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仏になって(?)戻ってきた婆ちゃんに、暴言を吐きました

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有り難し有り難し 5

 いつもお世話になっております。
 お盆の中日ですね。墓参り、行ってきました。
              *
 プロフにもあるとおり、私の家は崩壊していました。
 婆ちゃん(養母)も爺ちゃん(養父)も浄土宗を篤く信じ、念仏を称えていました。爺ちゃんに至っては、幼い私への夜のおとぎ話が阿弥陀経の解説。「極楽はいいぞぉ~」って。
              *
 お盆が始まり、迎え火代わりの線香を焚いて夕食を食べた後、私はとんでもない行動に出ます。
 位牌をライターで根性焼きして投げ、「優生主義者!あんたなんか親だと思いたくない、あんなみたいな危ない人、親じゃない!!」 と叫びました。
 そして今まで私に「禁止」していた事ができるようになりとても充実していることを皮肉たっぷりに叫び、「くそばばあ、あんたなんか畜生道に行けばよかったのよ!」とまで言ってしまいました。
               *
 浄土宗の教えと照らして考えると、もう祖母は極楽で不退転の地位を与えられている、もしくはすでに如来になっている筈です。
 もう、あの恐ろしい魔女ではないはずなのに。後悔してます。
 今日は中日なので、明日には帰ってしまいます。
               *
 私、どうすればいいですか?教えてください、お願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

念仏をお唱えください。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…
5分でも10分でも構いません。
小さな声で構いません。
お爺ちゃんとお婆ちゃんにあなたの念仏の声を聞かせてあげてください。

追記
食前の念仏はこれから頂く命に感謝する為ですから、それとは別にお位牌に向かって念仏しましょうね。
念仏にはいろんな意味がありますね。その中には懺悔の意味もあります。今までのあなたの悪業が念仏によって消えていくのです。
また念仏には願いの意味もあります。お爺ちゃんやお婆ちゃんに極楽浄土で生前の悪業を反省し、仏法を学び、仏への道を歩んでくださいねと願いましょう。

ところで、迎え火や送り火の行事は仏教が日本に伝わる以前からあった風習と言われています。その頃は、亡くなった人の霊は山や海に帰ると言われていました。そして今の時期に家に来て、しばらく滞在してまた山や海に帰るそうです。その風習が仏教が伝わって来た後も仏教と結びついて今に伝わっているのです。
浄土宗の場合は山や海が極楽浄土に置き換わりました。極楽浄土から家に来て、また極楽浄土に帰っていく、となったのですね。
極楽浄土で修行しているお爺ちゃんとお婆ちゃんは六神通によって、いつでもあなたの声を聞くことができます。あなたの姿を見ることができます。あなたに会いに来ることができます。
ですから今日でお別れではないのですよ。

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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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質問者からのお礼

【聖章 先生】
 ご回答ありがとうございます。とりあえず、日課の食前十念を聞かせました。

【追礼】
 すみません、六神通の存在すっかり忘れてました。
 今帰ってきて、すぐにお勤めをしました。浄土宗勤行式の偈頌(懺悔文など)を挟み、
阿弥陀様と位牌に向かってそれぞれ十篇のお念仏をお称えさせていただきました。
 婆ちゃんは今、どんな気持ちでいるのかなぁ。

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