ご相談読ませていただきました。
今までのご相談も色々と読ませていただきました。

少し厳しい内容になるかもしれません。
そういう話なら聞きたくないと思えば、今は続きは見なくてもいいです。
もし気持ちに余裕のあるときに、聞くだけ聞いてやろうかなとでも思えば見てください。

私が勝手に想像するところでは、はるかさんはその子をどこか見下しています。
「なんであの子が」とか「あの子より私の方が」とか。
そう思ったことはないですか？

人は、人を比較し、嫉妬し、羨みます。
それは恐らく完全には無くせないし、でもその気持ちが向上心に繋がることもありますから、「いいなぁ」とか「負けたくない」とか、その気持ちは、無くさずに大切にして欲しいと思います。

ただ、難しいかもしれませんが、深呼吸でもして、冷静に比較してみてください。
落ち着いて向き合えないなら、いっそ今は向き合わなくてもいいです。
はるかさんはまだお若い。少しずつ、自分のできること、できないことが判断できるようになります。

嫉妬と憧れは似て非なるものですが、たとえば、アイドルやオリンピック選手に嫉妬したことがありますか？
届かないような相手であれば、素直にその人の凄さを認められるはずです。
でも距離的に、あるいは立場的に、近い人には「私の方が」と、そう思うこともあります。

思ってもいいです。ですが、なんだかよくわからないままに「私の方が」とは思わない方がいいです。
「この部分なら私の方が」と思える何かを、自分の心の中につくってください。
なんとはなしに「私の方が」と思いながら、「やっぱりあの子の方が」という部分をうっかり見つけてしまうと、見下しながら認めざるを得ないという、かなりのストレスになります。

性格だったり容姿だったり環境だったり、比べようと思えば色んなことが比べられますが、比べるなら小分けにして、「これはあの子には敵わない。でもこっちはあの子には負けない」と、そう考えてみてください。
そういうものがあれば、あの子が楽しそうとか、そんなの知ったこっちゃないです。

その子に何か伝える必要も見せつける必要もありません。
はるかさんが楽しいこと、はるかさんが嬉しいこと。それを見つけてください。
あなたの気持ちを変えるのは、誰が何したどうしたではなく、あなたがどうするかです。

sramana kaden

天台宗寺院の住職をしております。 占い師さんや西洋思想の方面にも知り合い...

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