遺言書
今年、実家の父が90歳で老衰(肺炎)で亡くなりました。大往生だと思います。
父は遺言書をのこしていました。母、姉に対してはわかりやすくはっきりした内容でした。しかし私の部分に関しては条件付きの物凄く理解しにくい内容でした。怒りすら感じました。やっぱり、父には私に対する愛情は1ミリもなかったのだと痛感しました。
なるべく感情的にならないように受けとめて処理できるようにと思い、私は知り合いの弁護士に依頼しました。知り合いという事もあり良心的な対応をしてくださいます。
毎日の生活の中で、父の遺言書の事は考えないようにしようと心がけてはいるのですが、やはりふとした時に悲しみと怒りが混ざったような何とも言えない気持ちとともに遺言書の内容を思い出してしまいます。
とても苦しいです。苦しすぎて涙もでません。
虐待加害者の気持ちをかえる事は素人にはできません。なので、父がまだ元気だった頃、専門機関のカウンセラーの予約をとって父に行くように勧めましたが、ドタキャンされてしまいました。
今のこの苦しい気持ちをどのように収めればよいか、、どうか教えてくださいませ。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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文字は意味を考えなければ、ただの白と黒
どのようなことが書かれていたのかは分かりませんが、あなたのことについて書かれていたということは、気にかけていたことは間違えないですよね。本当に気にかけていなかったら、何にもあなたに触れないでしょう。
亡くなってしまった今、本心を聞くことはできません。そしてその遺言に描かれた内容を、読み手が推測して腹を立てることは、なんとも言えない話です。
ネガティブに捉えたら問題になります。
ただ、白と黒に塗り分けた紙切れであることだけは事実です。後は事実と言えることは何もない。記憶と憶測でしかない。そのあやふやなことをこねくり回すのはやめましょう。
考えるだけ意味がない。あなたが今生きていることが全てです。そしてあなたが幸せに生きることが、お父様の供養にもなります。
悪く言わず良くも言わず、あなたがただ、幸せになってください。そんな時ふと、心の底からお父様を赦せるときが来るかもしれません。
質問者からのお礼
円通寺 邦元様
早速のご回答どうもありがとうございます。
悪く言わず良くも言わず、私がただ幸せになる。感覚的に心の持ちようが理解できました。
邦元様をはじめハスノハのお坊様方にはいつも大変お世話になっております。ここ一週間、質問をしようかどうか迷い、33秒法話等を読んでおりました。
今回も質問してすっきり致しました。どうもありがとうございます。