還暦のお祝いについて
風習について親戚に指摘され、悩んでいるので教えて頂きたいです。
今年60になる父の還暦があり、当然のようにお祝いをしようと思っていたのですが、ある親戚から私が厄年であるためお祝いは控えるように言われました。
実は以前も、母が還暦の時、同時に義母も還暦でお祝いをしようと思いましたら、その親戚から「勝ち負け」が起きるから、どちらか一方のみお祝いして、もう一方はお祝いしてはいけないと言われました。
「不幸になる」や「早死にする」など不吉な言葉を言われて、気にしないようにしたくても、一度それを言われてしまった手前、やはりお祝いし辛くなってしまい、義母の還暦はお祝い出来ませんでした。
正直、風習などにはあまり詳しくありませんが、その親戚は何かあるごとに「不幸になる」などの言葉を使います。
純粋にお祝いをしたい気持ちを、踏み躙られたようでとても悲しいです。
今年は父の還暦、たった一度の行事なのに、なぜそれをお祝いしてはいけないのか理解できません。
実際、宗教上の理由などで、そのような風習は存在するのでしょうか?
また、お祝いの気持ちを蔑ろにされ、どのような心持ちで還暦の日を迎えれば良いのでしょうか。
回答いただけたら嬉しいです。
よろしくお願い致します。
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盛大にお祝いしましょう
こんにちは
セクハラ・パワハラ・モラハラ、などという言葉が少し前から使われるようになりましたが、その親戚の方のような行為を「スピリチュアル・ハラスメント(スピハラ)」(霊的な価値観を人に押しつけようとする迷惑行為)というそうです。ご質問にあるような話は今まで聞いたことがありませんし、迷惑行為ですので、気にしないようにしましょう。
さて、還暦とは「暦が還る」と書きます。
お正月に年賀状をやりとりしますが、年賀状にその歳の干支(えと)の動物の絵を描いたりしますね。ちなみに今年(令和5年、2023)は「卯年(うどし。うさぎどし)」でした。さらに「癸」を付けて「癸卯(みずのとう)」と書いたりします。
この干支は、十干(じっかん)(甲乙丙丁戊己庚辛壬葵)と一二支(じゅうにし)(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)を組み合わせたもので、全部で60パターンあります。60才で「還暦」というのは、生まれたときの干支と初めて一緒になるからです。詳しくはこちら→ http://www.holyji.com/kosin.html
このお祝いに「勝ち負け」や不幸や早死、厄年との関係などは全くありません。全くもってナンセンスです。
是非盛大にお祝いしましょう。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
ずっと悩んでいたので、心から安心しました。おめでとうの気持ちを大切に、盛大にお祝いしたいと思います。本当にありがとうございました。