hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

知的・発達障害の方に暴言を吐かれました

回答数回答 2
有り難し有り難し 15

 「つぶやき」にも書いた為、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、怖かった体験談を書かせていただきます。
 私は今日、バスに乗っていました。バスの前の方の、1人用の席に座っていました。すると、停留所で1人の男性が立っておりました。その男性は、見た目や身振りからすると知的もしくは発達障害を持った方のように見えました。そして、男性はバスに乗ったのですが、その後すぐに、私の腕を叩いてきました。そこまで強くはなかったものの、私はとても驚きました。そして、私はイヤホンをしていた為、よく聞こえなかったのですが、男性は何やら呟いていました。
 怖くなったものの、すぐに私の目的地に着いたのでイヤホンを取り、バスを降りました。すると、男性は「バスに乗るな、馬鹿たれ」とわざわざ席を立ってまで、暴言を吐いてきました。怒られた理由は分かりません。しかし、思い当たる節と言えば、男性と少し目が合った事ぐらいです。また考察ですが、私の座っていた席にこだわりがあった事かもしれません。原因はともあれ、過去に私は、同じく障害を持った方に、暴言や叩かれるなどといった経験があり、少しトラウマになっていました。また、本当は良くないのですが、これがきっかけで知的・発達障害を持った方に嫌悪感を抱いてしまうようにもなりました。全員が悪い人ばかりではないことは、分かります。しかし、先ほどの嫌悪感が消えず、ずっとモヤモヤしています。この嫌悪感を消すには、どうすれば良いでしょうか。

2023年9月14日 21:49

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

この世を過ごすすべ

 こんばんは。それはさぞかし驚かれた事でしょう。日常的にあることではありませんものね。
 私はそのシーンを見ていたわけではありませんので、あなたの書き込みを読んでのみお伝えしますが、「自分の行動を制限しきれない人もいる」という世の中の実情を知った、ということですね。そういう人も含めての、この世だと。
 目が合った、とのことですが、勿論あなたに悪意があったとも思いませんし、だからといって毅然と「やめてください!」と反論しても、たぶん良い結果には繋がらなかったでしょう。つまり、あなたの対応もうなづけるものです。
 では、そういう人は街に出さずにどこかへ閉じ込めておくべきか?それもまた是とはできない事でしょう。
 できることは、せめて「そういう人に近づかない、離れる」ではないでしょうか。もし私がそのバスに乗り合わせたとして、あなたがそそくさと席を立っても、あなたを失礼と感じたり咎めることはないでしょう。
 問題はあなたの中にあるモヤモヤです。それは、心を他のことで満たしていくより離れる術はないと思います。或いは「イヤホンをしていると、すぐにそういう状況に気づかないかも知れないから、バスの中では外しておこう」位はできるかも知れません。
 モヤモヤを解決するのは、第一に何か行動をすることですが、それを選択しないなら、別のことに心を向ける。「気をつけていたら巻き込まれずに済んだ」という経験を重ねるか、「あーびっくりした。でも怪我もせずによかったわ。あの人は自分の感情を抑えきれないみたいだから、大変ね。辛いでしょうね。」と思ってあげるよりありません。

2023年9月14日 22:32
{{count}}
有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
このお坊さんを応援する

お気持ち、お察しします。共感します。

ハル様、こんばんは。
モヤモヤすることがあったのですね。
今はそのモヤモヤを具体的に表現できないのかも知れませんね。もし、参考になったら良いなと思いまして、私の過去の体験談を書かせてください。

かなり前ですが、私はPMSでうつっぽくなり頭痛、肩こりで仕事をお休みしたんです。それで、早く良くなりたい一心から鍼灸整骨院に行きました。私が症状と仕事を休んだことを話した途端、施術が始まり「アンタなんか駄目、アンタなんか駄目……」と1時間ずっと言われ続けられました。
私は途中から涙が止まらなくなりました。逃げ出すこともできませんでした。支払いをし、土砂降りの雨の中を泣きながら帰りました。それから私は恐怖に襲われて外出が出来なくなりました。
ある所に通報しましたが、私が我慢するように言われてしまい。Facebookに非公開で書いたら同級生から「他の患者さんのためにお前がなんとかしろ」等、さらにさらに悪循環となりました。
結局、私はその時、我慢を選択しました。
ですが次に同じようなことが起きたり、泣き寝入りはしたくないので、自分を守る方法として色んな心理療法を学び体験しました。
それからといったら不自然かも知れませんが、トラブルやアクシデントはぐんと減っていきました。
私は施術者がなぜ「アンタなんか駄目」とブツブツ言いながらしたのかを心理学から考察できるようになりました。
知的障がいや健康な方も究極は同じではないかと考えるに至りました。
勿論、叩いたり威圧したり暴言はあってはならないことです。ある精神科医はサイコロの6が3回以上連続で出ることもある、と言われてなるほどなぁと思いました。
偶々、偶然、滅多にない交通事故のようなことなんだろうと思います。

ハルさんの理不尽な体験は「なんで私がこんな目に!」という怒りや
「仕事でもクタクタなのになんで!ツイてない」と悲しみ、或いは私と同じような身動きが咄嗟に取れなかった恐怖etc…。その全部、それ以上なのか。
今は「モヤモヤ」という抽象的な表現かも知れません。
ただ、どうか、障がいのある方を一括りにしないでくださいね、健康な方にも色んな人がいるように。

問題は適切に自分の身を守ること、距離感が大切です。
ハルさんのモヤモヤが具体的な言葉になり感情表現になり、
スッキリすることを念じています。
一日も早く忘れられますように。

2023年9月15日 2:12
{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして、薫衣(くのえ)きみこと申します。 私は、これまで心理...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

励ましのお言葉をありがとうございました、自分の考えを改めてみます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ