噂を立てた張本人とも仲良くしなくてはいけない…そういう自らの思いに縛られているのではありませんか。
 そうしますと、問題はご近所のお方々ではなくて、あなた御自身の思い(考え方)そのものにあるのではないでしょうか。
 仏教では「我が思い」(…これを煩悩と見ます)を離れることを説きます。
 我が思い(…ご近所と仲良くしなくては…イヤなご近所と…仲良く出来ないのは私が悪いんだ…)を離れたところに安らぎが、本当の人生が生まれます。
 「じゃあ、ご近所関係はどうするの?」というあなたに「どうにもならないよ。別に何も変わらないよ。いえ、全ては移り変わっていくよ」と教えて下さるのが御仏です。
 あなたをずっと支え続けるとおっしゃるお方が、ご家族以外にも存在していた。それこそが仏様であると頂いて下さい。
 その全ては今現に悩めるあなたのための仏のおはたらきなのです。
 どうか「力」抜いて下さい…我執煩悩を少しだけ解いて、そこから少しだけ離れて下さい…。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

弘教寺 小林 覚城 様
お忙しいところ早速のご回答ありがとうございます。ご回答を拝見し、自らの煩悩から離れてみるよう努力してみようと思います。さらに自分の中にあるもう一つの煩悩に気づきました。私は他人から「善い人」と思われたいのだ、と。煩悩からしばし離れて、今近くにいらっしゃる仏様に感謝して生きていきます。ありがとうございました。

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