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彼女の処女への憧れが捨てられません…

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2回目の質問になります。
以前は「彼女の男性経験」が気になってしまう…という内容で質問させて頂きました。
ご回答いただきましたお坊さま、本当にありがとうございました。

彼女とは付き合ってもうすぐ半年です。6歳上の女性です。
僕にとって今の彼女は初めてお付き合いした人で、一方彼女には男性経験があります。

不安から、彼女の過去について聞いてしまってからというもの、彼女と過去の男性が身体を重ねている妄想に苦しめられるようになってしまいました。

特に、初めて同士だったという高校時代の男性のことをとても羨ましく思ってしまいます。

自分も高校時代に経験したかった、という後悔と、彼女の初めてになれなかった劣等感にとても苦しめられています…

女性は最初より最後が大事と聞きますが、それでも彼女の初めてへの憧れが捨てきれません。
彼女が他の男性と経験があることがつらいです。

あなたが一番、と彼女に言われても誰かと比べられているだけで複雑な気持ちになってしまいます。

彼女の男性経験を受け入れ、「いま」を幸せに過ごせるようになりたいと心から思っています…

どうか、前向きになれるよう、憧れを捨てられるような考え方やアドバイス等いただけましたら幸いです。

ご回答、お待ちしております…。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

欲望を捨てて

拝読させて頂きました。あなたのお気持ちよくわかります。好きな人の過去を考えるとそのような感情が沸き起こることはありますでしょうね。
私も以前そう思いました。
ただその気持ちは自分の我欲であり独占欲に支配されるようなものです。
その欲望は己れの心を支配して誠実な人への想いを捻じ曲げてしまいます。同時に自分自身を苦しめる根源であり、相手の方の人としての人格や尊厳をも傷つけてしまうことになります。

しばらくよくよく冷静にお考えなさってくださいね。

あなたにとって大切な思いやその方の存在をゆっくりと見つめ直してくださいね。

あなたがその欲望から離れてその方を素直なお気持ちでお付き合いなさり共に思いやりながら仲良くお健やかな幸せな毎日を過ごして頂きますようにお祈り申し上げます。

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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「不一不異」

あき様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

過去の貴方も彼女も、今の貴方と彼女とは、「不一不異」であると仏教的には申します。

簡単には、同じでは無いのだけれども、かといって異なっているというわけでもない、ということになります。

難しいことですが、連続しているものにも、「実体が無い」、「空である」ということを示す言葉となります。

しかし、彼女の過去の男との恋愛、性行為も、実体としてのものでは無いにも拘わらず、そこを実体視してしまっていることにより、苦しんでおられるのではないだろうかと存じます。

そこで、受け入れていくための考え方の一つとして、今の彼女の存在があるのは、過去の因縁(原因と条件)によるということでもあり、それら彼女が存在している過去の因縁も含めての今の彼女を受け入れていくことが必要になるのではないだろうかと存じます。

もちろん、今の彼女にも実体は無く、因縁によって存在しており、その因縁の流れにおいて、貴方が、これからの彼女の幸せに寄与していけるかどうかが、誠に大切となって参ります。

また、難しいかもしれませんが、こう考えるのもどうでしょうか。貴方も、そして彼女も、遥か昔から何度も輪廻している中で、数えきれないくらいに性行為をしてきているものであると考えられます。そうすると、自分も他の事は言えないし、彼女のことも受け入れないといけないと思えるのではないだろうかと存じます。

まあ、あまりにもそのことに囚われ過ぎずに、双方が幸せになれるための、これからの因縁にできるだけ努めて参りたいものでございます。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。
今日に至るまで、いただいたお言葉を参考にさせていただきながら、自分なりに努力しております。

しかしながらすぐに楽になる…ということはなく、悩みと向き合う毎日を送っております。

またこちらでお世話になると思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

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