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カルト宗教と決別できない夫

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有り難し有り難し 23

1年前に結婚しました
義母が宗教(夫が言うにはカルト)の熱心な信者で、夫は生まれた時から信者として育てられ、集会や布教活動に参加し、一般的な年中行事(正月、誕生日、クリスマスなど)には一切参加することを許されない環境下に育ったようです
8年ほど前に宗教活動と仕事が両立できず体調を崩したことを理由に、宗教を辞める決意をした際、自己喪失感、自分が無駄にした時間などに悩み、克服するのに時間がかかったと言っています

私と結婚する際には、一切の宗教団体との関りは持たない、二度と戻らないと言っていました
しかし、宗教を辞めた人との交流には積極的です
ネットの掲示板(元信者、これから辞めたい信者)を毎日チェックし、年に数回オフ会に参加します
初対面の人が半数以上いる中で、自分が今現在どういう生活をしているか、どのような環境で育ったか、団体を辞めた理由と経緯、団体への批判などを語らうそうです

結婚前に数名、元信者の友人を紹介をされましたが、その人たちとの交流については何とも思いません
ただ、同じ悩みを持つとはいえ、見ず知らずの元信者と積極的に関りを持って欲しくないという気持ちがあります
今は、夫が宗教を批判する会という宗教に参加しているかのように見えて仕方ありません
オフ会に参加している女性からも打合せのメールが来るようになり、不愉快な気持ちを隠せなくなってしまい、一度「昔からのお付き合いのある人とならわかるが、新規の知り合いを増やす必要なないのでは?」と言ってみたことはあります
しかし、別に増やすつもりはないから、いいでしょと言われました

私にはわからな世界という疎外感、女性が多いとのことで嫉妬する気持ち、夫がその世界に浸かってしまうかもという不安が増しています
どのように過ごすのがよろしいでしょうか


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

縁はしっかりと区切りをつけて

拝読させて頂きました。
あなたのおっしゃる通りかと思います。
過去がもう帰ってきませんし、決別したのであればこだわることはもう止めにしなければ決別したことにはなりません。
過去の恨みや憎しみをあげつらっていくならば何らそこには未来がありません。
苦しむだけです。

もしかしたら被害者の会のような裁判沙汰の件もあるのかとは思いますが最終的には金銭的な損害賠償請求しかありません。ですから人の生きる道としては不毛です。

そのご縁はしっかりと区切りをつけて本当に自分のこれからの未来に真摯に向き合うことが大切です。あなたもこれから共に生きて行かれるでしょうからあなた自身も怒りや嫉妬や恨みの心を捨て去って頂いて、これからのお二人の人生の道共に幸せになる道を歩んで行ってくださいね。

お二人の未来を心よりお祈り申し上げます。

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質問者からのお礼

気持ちの整理をつけるのに時間がかかりそうです
夫の問題は夫の問題と割り切って、自分にできることをやっていこうと思います
ありがとうございました

願誉浄史 様
1番の理解者になりたかったのに、なれなかった心の狭さを実感しております
趣味と思うには時間がかかりそうです
回答ありがとうございました

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